マーダー・バラッド 11/23

2016-11-27 22:04:57 | 舞台感想
ミュージカル「マーダー・バラッド」 11/23(祝) 夜の部 at銀河劇場


天王洲、遠い。 ※知ってた

歌のうまい人が揃うって大事。特にこういう作品は。

何のことはない、男が2人に女が1人、プラス謎の女がもう1人。
この中の誰かが殺される、犯人は誰か───というところに向かって突き進む90分。

重要な部分が英語なのをLOVE PSYCHEDELICO形式と勝手に呼んでるんだけど
恋して、別れて、別の男ができて結婚して、飽きて、浮気して、バレて。。。
そういう「ふーん」な内容をLP形式で派手に歌い上げられると意外と観れちゃう。
(橋本さんだけ英語歌詞が浮くのもご愛敬というかホッとするというか←)

結末は「あー、ですよね」だけど(トランプ占いで答え出てるし)、
何はともあれ濱めぐさん×アッキー×綾ちゃんの歌やらあれやこれやを楽しんで
観終わったあとは、特段深く考える要素もなく劇場を後にしました ( ゚ー゚)ノ

「殺人」というキーワードの作品を立て続けに観ている11月。
こうもカラーが違うって面白いなあ。

ちなみに、この作品は“他人事なら殺人もエンターテインメント”なんだって。

お酒なんか飲みながら、もっとキュッとした空間で観てもよかったかも。


【キャスト】
トム:中川晃教
サラ:平野 綾
マイケル:橋本さとし
ナレーター:濱田めぐみ 

【スタッフ】
訳詞・上演台本:森 雪之丞
演出:上村聡史
音楽監督:島 健
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扉の向こう側 11/23

2016-11-27 02:19:40 | 舞台感想
「扉の向こう側」 11/23(祝) at東京芸術劇場プレイハウス


いいお話。

ホテルのスイートルームという設定とプレイハウスの広い空間がマッチしてました。

2036年のフィービー、2016年のルエラ、1996年のジェシカ。
時空を超えられる扉を使って、過去の殺人を食い止めようと奮闘するサスペンス。

はすっぱだけど素直なフィービー、知的で大らかなルエラ、天真爛漫なジェシカ。
壮さん、一路さん、紺野さん、3人とも役によく合ってました。
特にルエラの役は終盤の決断に説得力を与えないといけない難しい役だと思うけど
一路さんのもともとの持ち味(天然っぽさと温かさ)がすごく生きてたなあと。

基本的にはコメディだと思うんだけど、ラストの展開にはじーんとしたよね・・・

扉を抜けて自分の時代に戻ったフィービーの“変化”にほっこり。

吉原さん演じるリースも“違う人生”を送ったことがはっきり伝わってくる。
アルバムを見ているときの優しい声が素敵だったなあ。

2036年の設定が、よくある近未来(紛争が起きてる風)だったのが謎だけど
普通にジェシカを1976年の人にするわけにはいかなかったのかな。
1976年にも水鉄砲はあったよね。←あのシーン、腹筋死ぬかと思った

カテコでは6人で歌まで披露してくれて、ありがたいようなそうでもn(ry
お芝居がすごくよかっただけに、急拵えなテーマソングで余韻が消えた感も。

ルエラ、リース、フィービーの温かな20年をさりげなく感じさせる幕切れ。
それで十分だったと思います。

千秋楽ということで全員からご挨拶も。
初のストプレだという泉見さん、これで今年は仕事納めらしい吉原さん、
名古屋に知り合いがいる人は電話して観るように言え(意訳)と一路さん。

心温まる物語。

今回は一足早かったけど、クリスマスシーズンにも合うかも。


【キャスト】
フィービー:壮 一帆
ジェシカ:紺野まひる
ジュリアン:岸 祐二
ハロルド:泉見洋平
リース:吉原光夫
ルエラ:一路真輝

【スタッフ】
作:アラン・エイクボーン
翻訳:芦沢みどり
演出:板垣恭一
美術:石原 敬
照明:三澤裕史
音響:中島正人
音楽:松崎裕佳
衣裳:原まさみ
ヘアメイク:中原雅子
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Leaf 2017年1月号

