白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

無名の彫刻家展に出品

2014年10月14日 | アート
最初の作品名は、「尋牛」禅の手引き十牛図の第一図です。
心を失った男の悲哀が伝わるか否か。

石を彫り続けて13年になる。絵も描いてみた、陶芸もした、アートの世界は自分の人生とは全く別世界、だが石の魅力は別格だとこのごろ思うようになった。だって石は修正が効かない。絵は塗り替えれば良い。陶芸は叩き割れば良い。

石は打ち損ずれば、他の形を考える。そして自分が最初に目指した形になんとか持って行く。そして出来上がった造形は永遠に残る。だから真剣に取り組む。出来上がった作品は誰にも真似ができない。色んな批評がされるだろうと、自分はこれで良い。
偉そうな事を言って、今年の作品はこれだけです。

せっかく作った作品に講師の先生から逆さまに置いたほうが良いと言われて 「倒錯」


手水鉢 「風露」



ああ~、見るほどに嘆かわしい。




twitter