子どもの頃に読んだ、那須正幹著
『それいけズッコケ三人組』。僕が読んだのは、シリーズの1作目だけで、その後50作も出ていたとは知りませんでした。
で、昨日BOOKOFFで見つけたのが、タイトルの
『ズッコケ中年三人組』。当時自分と同じ小学生だったハチベエ、ハカセ、モーちゃんの28年後、40歳になろうとしている彼らを描いた作品です。ハチベエは実家の八百屋をコンビニに変えたしがない店長、ハカセは指導力不足の教師、モーちゃんは勤めていた会社が倒産し、レンタルビデオ屋でアルバイトしています。みんなそれぞれ家庭や仕事に問題を抱えています。
ストーリーは、過去のシリーズに出てきた怪盗Xと対決するというお話ですが、面白いのは、ハチベエがスナックのママを誘ったりと「大人」のエピソード満載で、ジュブナイル小説の主人公でも大人になれば現実はこういうもんだろうな、と苦笑。