2016-11-26 01:47:08 | だって私は涼風真世が好き
涼風様が載っている媒体をかき集める日々。

読売新聞(関西版・夕刊)2016年11月7日
産経新聞(関西版・夕刊)2016年11月17日
チャオ!産経(関西限定)2016年11月16日

大阪での取材デーの記事が時差で出てくるわ出てくるわ。
同日の取材だから内容がほぼ同じっていうね。でもいいの。
なぜなら写真が新聞社によって違うからだよっ(悶え

そして、本日発売の「Leaf」がこれまた超絶美麗!!(´∇`*)ニョホー

大奥の取材のときも着物姿がそれはもう美しかったよね。
Leaf編集部の皆さん、いつもクオリティの高い写真を本当にありがとう。
あんまりかなめさんがきれいだから、前回に続いて電子版も買ってみたよ♪

クリスマスの京都特集も面白い。みんな買ったらいいさ。

それにしても、雑誌はともかく新聞の保管って難しいなあ・・・

きれいなままとっておきたいのだけど・・・
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貴婦人の訪問 11/19MS

2016-11-22 21:44:42 | だって私は涼風真世が好き
ミュージカル「貴婦人の訪問」 11/19(土)MS atシアタークリエ


うっかりマチソワしてしまいましたよね。もうギュレンに住民票移そうかな・・・

昼の部は貸切公演だったので、カテコでご挨拶がありました。大体こんな感じ↓

祐「本日はe+会員の皆さまにこのように多数ご来場を賜り誠にありがとうございます。
  出演者を代表してツァハナシアン財団理事長のクレア様よりご挨拶です。どうぞ」
涼「秋も深まり、日ごと寒さが増す今日この頃、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
  昔妖精、今妖怪、涼風真世でございます。
  11月12日にここシアタークリエで初日を迎えた貴婦人の訪問ですが、
  なんと!まさにこの回で、ちょうど11回目です!
  素晴らしいキャスト、最高のスタッフ、最高のオーケストラの皆さまと一緒に
  千秋楽まで頑張りたいと思います。機会がありましたら是非またお越しください。
  それではお待たせしました。山口祐一郎様からご挨拶です」
祐「(クレマチと手をつなぎながら)本日は誠にーありがとうございましたー」

和む(笑)

挨拶しながら手をつなぎ始める祐様に、横の瀬奈さんが「え?え?」なってたけど
瀬奈さん、これいつものことだから徐々に慣れていこう (´ー` )

っていうか11回目って(笑) 中途半端(笑)

この日のキャスト陣はそれはもうお疲れのご様子でしたが、良い具合に煮込まれてて。
2日目のカレーならぬ連投8日目のギュレン。

昼夜通してクレアさんに注目してたんですけど(いつもそうだろという指摘はご遠慮ください
あの裁判の場面が、クレアさんの記憶にある風景だということを踏まえて見ていたら
アルフレッドの仕打ちだけでなく、傍聴席の市民たちの態度の冷たさも相当なもので。
もともと疎まれていた家庭の素行のよろしくない娘が、未婚のまま妊娠する───
小さな田舎町でこれだけの事件を起こせば、コミュニティにおいては「死」も同じ。
若く独立する力もないアルフレッドが保身に走るのも分からなくもないな、とか。。。

実際の裁判がどうだったかというより、クレアにはアルフレッドがああ見えたんだよね。
クレアがあの光景を何十年も忘れられずにきたということが気の毒すぎる。。。
誰かを憎んでも、日々の生活の中でそれをキープするのって普通は難しいもん。
相手への執着が少しずつ薄れていったり、許して前を向こうと思うかもしれないし。
それがこの綿密な計画ですからね。

クレアっち、あなたどんだけ私の黒い豹が好きなんだよ。ってね。

工場を買収して製鉄所を買収して、経営破綻に持ち込んで、町の衰退をひたすら待って。
何年かかってるんだろう・・・

そして、たぶん、何よりも先にコンラーツヴァイラーの森を買ってると思うんだよね。

それでギュレンを訪ねてきてすぐにアルフレッドと森で会って「愛は今も」ですよ。
横たわるアルフレッドを抱きながら最後に歌うのも同じ歌。

クレア先輩、あなたを見てるとどうしようもなく切ない。

黒豹の檻を撫でながら、町に放とうと決意するんだろうけど(あくまで個人的な推測です
あの2発の銃声のうちの1発が、アルフレッドを“殺した”んだと理解してます。(同上
ものすごくどす黒くて生々しい現実を描いているようで、時折ファンタジーの要素が混ざる感じ。
リアルとファンタジーを同時に受け止める作りなのが面白いというか・・・上手く言えないけど。

