三日坊主の日記

日々のできごとを綴る

来年度の授業計画覚書~言語学

2008年03月27日 15時09分31秒 | Weblog
例年教えている言語学だが、来年度の受講者数はどのくらいなのか検討がつかない。
評価方法は、毎週の課題(13回提出)50%と期末試験50%。
期末試験は授業中に扱った項目から客観式試験(短答形式、多肢選択など)
ほとんど1問1点×50問。論述は一切なし。
毎週の課題は、その回の講義で扱った内容に関する練習問題(英語の接頭辞の例を
挙げる、英語単文の枝分かれ図を書くなど)をさせることもあれば、
講義の中で出てきたキーワードを調べさせる場合(ソシュールのラングとパロールについ
て、インド・ヨーロッパ語族の言語についてなど)もある。
どちらもレポート用紙1枚程度で収まるものを毎週提出させる。

レポートでインターネットから引用することの是非については意見が分かれるところ。
僕は、もしそのレポートがその講義における評価の大部分を占める場合
(期末試験のかわりにレポートを課すような場合)は、wikipediaなどから
そっくりそのままコピー&ペーストしたようなレポートは、評価対象とはしない。

しかし、毎回提出させる上記のレポートで、講義で扱ったキーワードについて
調べさせる場合は、wikipedia等のウェブサイトを利用してもかまわないと言っている。
なぜなら、授業中に聞いた専門用語を授業時間外に自分で調べることで、理解力の
強化に役立ててくれさえすればいいからだ。
課題がなければ、学生はそのような専門用語を期末試験まで見直す
こともないだろうし、期末試験の頃にはどういう意味だったか忘れて
しまっているだろう。

ただし、ウェブサイトから引用する場合、次の二つを条件付けている。
1.必ずペンで手書きのこと。
2.引用元となるサイトを明記すること。
1はもちろんコピペをさせないため。たとえ引用でも自分の手を通して書くことに意味が
あるからだ。2はレポート作成上の当然のマナー。