はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「アニメ コンテンツ エキスポ2012」の二日間

2012-04-13 20:58:11 | アニメイベント
 藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れた翌日には、幕張メッセで開催された「アニメ コンテンツ エキスポ2012」(ACE)に行ってきた。

 色々と気になった点はあったが、最初に全体の感想を書いてしまうと、正直なところステージイベント以外の展示等は印象が薄かった。二日合わせて三つのステージイベントが観られたのでそれなりに楽しめたが、もしステージイベントが一つも当たらずに展示だけを目当てに来ていたら、きっと物足りない気分で帰ったことだろうと思った。


 と、軽く苦言を呈したところで、あとは各日の感想を書いておく。

 まず、3/31の初日だが、この日は風がすごかった。いきなりACEの内容とは関係ないことを書いてしまったが、これが一番印象深かったのだから仕方がない。それだけ、この日の風(と言うか嵐)は凄まじかった。JR京葉線は半日にわたって運休していたし、会場の外に出た時には冗談抜きで吹き飛ばされると思ったくらい、凄まじい風がビュンビュン吹いていた。
 私は、昨晩から会場近辺のビジネスホテルに泊まっていたので問題なく会場入りすることが出来たが、京葉線が止まった影響で予定していた時刻に来られなかった人もいたようだ。そのせいか、入場待機列も予想していたほどには長くなく、列の最後尾に並んでから40分程で入場することが出来た。とにかく、風に翻弄された一日目だった。

 いざ入場してみると、なかなかの賑わいだったが、通路が通り抜けられないと言うほどでもなく、そこそこの混み具合だった。とりあえずは会場内を一回りして、チラシ等の無料配布物を貰ってみた。アニプレックスブースをはじめとして、企業ブースでイベントをやっているところがいくつかあったが、大部分は整理券を持った人しか観られず、板や暗幕などで外と隔離するタイプだったのは残念。整理券無しで誰でも観られたのは、スターチャイルドブースくらいか。
 会場を一回りした後、食事でエネルギーを補給しようと思ってフードコートへ行ってみたが、ここは180分待ちになっていたので、諦めてしまった。ACEについて色々と思うところはあるが、もし来年も開催するなら食事まわりはぜひ改善して欲しい。
 食事をひとまず諦めて一休みした後は、『謎の彼女X』トークショーへと向かった。このイベントは渡辺歩監督を目当てにして行ったのだが、監督の発言が少なかったのは残念だった。この手のイベントでは、どうしても声優がメインになってしまうのだろう。それでも、「自分が惚れ込んだ作品作りに関わることが出来るのは、冥利に尽きる」との発言が聞けたのはよかった。

 『謎の彼女X』ステージが終わった後は、次のステージまで3時間以上あったので、いったん会場を抜け出して海浜幕張駅前まで戻った。これが14時頃で、外は凄まじい強風が吹き荒れていた。少し雨が混じっていたので傘を差したかったが、それをすると本当に吹き飛ばされる恐れもあったので、雨に濡れながら歩くしかなかった。
 3時間あまりを駅前で潰したあと、「ACEスペシャルライブステージ」に参加するために、再び会場へと行った。さすがに、1,000人以上が入場するとなると大変なようで、入場列の形成にも時間がかかっていた。その待機列形成中に、光り物の禁止がスタッフから告げられて騒然となったが、これについては情報が錯綜した結果のようで、入場してから正式に取り消された。実際、ステージでの盛り上がりを考えると禁止は意味不明であり、撤回は当然の判断だったと思う。
 ぶっちゃけた話、このライブで演奏された曲の半分近くは知らなかったのだが、司会のよっぴーこと吉田尚記アナが上手く盛り上げていたので、知らない曲でもそれなりに楽しむことが出来た。個人的には、最初のプリキュアが現OP・EDの2曲だけだったのはちょっと残念だった。アイマスは2曲+アンコール1曲で優遇されていたが、その待遇も納得の盛り上がりだった。会場には、プロデューサーさんが相当たくさんいたようだ。
 そんなこんなで3時間近くにも及んだライブを、十分に楽しむことが出来た。あらためて、このステージチケットを譲ってくださった某さんには、感謝。ありがとうございました。


 4/1の二日目は、会場でケデラッタさんと合流して、まずは一緒にブース展示を見て廻ったりした。その後、この日は「ゆーいちのまんま2 ~竹達と花澤がデビューするわけがない~」ステージが当選していたので、これを観るために、昨日と同様に待機列へと向かった。
 この日は日曜日だったが、だからと言って特に展示が増えているわけでなく、ケデラッタさんといた時間の大半は、休憩コーナーでの雑談で潰すことになった。この日と前日との違いを挙げるなら、エイプリルフールの嘘ネタがいくつか仕込まれていたことくらいか。たとえば、アニプレックスブースではこんな感じ(↓)で、いくつかの嘘展示を見つけることが出来た。





 そして、私が「ゆーいちのまんま2」ステージを観ている間、ケデラッタさんはフードコートの列に並んで、『ひだまりスケッチ』にちなんだ「うめチャーハン」を確保してくださった。





 フードコートはこの日も2時間待ちとの事だったので、会場内での食事は諦めていたのだが、実際に並んでみると一時間ほどで買えたようだ。何はともあれ、ありがとうございました。


 と、言うわけで「うめチャーハン」を食べて一息ついたところで、私にとってのACEが終わった。
 全体の感想は最初に書いたとおりで、ステージイベントありきになってしまうのは問題だと思う。たとえば、両日のチケットを買って、ステージイベント観覧券が、いずれか一日しか当たらなかった場合、もう一日は時間の潰しようがなくて、券を無駄にせざるをえない可能性が高い。
 物販目当てであれば、もう少し色々と廻るべきブースもあったのだろうが、予算の都合で今回は物販はスルーと決めていた。今思えば、少しくらい何か買ってもよかったような気もするが。

 もし、来年もこのイベントが行われるのであれば、出展各社が展示内容について見直すか、またはチケット代をもっと安くして欲しいところだ。少なくとも、ステージ観覧抽選権のつかないチケットは、安くすべきだと思う。1,000円くらいが妥当なところか。
 ともあれ、Fミュージアム+ACE2日間と、盛りだくさんの三日間だった。さて、次の旅行も楽しいといいのだが。