黒豹を追うハンターたちの歌がそのまま結末につながってて気持ちいいぐらいです。
召される運命は受け入れるしかない、死の前に希望は沈黙する───
実際にラストで市民たちが歌うのは、これとはまるっきり正反対の内容なんだけど。

クレアにとってはギュレンは最初から「死」の土地ですよね。
アルフレッドに銃を向けられたとき、殺すよう求めるのもただのはったりじゃない。
17歳のときに自分を“殺した”相手に何度殺されようと同じ、とは言わないまでも。

クレアからしたら、ギュレンへの訪問は生死を賭けた大勝負だと思う。
もしかしたら、そんな条件は飲まない!とマティアスやゲルハルトが拒むかもしれない。
非人道的な行いに怒った市民たちから、再び「出て行け!」と追放されるかもしれない。
そうなればクレアはもう生きていけないんじゃないかと。

だけど、クレアは勝って、そして失った。

逆に、町への復讐は果たせなくても、アルフレッドとの時間を取り戻すことのほうが
人としては、女性としては、幸せだったと思うんだけど。

森で抱き合ったときの腕の感触とか、耳元で囁かれた声、見つめ合ったときの目の優しさを
これから永遠に覚えてるんだろうなあ・・・同時に、横たわった姿も一生忘れない・・・

アルフレッドもクレアも、最初と最後でこうも印象が変わるかという人物。
欺瞞や執着から二人ともが解放されていく、一種の清々しさがいいなあと。

まさかねえ、この作品の感想が清々しさって(笑) ここまで来るとは思わなかったよ。

いや、金を見上げながら壊れていく人たちで暗転になった瞬間の「ぁぁぁぁぁぁ」感は
もちろん常にありますよ。何とも言えないやるせなさね。

人間。

ってことで。ざっくりまとめると、この作品ってそういうことでしょ。

クラウスも、マチルデも。

全部で21しか場面がないんだけど(13+8)、21じゃないんですよね。
描かれてないエピソードが無数にあって、そこを想像したり、材料をつなぎ合わせたり。

上に書いたのも要は私の妄想ですよ。はっきり言って。

観た人の数だけ「こうだろう」「きっとこうに違いない」という考え方があるので
自分とは違う捉え方だなと思ったら、他人の見方なんて無視していいと私は思います。

自分で創り上げていい物語。それが「貴婦人の訪問」かなと。

ところで、涼風クレアの迫力が11回目および12回目でも全く衰えない事実。すごいぞ。

一個だけ、初演と変わった点で少し残念だなと思うのが、「世界は私のもの」のサビが
完全にファルセットになっていることです。ちょっとね・・インパクトが弱い気がする。
初演ではここはミックスボイスっていうんですかね、強い声で張るのが好きだったから。
そのあとの「買い取るだけ」が乱れてもいいから、初演の歌い方に戻してほしい。。。

という密かな願いも、連日の身を削るような熱演の前ではとても書けないわけですが。

あ、書いちゃったわ。

かなめさん、去年のお誕生日にカンパニーからプレゼントされた作品モチーフのバッグを
使っていらっしゃるようで。律儀妖精。ほっこり。

カテコのぴょこぴょこに、とうとう客席から「かわいい」の声が(笑)

うん、かわいいよね。祐様トコトコ、かなめさんぴょこぴょこ。

せめてあのカテコだけでもいいから映像ちょうだい、東宝さん。
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フィギュアください

2016-11-19 01:23:19 | だって私は涼風真世が好き
スパークリング・ヴォイスⅡ」のビジュアルが出ましたよぉぉぉぉ!o(*≧∇≦*)o

  

やべえ、かっこいい。

そして涼風様のコメントも!

