テレビ愛知の「ガン×ソード」

 9月末に、忙しさに一区切りが付いて一段落したと書いたのだが、すぐに次の波が襲ってきた。どうやら、少なくとも10月20日くらいまでは忙しい日々が続きそうだ。よりによって改編期に、こんな事になるとは。念のため、日曜日にRDのHDDドライブを整理しておいてよかった。とりあえず、すぐに観られない新番組は、ためておくしかない。

 さて、新番組チェックの時にも触れたが、昨日よりテレビ愛知深夜で「ガン×ソード」が始まった。テレビ東京では昨年7~12月まで、AT-Xではテレビ東京から約一ヶ月遅れで放映されていた作品で、地上波では関東ローカルの放送だった。現時点ではテレビ東京月曜深夜・ビクターエンタテインメント枠最後の作品となっている。
 このビクター枠は結構歴史が古く、テレビ東京が深夜アニメを始めた頃から何度も放映枠を変えて続いてきたが、ほとんどの作品が関東ローカルで、せいぜい「MADLAX」「月詠 MOON PHASE」の2作品がテレビ大阪でも放送されたくらい。これまで、テレビ愛知で放映される事は一度もなかった。だからこそ、たとえ1年3ヶ月遅れとは言え、今回の「ガン×ソード」放送開始は、快挙なのだ。もっとも、ビクター枠作品は地上波の放映局が少ない代わりに、ほぼ全作品が数日~一ヶ月程度の遅れでAT-Xでも放映されているので、私も含めてCSで既に観ていた人間にとっては「今更」と言う感じは否めない。

 ともかく、せっかくの地上波放映だし、放映フォーマットやスポンサーがどうなっているか気になったので、第1話は録画しておいた。それを観てみたのだが、ざっと確認した限りでは、放映フォーマットはAT-X版と変わらず、番組独自の視聴注意テロップも、ちゃんと入っていた。よって、おそらくテレビ東京版とも同じだろう。
 問題はスポンサーで、なぜかメインスポンサーはパチンコ屋の「HEIWA」。その後「ご覧のスポンサー」としてGyaO、d-rights、ビクターエンタテインメントと続く。まさか深夜アニメでパチンコ屋がスポンサーに付くとは思わなかった。テレビ愛知が見つけてきたのだろうか。だとすれば、この方式で他作品の放映も可能かもしれない。今後もテレビ愛知には頑張って欲しいものだ。ちなみに、テレビ東京での第1話スポンサーは、ビクターエンタテインメントとAT-Xだった(AT-X放送版で確認)ので、今回のテレビ愛知の方がスポンサーは多い。

 それにしても、テレビ愛知でキー局からこんなに遅れて深夜アニメを放映するのは珍しい。2年遅れで放映された「EAT-MAN」(テレビ東京:1997年1~3月、テレビ愛知:1999年1~3月放映)以来だろうか。この「EAT-MAN」も変則的なパターンで、先に第2期「EAT-MAN'98」がテレビ東京から数日遅れで放映(1998年10~12月)され、その後番組が第1期の「EAT-MAN」だったため、これだけ大幅に遅れての放映となった。この頃は、テレビ愛知も今のように異常なほど深夜アニメを放映してはいなかったので、こんな特殊な放映形式も成り立ったのかも知れない。


 このように、色々な意味で今回のテレビ愛知「ガン×ソード」放映は興味深い。もし、この後、素材のミスで「ロバ」が取れていたりしたら大騒ぎだろう。そんな放送事故なら、大歓迎なのだが。
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