三日坊主の日記

日々のできごとを綴る

来年度の授業計画覚書~基礎演習

2008年03月29日 15時47分46秒 | Weblog
この手の授業はこれまでも担当してきた。「日本語表現」という科目名でレポートの書き方を教えたり。
1年生対象のこの授業では、単にレポートの書き方(事実と意見の区別、パラグラフの構成など)といったことに留まらず、包括的なことを教えることになる。
すなわち、学習技術(スタディ・スキル)を身につけさせるための授業。

用いる教科書は、
「大学生からのスタディ・スキルズ 知へのステップ 改訂版」 (くろしお出版)

学習技術とは、大学で学ぶために必要な技術-「聴く・読む・書く・調べる・整理する・まとめる・表現する・伝える・考える」のことと、この本の前書きにある。
レポートの書き方だけではなく、講義におけるノートの取り方、文献の調べ方、
プレゼンの仕方など、大学における学習方法のありかたをこの授業で教えるわけだ。

僕が大学生の頃はこういう授業はなかった。
20数年前の大学生だからって、入学する時点からこういう技術が身についていた
わけではない。僕自身大学の授業・講義を右も左も分からぬまま聴いていたように思う。
もちろん、初等・中等教育段階で上記のような技術は(全てではないにしても)修得
されるべきものかもしれないが、大学でこのような科目を設置することは有意義であると思う。