「The Sparkling VoiceⅡ」コメント映像 涼風真世

  

美しすぎてもうどうしたらいいか分からない助けて。

かなめさんの「禅ちゃん」呼び、いいよ。普通に萌えるよ。

ONE-HEART以来のふたりのデュエット聴きたい!
どんなに素敵でしょう、ふたり一緒だったら。

今回は男性陣が本当に楽しみ。

禅さんはもちろんだけど、藤岡さんと上口くんの歌(とキャラ)が楽しみだなー♪

貴婦人祭り開催中ではありますが、2月・3月も全力で生きることが決まりました。

はぁぁぁ、それにしても美しいじゃあないか。
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貴婦人の訪問2016PV

2016-11-19 01:14:07 | だって私は涼風真世が好き
再演版のPVが公開されてます。

「貴婦人の訪問」2016年公演 プロモーション映像(舞台映像版)

ああ、アルフレッドは一体どうなってしまうのでしょうか・・・

東宝さんもCDとかDVDにもう少し前向きになれませんかね。
何度問い合わせても紋切り型の返事しか来ないんだけど。

これを後世に残さなくて本当にいいの?
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貴婦人の訪問 11/13・15

2016-11-16 07:10:11 | だって私は涼風真世が好き
ミュージカル「貴婦人の訪問」 11/13(日)S・11/15(火)S  atシアタークリエ


まとめて感想を書きますけど、個人的には断然13日のソワレに打ち抜かれました。

初演を含めて、こんなに泣けた日はないなっていう。

人間ができることの中で最も偉大なことって、人を救うことだと思うんですよね。
最後の森の場面が胸に迫るのは、アルフレッドがクレアの魂を救うからなのかも。

復讐の炎が燃えさかって苦しんでいるのは誰よりもクレア自身だと思うんだけど
アルフレッドは誠実に過去と向き合うことで、その火を鎮めてくれる。
(まあ、その頃には町全体に延焼していて手遅れなわけだけど・・・)

アルフレッドが告白する納屋での出来事は、実は一幕ですでに語られてますよね。
わざとじゃない、死んだと思った。すべて本当のことを話してはいるんだけど、
あの時点ではアルフレッドには誠意がなくて、クレアには聞こうという気持ちがない。
初めてアルフレッドのほうからクレアを呼び出した夜、
クレア(=自分のしたこと)をまっすぐ見つめて、手を握って、過ちを認めたから
初めてクレアの心が開くわけで。

「審判」に自分の命を賭けることを決意する強さと、クレアの魂を救済するあたり
(祐様もインタビューで語ってたけど)ジーザス・クライストと重なるんですよ。
うっかりゲッセマネが聞こえてくる気がするぐらい。

ただ、マチルデにも真実を伝えてしまうのが、やっぱり酷だと思うんですよね。
マチルデ自身もずっと分かってて、アルフレッドも気付かないふりをしてきて
でも人間って、忘れよう、今を生きようと思えば、偽りが本当になったりするでしょ?
あの夫婦だって、クレアさえ現れなければ、共白髪で仲良く暮らしたはずなのにね。
男は真実を伝えるのが誠意だと考え、女は自分が傷つく真実なら知りたくないと考える。
その違いが如実に出た場面かなと。

瀬奈さんのマチルデは、感情の流れがとても分かりやすい。だから最後がかわいそう。
最初からずっとクレアの存在に不安を抱いて、夫の告白に糸が切れてしまったみたいな。
立ち去るクレアと目が合ったとき、マチルデの目は潤んでる。(初演とは明らかに違う)
市民たちとは違う理由で手を挙げた、ただひとりの人。

ほかも思いついたままに書いていいですか。

つい、男性を3+1人に捉えがちだったんだけど、もう少し細かく分かれるよなと改めて。
ギュレン全体を仕切るマティアスと、叩き上げとはいえ警察を仕切るゲルハルトは別格。
それと、再演で感じたのは、ヨハネスが実はふたりを凌ぐほどの存在なんだということ。
(気付くのが遅いよって? 演じてるのが中山さんだからソフトに受け止めがちだったの)
教会が「我々こそ正しい」と断ずれば人々を止める手段なんて無いもん。魔女裁判と同じで。
晩餐会でテーブルについてるのが市長と牧師だという点を今まで見ているようで見てなかった。
アルフレッドはなぜクラウスのところへは相談に行かないんだろうと疑問に思ってたけど、
ヨハネスまでもが自分を裏切るのを知って、これはいよいよ非常事態だと悟ったのかなって。

クラウスは教職にあるから、基本的に人々が自分の話に耳を傾けるのは当然という人生で。
彼からしてみたら人道主義のような当たり前の思想を市民たちが受け入れなくなることが
最初は理解できないのかも。だから、周りの変化に戸惑うばかりで、具体的に何もできない。
黒豹を悼む場でも、市民たちの凍り付いた空気に馴染んでない自分を受け止めきれてない。
自分たちの「害」になるものは殺す──それがいずれは自分に降りかかることに気付いた
アルフレッドの恐れにもはっきりとは気付かない。
禅さんって、無力な役が似合うわぁ。←

