こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

2018年07月13日 02時03分44秒 | Weblog
若気の至りで、
若いと後先の考えなしに無茶をする。
失敗するのがオチなのだが。
「なにそれ?
あんた頭大丈夫なん?」
 田舎者の母が目を丸くしたのは
、私が履く新しい革靴。
なんと靴底がぶ厚い。
背を高く見せたくて、
矢も楯もたまらず衝動買いしてしまったものだ。
 女の子が気になり始めた十代後半である。
片想いの連続の中、
異性の目を意識したカッコ付けに走った。
髪型やファッションが思うようになると、
次は長身に憧れた。
ずんぐりむっくり体形を
長身に変えられる唯一の手段と
たどり着いたのが、
ソールアップの靴。
 履くとカッコよくなった。
ただバランスが悪く歩きにくい。
とどのつまりが、
パーティで足がもつれて転倒、
大恥をかいた。
「骨折やな。
なんかやったんかいな?」
 医師の疑問に
恥ずかしくて答えられなかった。
持って生まれた背丈が
、最も自分にあっていると
思い知らされた瞬間だった。
コメント
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