田舎暮らしで のんびり生活

 ・・・ 日々の暮らしの時を止めて ・・・
   

宅配便の中身は・・

2006年06月12日 | こんな 日 ‥‥
先日 実家から宅配便が届きました 父からでした
箱を開けるのは 何だか嬉しくて・・ワクワクしました

男っぽくて飾り気の無い中身でしたが 
私の好物と主人の好物が ちゃんと入っていました

その中に懐かしい物を身つけました 大阪名物 《粟おこし》 です
でも考えてみると どうして 《粟おこし》 なのかわかりません
今思えば子供の頃 お葬式には 《粟おこし》が付き物でした
里帰りの際 親戚の家を訪ねると いつも・・ 
従姉妹が私の帰りに間に合うように 買い求め持たしてくれました

実家付近の電車に乗っても 窓から粟を栽培している所を見た記憶がありません
で 調べてみました・・

"粟おこし" は最も古い歴史を持つお菓子と云われています。
奈良時代には、"ほしい=米"を蜜で固めたものを豊作祈願として
神に捧げられたのが始まりです。
室町時代にはすでにお菓子として珍重されていました。
その後秀吉築城により、浪花が栄えると共に
"おこし"は<身を起こし 家を起こし 国を起こす>
縁起の良いお菓子として、広く人々に親しまれるようになりました。
また当時の大阪は経済の中心地で、
諸国からの物産を満載した千石船の往来が繁しく
良質のお米や飴を安く手に入れる事が出来たことから、
お米や砂糖を原料とする"おこし" が大阪名物として育っていきました。

《粟おこし》って粟じゃないんだ へぇ~
本当だ! 原材料に入っていない!道理で 粟畑 無いはず・・

実は・・子供の頃は大嫌いだったんです 生姜味で硬くて・・
でも今は 大好きですよ (この間に6枚いただきました)
里帰りの際は是非買い求め 皆さんのお土産にしたいと思います

それから・・
《粟おこし》の下から 亡くなった母の写真
大阪を忘れるな!実家を忘れるな!と暗黙の言葉が隠されていました