審判の場のクラウスの心境を禅さんがどう構築しているのかまだ掴みきれてないんだけど、
「モラルの殿堂」で市民から暴力を受けてる(あの描写もどうかと思うけど)クラウスは
殺人者の集団に加わることで、また昔のように市民から受け入れてもらえたんだろうか。
それが彼の安らぎになったのか・・・罪を自覚して堕ちた分、永遠に自分を許せないのか。
アルフレッドに花を手向けたのは、友人への弔いなのか、自身の良心との訣別なのか。。。
クラウスさんはいい意味で正解がない感じがして(観るたびにこちらの解釈が変わる)
結果、禅さんを観るのが楽しみという、いつもの現象が。

再演の演出変更で、クレアがアルフレッドを死なせたくないと思っていることが
明らかになっ(てしまっ)たけど、駆けつける必死さといい小切手のくだりといい
より終わり方がドラマチックにはなりましたよね。
分かりやすくなったマチルデ、分かりやすくなったクレア。
初演の「人殺しよ!!」は、ギュレン全体への復讐の最後のダメ押しという印象で、
再演のそれは、愛する人を失った女の嘆きという色が強くなったかな・・・
好みは分かれそうですが、私は何となく、もう再演のほうで慣れました。 ※ザ・順応力

15日の舞台は、とにかくオケが酷くてー、、、
アンサンブルさんのコーラスも所々ちょっと雑でしたかね、、、

そんな中、唯一乱れないのが祐様ですよ。
コンディションが乱れないどころか、日増しに深まっていくというか。
ゲルハルトを最後の最後まで信じたい、助けてくれっていう叫びが聞こえるような。
集会はやらなくていいという提案に漂う期待と、拳銃を出された瞬間の絶望がたまらない。
アルフレッドとゲルハルトが握り合った手にそれぞれ左手を乗せるんだけど、
アルフレッドが両手で包むのに対して、ゲルハルトはすっと手をほどくんですよね。
そこがね、もしかしたら作品中で一番悲しい場面かもしれない。

次に観たらまた新たに感じるものがあるんだろうなあ。早くまたクリエに行きたい。

あとは、細かすぎて伝わらない個人的なツボを。
・レーナの花束贈呈の練習にクレア役として付き合うニクラスがかわいすぎる件
・赤絨毯を移動するのを分かってて腹から突っ込んでいくダメ市長
・「マダムに敬意を…表した…つもりが…こんな感じ」(11/13)
・「マダムに敬意を…表した…つもりが…ダメだった」(11/15)
・ギュレンの富裕層、服のセンス皆無(色が被らないあたりは妙に日本的)
・晩餐会から立ち去るクレアと対峙するクラウス→ドーベルマンvs.ハムスター
・昔の女をdisっちゃダメ絶対(地獄の門が開くぞ)
・4人の電話、「狂い出すぞー」と「獣だぞ-」が合わさる瞬間、ゾクゾクっとくる
・買い物でテンション↑↑なゲオルグ(武内耕さん)から目が離せない
・「通して」の手招き(涼風様の指が美麗すぎて四六時中見ていたい)
・ボディガードと戯れる(戯れてない)アルフレッドの「あっ」しか聞こえない8秒間
・黒豹の檻にぺったり寄りかかるのは何の暗示なの
・「目には目をそして」の入りのタイミングでその日の調子が分かるクレアさん
・恋人たちも幼馴染みも夫婦も、死ぬまで死ぬまで言いすぎ
・困ってるときに「祈れ」しか言わない奴は友達じゃない ※意見には個人差があります
・「心躍らせ心揺する 愛は胸を乱す嵐よ」を歌うときのクレアが美しすぎるのでオペラ推奨
・「愛の嵐」は申し訳ないけど大人たちしか見てません
・「それじゃ…許してくれるんだね クレア」のあと、照明がウイーンって動く音が気になる
・ハートのスイッチを私に預けてください(消すから)
・意外と白眼鏡が似合うロビー港さん
・「質の悪いジョーク!」で思い思いの変顔をする市民の皆さん(特に河合さんは秀逸)
・鼻を拭うアルフレッドさん、拭えないので耐えるしかないクレアさん

