こんばんは。
すっかり寒くなってきましたね。
取り敢えずスーツは夏物から冬物へチェンジしましたが、
そろそろコートも必要かと考える今日この頃です。
ようやく新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを
見せており、11月4日の全国の新規感染者数は158名
(前週同曜日比-116名)、東京都の感染者数は14名
まで減少しております。
新型コロナワクチンの接種状況で2回目を終えた方が
約72.8%となっている事も感染者数減少の大きな要因と
なっているようです。
ただ、これから冬本番を迎えます。また。10月25日から
行動制限も大幅に緩和されており、油断するとあっと
いう間に感染再拡大となり兼ねないので、個人個人が
最大限感染しない、させないという強い意識を持った
生活行動をとらなければならないと思います。
さて、感染拡大の落ち着きとともに、世界経済の正常化
が進んでおります。
それに伴い、天然ガスや石炭などのエネルギー物資が
高騰し、代替商品として原油が買われております。
世界の指標価格となっているWTI原油は、コロナショック
などの影響により、昨年の4月に前代未聞のマイナス価格を
示現しました。
その後、米国の感染対策や金融緩和策などにより、原油
価格も反発に転じておりましたが、今年の8月終盤から
上げ足を早めて10/25には85ドル台に突入。
なんと7年ぶりの高値水準まで駆け上がりました。
11/4には主要産油国で構成されるOPECプラスの閣僚級
会合が開催され、米国や日本など消費国の増産要請にも
拘わらず増産幅の拡大は見送られました。
ただ、これまでの急ピッチの上昇もあってWTI原油は現在、
利食い売りなどに押され調整局面となっております。
しかし、このあと冬場を迎え、ヒーティングオイルの需要
が高まる時期でもあるため、このまま世界経済の正常化が
進む中、OPECプラスからの供給が現状の緩やかな増加に
とどまれば、原油価格は一段と値上がりする可能性があり
ます。
原油は、ガソリンや灯油など燃料のほか、生活の様々な分野
において直接的或いは間接的に関りが深いため、原油価格の
高騰は家計を直撃する可能性が高く、原油供給のほとんどを
海外からの輸入に依存している日本にとっては非常に頭の痛い
問題となります。
年末に向けての原油価格の動向。投資家以外の方にとっても
注目度は高そうです。
それではまた・・・。K
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