三日坊主の日記

日々のできごとを綴る

学力差のあるクラスでの指導

2012年06月11日 14時03分40秒 | Weblog
再受講クラスなど、ほとんどの学生が英語を苦手としていて、
英語力が軒並み低いクラスはある意味指導しやすい。
しかし、習熟度別にクラス編成をしていない通常の英語クラスは、
それなりの受験勉強を経験してある程度の英語力を
身に付けた学生と、専門高校で英語をほとんど学習せず、
受験でも英語を選択していない学生とが混在していると、
英語力の差に大きな開きがあって、なかなか指導が難しい。
英語力のある学生に合わせると、ついてこれなくなる学生が必ず出てくるし、
英語のできない学生に合わせると、できる学生が退屈する。
教科書の選択も難しいところだが、これは高等学校の基本文法項目と
リーディングを組み合わせたもので、なんとかやっている。
問題は評価方法だ。期末試験の比重を多くすれば、
できない学生はほとんど不合格になってしまう。
どんなに試験を易しくしてもだ。そうすると、授業への出席、
課題の提出などの平常点を重視せざるを得ない。
僕のクラスの場合、ボーナス課題というのを課している。
この課題を提出すれば、成績に加点するというもので、
課題自体、学生自身の裁量に任せている。単語を覚えるのが苦手な学生は、
繰り返し単語を書いたのを提出してもかまわないし、
英検を受験しようと思っている学生は、その問題集をやってもかまわない。
こうすれば、学生一人一人の
英語力に応じて、自分が必要と思うことができる。ただし、
いいかげんなやり方をしてもらっては困るので、
誤字や脱字は必ず減点の対象としている。


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