ヘリコプターで一緒に逃げちゃえよ。って思うよね。
いや、所詮、失った時間を取り戻せはしないところが人生なのかな。(なんてな)

過去の罪を語るアルフレッドにクレアが「もういいわ…もう」って言うじゃないですか。
好きな男が、自分のことを卑怯だなんて言うところを見たくないんだろうなって。
クレアはアルフレッドのことを殺したいほど憎むという形で愛し続けてきたわけで、
もういいって言いながら、そのとき素直に自分の気持ちを受け入れたんだと思ってます。
だから、あなたが壊した!って、ずっとずっとぶつけたかった想いを叫んだんだと思う。
アルフレッドが全身で受け止めてくれてよかった・・・

この作品、アルフレッドは最後は許されてると思う。つまり神に。大げさに言えば天使。

あ、まあ、そこまでいくと考えすぎか。

黒豹が死んだとき、狼狽え、心から哀悼の意を捧げるクラウス。
アルフレッドの最期にもそういう姿を見せてほしかった・・・
そう思いながら観てるから、あの場面で早くも心がつらいのね。

観れば観るほど魅力から逃れられない恐ろしい作品ですよ。貴婦人の訪問。

何でCD出さないんだろう。


【キャスト】
アルフレッド:山口祐一郎
クレア:涼風真世
マチルデ:瀬奈じゅん
マティアス:今井清隆
クラウス:石川 禅
ゲルハルト:今 拓哉
ヨハネス:中山 昇

若い頃のクレア 他:飯野めぐみ
若い頃のアルフレッド 他:寺元健一郎

市長夫人 他:岩崎亜希子
アガーテ/招待客 他:樺島麻美
レーナの母/招待客 他:河合篤子
エミリア/招待客 他:三木麻衣子
ユリア・イル/招待客 他:吉田理恵
若い頃のマティアス/招待客 他:榎本成志
ニクラス・イル/TV局員(音声係) 他:木内健人
ホフバウアー/招待客 他:さけもとあきら
ヘルメスベルガー/招待客 他:武内 耕
トービー/TV局員(カメラマン) 他:谷口浩久
若い頃のゲルハルト/ハンター 他:俵 和也
ロビー/TV局員(インタビュアー) 他:港 幸樹
裁判官/フランツ 他:山名孝幸

レーナ:大石優季(ダブルキャスト)
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ミス・サイゴン 11/12

2016-11-15 09:25:21 | 舞台感想
ミュージカル「ミス・サイゴン」 11/12(土)昼の部 at帝国劇場


なんと人生初のサイゴンでありました。
CDを聴いて打ちのめされて、これは生で観たら絶望で立ち上がれないだろうと敬遠していた作品。

実際に生で観てみて───────観てよかったと思いました。←素人

キムという少女の生き様に(結末は悲劇ではあるけど)圧倒される。

キムとエンジニアが人生をかけて縋る「アメリカ」が、クリスでありエレンでありというのが皮肉。

偉大なるアメリカに翳りが見え始めた時代と、かつての偉大さを取り戻せと訴えた人が勝った現代。
ちょうど大統領選と重なって、これからアメリカがどこに向かうのか混沌としているタイミングで
この作品を観れたのはおもしろかったです。

キム・スハさん、ただ立っているだけでもうキムだった。なんという自然体。そして歌うまい。
ひたすら信じることで生きてこれたキムが、エレンを前に全身で叫びをぶつけるのが哀れで。。。
我が子の未来のために自分の命を差し出すのが究極の母の愛なのかもしれないけど、悲しすぎる。

藤岡トゥイ、歌うまかったなあ。(恒例の感想)

そして市村エンジニアですよ。今回がファイナルということで思い切って行くことにしたのです。
激しいナンバーでちょっと息切れはあるものの、四半世紀背負ってきた役を生き生きと。
ラストの絶望が目に焼き付いてます。

蝶々夫人であるのは間違いないけど、ベトナムでの二人の時間はロミジュリでもあるんだなと。

たった3年間の物語。
キムにとっては、この3年が人生のすべてなんだと思うと切ない。

CDを聴いてたときは絶望で床から離れられなかったけど、実際に観たらどんと受け止められた感じ。
あ、気分が軽かったのはカテコでエンジニアのご挨拶が聴けたからかな。(この回は貸切公演)

