こころの文庫

家族を愛してやまぬ平凡な「おとうさん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。ちょっと覗いてみてくだしゃりませんか?

あらら

2016年11月08日 02時38分45秒 | つぶやき
「このきれいな人、だれ?」

 古いアルバムを引っ張り出してみていた娘が、すごい発見をしたかのように訊いた。

 覗き込んで、思わず言葉を失いかけた。初恋の女性の写真だった。見られて弁解に追い込まれそうな写真はアルバムからはがし、別にしまっておいたはずが、一枚残っていた!

「ああ、このヒトか。親戚の女の子や」

「どこの?鳥取?大阪?名古屋?」

 親戚の分布図を記憶する娘は、しつこい。

「……お前の知らん親戚の娘さんや……」

「どれどれ」と割り込んできたのは妻だった。

「ああ、このヒトなあ、遠い親戚さんやがな」

 さすが母親である。娘に納得顔をさせた。(やれやれ)と胸を撫で下ろした。ところが、ことは役者が入れ替わっただけだった。

「ほんまに誰なん?あんた狼狽えてたやん」

 二人きりになったとたん、妻の追及は始まった。嘘でごまかし、なんとか切り抜けた。
 古いアルバムは要注意。油断が災難を招く。
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きいて!きいて!
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