はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2007年7月アニメ新番組感想

2007-07-21 23:49:45 | マンガ・アニメ
 7月の新番組も大体出揃ったので、第1話~第2話あたりを観ての簡単な感想を書いておく。


 まず、気に入った作品としては、「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」「ぽてまよ」「もえたん」を挙げておく。これらの作品は、いずれも放映前にはあまり期待していなかったが、観てみるとそれぞれに独自の味があって面白い。

 「ウミショー」は健康的なエロさが観ていてすがすがしいし、演出もテンポがいい。何より、この季節にぴったりの作品だ。アニメの後に原作を読んだが、1話1話が短い原作をアニメで上手く再構成していて、感心した。
 主演のあむろ役・豊崎愛生は新人で初主演だが、新鮮でまだ何色にも染まっていない感じの声があむろのキャラクターによく合っている。

 「ぽてまよ」は、人によって好みがはっきり分かれそうだが、私は合う方だった。かわいらしさと不条理のバランスが絶妙で、気を抜いて楽に観ていられる。
 個人的には、川澄綾子のブリッ子声喋りが十分に聴ける点もポイントが高い。また、喜多村英梨が少年役なのも注目している。キタエリも、今やレギュラーを何本も抱える活躍ぶりで、「ぴちぴちピッチピュア」第1話(シリーズ通算53話)の予告で初めて声を聞いた時の驚愕が、遠い昔のようだ。

 そして、「もえたん」。幼女にしか見えない17歳の魔法少女と言うあまりにあざとい設定のため、どうせネタ企画とバカにしていたのだが、実際に観てみると、そう捨てた物ではない。
 中途半端にオタクに媚びた作品は観ていていい気分ではないが、ここまでオタ向け仕様に徹底してくれると、むしろ感動すら覚える。特に、変身バンクへの力の入れ方は異常なほどだ。アクタス制作なので、「ぴちぴちピッチ」でお馴染みの方々が作画に参加しているのも、個人的には嬉しいところ。
 変身バンクと言えば、第2話の終盤で流れたすみの変身シーンがテレビ大阪で一部修正(ホワイトアウト)されたと聞いて、同じテレ東系列のテレビ愛知も危ないのではと心配だったが、本日テレビ愛知で放送された第2話を観たら無修正だったので、一安心だ。
 しかし、いくら心配とは言え、土曜の朝起きて一番に観たアニメが「もえたん」なのは、ちょっとどうかと自分でも思ってしまった。


 次に、おおむね事前に予想していた通りの内容だった作品は、「ドージンワーク」「さよなら絶望先生」など。
 「ドージンワーク」は、正直言ってBパートの方が面白く感じてしまう。アニメじゃないのに、これでいいのか。でも、やっぱり斎藤桃子のキャラは面白いし、絵心もあるので、一緒に絵を描かされるこやまきみこが気の毒で笑える。
 ところで、Bパート最後に出る「9月9日まで残り○○日」の告知は、放映日の違う局ごとに作り分けているのだろうか。埼玉・チバ・愛知は同日なのでいいとして、サンテレビとtvkがどうなっているのかが気になる。ちなみに、テレビ愛知の第3話では「残り95日」だった。

 「さよなら絶望先生」は、SHAFTで新房監督が作ったらこうなるだろうと言う予想通りの作品だった。
 前作の「ネギま!?」とは対照的に、話は原作に忠実だが、それでも小ネタがたくさん仕込まれているし、定番になってしまった黒板ネタも、やはりある。学校の教室が出てくるのだから、黒板ネタは絶対にやるだろうとは思っていたが。まあ、それはともかくとして、アニメ向けには思えないあの原作を上手く動かしていて、最適のスタッフなのだとあらためて思った。
 お馴染み、毎回豪華ゲストの描くエンドカードも当然付いている。この枠のこれまでの作品はEDフリップは付いていなかったが、今回はエンドカードのためにラスト5秒を確保したのだろう。TBSの「ひだまりスケッチ」はゲスト絵を提供画面で流さざるを得なかったようだが、その点はU局枠の方が融通が利くのか。

 あと、続編物なので当然予想通りの内容だったが、「ゼロの使い魔 双月の騎士」の第1話は作画が素晴らしかった。さすがに毎回このレベルは無理だろうが、十分に続きを観たくなる出来だ。



 ここまでで挙げた作品は、当然今後も観続けるつもり。
 7月の新番組は何本か残っているが、まだ第1話しか観ていなかったり、その第1話が微妙だったりで、ここで具体的にタイトルを挙げていない作品から、いくつか視聴を切る事になりそうだ。

 これから秋に向けて、個人的な事情でアニメの視聴時間を削らざるを得ないので、既存作品も含めて視聴タイトルをもう少し絞ろうと思っている。録画して、DVD-RAMにコピーして、そのままになる作品も出てきそうだ。いや、既に何タイトルか溜まっているのだが、今後さらに増えてしまうと言う事だ。実際、今後いつ観る時間を作れるのだろう。