ファイナル詐欺を自ら予告する人(笑)
エンジニア再登板の前に、ぜひともザザのファイナル詐欺(2回目)をお願いしたい。


【キャスト】
エンジニア:市村正親
キム:キム・スハ
クリス:小野田龍之介
ジョン:上原理生
エレン:知念里奈
トゥイ:藤岡正明
ジジ:中野加奈子
タム:重松俊吾

植木達也/加藤貴彦/小林遼介/岡本悠紀/杉山有大/富永雄翔/増山航平/土倉有貴/荒田至法
麻田キョウヤ/大津裕哉/斎藤准一郎/堀江慎也/藤岡義樹/本多剛幸/大塚たかし/丹宗立峰
吉田玲菜/杉ありさ/斉藤綾香/華 花/江崎里紗/吉川恭子/木南清香/青山郁代
日向智法/川辺貴啓/清水俊介

【スタッフ】
オリジナルプロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
作:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク
音楽:クロード=ミッシェル・シェーンベルク
演出:ローレンス・コナー
歌詞:リチャード・モルトビー・ジュニア/アラン・ブーブリル
ミュージカル・ステージング:ボブ・エイヴィアン
舞台美術原案:エイドリアン・ヴォー
翻訳:信子アルベリー
訳詞:岩谷時子
映像制作:ルーク・ホールズ
編曲:ウィリアム・デヴィッド・ブローン
衣裳:アンドレアーヌ・ネオフィトウ
ミュージカル・スーパーヴァイザー:スティーヴン・ブルッカー
照明:デヴィッド・ハーシー/ブルーノ・ポエット
音響:ミック・ポッター
舞台美術:トッティ・ドライヴァー/マット・キンリー

指揮:若林裕治
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「あっ…」

2016-11-15 09:23:54 | だって私は涼風真世が好き
見てるこっちが照れるわ!www

はぁぁ・・・すごく幸せ この動画

ウィーンミュージカル協会の公式動画ですって。(イギリスのyさんありがとう)

日本再演を取り上げたインタビュー動画を出してくれるなんてありがたいことですね。

さあ、【2:06】で萌死しよう。

DER BESUCH DER ALTEN DAME TOHO im Theatre Creation in Tokyo


美しいふたり。

祐様もかなめさんも永遠なれ。
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貴婦人の訪問 11/12

2016-11-13 16:03:41 | だって私は涼風真世が好き
ミュージカル「貴婦人の訪問」 11/12(土) atシアタークリエ 東京公演初日


いい初日でした。

緊張感といい熱量といい、これ以上はないと思うぐらいの。

出演者の力量は当然だけど、作品と劇場との相性がいいのかもしれない。

細かい感想はまた改めてということにして、初日のご挨拶など。

瀬奈さんは「新参者ではありますが、ギュレンで息づきたいと思います」と。
かわいらしい、いい意味で“普通の”奥さんマチルデで私とても好きです。

涼風様は本人比でかなりテンション高かったです(笑) *以下ニュアンス
「本日は初日にお越しくださいましてありがとうございます。
最高のキャスト、最高のスタッフ、最高のオーケストラと一緒にできる幸せを
感じております。涼風真世、すべての想いをかけて!クレアに取り組みます!」
クレア・ツァハナシアン、本気。

そして祐様からは「(二人を見ながら)瀬奈さんと涼風さんに挟まれていると
本当にこれがお芝居でよかったと思います。本日はありがとうございました!」
と締めのひと言。神経すり減らしてがんばってください(笑)

それと、劇場に案内が出てましたが、リピーターチケット特典があるそうな。

チケット持参で追加購入すると以下の特典がもらえます。(購入はS席限定)
・選べる舞台写真 1枚(全10種)
・平日公演を購入の方のみ特製カレンダーも(オリジナルビジュアル)

劇場窓口でのみ受け付け、手持ちのチケットと同日分の購入は不可とのこと。

カレンダー欲しい・・・でも、もう随分買ってあるんだよね (・ω・`)ゥー

それとそれと、11日に発売されたばかりの「オモシィ・マグ」vol.7には
稽古場風景、祐様×演出の山田さんの対談、瀬奈さんのインタビューが掲載。

祐様の洞察がおもしろい。そして深い。

作品ファンの方も必読です。

というわけで、欲望のままに急遽追加した初日。行ってよかった。

私の運命を決めるのは、残高と、愛です。(きっぱり)
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