コメント
 
 
 
FFランドのベラボー (くろ)
2012-06-06 15:40:21
大全集を読んだあと、こちらの記事を拝見しました。
そうしたらFFランドのベラボータウン完成の指摘がありましたよね。僕も自前のFFランドを
引っ張り出して確認しました。
まさかベラボーに手をくわえているとは思ってもみませんでしたよ。
そして、絵に関してですが、F先生によるのかどうか、確かにきなりますね。真相はどうなんでしょうか?僕には検討もつきませんが、あのひとコマの違いを見つける管理人さんの観察力のすごさに驚きました。
 
 
 
あの絵は (おおはた)
2012-06-20 21:24:25
 コメントでの過分なお褒めの言葉、ありがとうございます。返事が遅くなって、すみません。
 あの一コマなのですが、信頼できる筋からの情報によると、やはりF先生の手にはよらないために全集では外したようです。
 私も微妙な絵だとは思っていましたが、まさかFFランドで2回連続掲載にするために他者が描き足すとは思わなかったので、意外でした。
 
 
 
そうなんですね (くろ)
2012-06-21 16:52:37
過去作に他者が手をくわえるというのは、意外ですね。
FFランドは、先生の体調の悪さにぶつかったことも
あるのでしょうが、表紙も後半になるにつれ、代筆がふえていきましたもんね。あの代筆の表紙も、みかえすたびに、なぜ、未使用の扉絵を使うとか、しなかったのだろう。書き下ろしにこだわって、代筆になったらもともこもないだろうと、いつも思います。
これに関しても、なにか事情があったんでしょうかね?
 
 
 
FFランドの表紙 (おおはた)
2012-06-29 22:23:08
 FFランドの表紙も、代筆のものが途中から混じっていましたね。「ドラ」「オバQ」の後期あたりからはじまり、いつの間にかほぼ全ての表紙絵が代筆になってしまっていました(例外:『少年SF短篇4 おれ、夕子』)。
 私も、カラーイラストは色々あるのだから、それを使えばいいのにと思っていました。代筆した方には悪いのですが、F先生の絵とは比べるべくもない出来でしたから。
 過去絵を使わず代筆にした理由を無理に推測するなら、絵の使い回しをしたくなかったからなのではないかと思います。あくまで推測ですが、たとえ代筆であっても、新たな描き下ろし絵を使いたいという意向が、中央公論社側にあったのではないかと思います。
 それにしても、あの代筆絵の何が悪かったかというと、立体感がなくのっぺりしたところにあると思います。全部ペタンコアイロンでも使ったんじゃないかと思える絵でした。
 その点、刊行中の藤子・F・不二雄大全集は、しっかりと過去のF先生のイラストを使っているので、一安心です。
 
 
 
長年の疑問 (くろ)
2012-07-01 17:37:50
いつも丁寧な返答ありがとうございます。藤子作品に造詣が深い方と見込んで、実は質問があります。この場を借りてお聞きしますがすいません。
新オバケのQ太郎についてなのですが、てんコミ版から読み親しんでいます。やっと大全集でも刊行されていますが、疑問に思っていることがあります。オバQは言わずとしれた、A先生との共作ですが、「新」はそうじゃありませんよね?大全集の公式HPを見ても、共著と言っていませんし、コピーライトも藤子プロであって、藤子スタジオの表記はありません。でも、大全集で改めて読むと、どうしても、正ちゃん、伸ちゃんはA先生タッチに見えます。
はじめは旧オバQのテイストをひきついで、F先生が似せて描いていると思っていたのですが、大全集2巻にある単行本未収録作「U子さんとお別れ」などを読むと、正ちゃんのタッチがF先生らしいラインで、明らかに他の正ちゃんとことなります。ということは、F先生が似せていたのではなく、やはりA先生が描いていたのでは?という疑問が浮かんできました。
そのあたり、どうお考えですか?是非、見解をお聞かせ願えますでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
作画協力作品 (おおはた)
2012-07-05 21:15:06
2012-07-05 21:14:05
 くろさんのご指摘の通り、「新オバQ」でも、正ちゃん・伸ちゃんの兄弟は基本的にA先生が作画を担当されています。
 これには例外もあり、一部の話では初出掲載時からF先生が正ちゃんの作画を担当されている事もあり(「U子さんにプレゼントを」など)、また「てんとう虫コミックス」収録時に加筆されたエピソードについては、加筆コマの正ちゃん・伸ちゃんはF先生が担当されています(「ビリから二番を守る」など)。

 このような例外はあるものの、「新オバQ」にA先生も作画で参加されています。それは、実際の絵を見れば一目瞭然ですね。
 また、旧作「パーマン」も「新オバQ」と同様に、ブービーやカバ夫・サブ、それにスーパーマンの作画をA先生が担当されていますが、こちらもF先生の単独作品として扱われています。
 これらの作品は、現在「共著作品」として扱われている旧「オバQ」などとは違って、あくまで作画の一部でA先生が協力したという扱いになっており、それ故にF先生の単独作品とされています。
 この逆の例ももちろんあり、A先生単独作品扱いの「きえる快速車」「わかとの」などは、F先生が一部キャラクターの作画を担当されています。「わかとの」などは主人公のわかとのをF先生が描かれています。

 ここからは推測ですが、これらの「作画協力」や「共著」の作品については、少なくともコンビ解消後に単行本が出たものについては、両先生(藤子プロ、藤子スタジオ)の間で、これはどちらの作品と決めておいたのではないかと思います。そうでないと、コンビ解消以降に単行本を出す時に、ややこしくなったでしょうから。

 私にわかる範囲でお返事させていただきました。以上のようなお答えでよろしかったでしょうか。
 
 
 
溜飲 (くろ)
2012-07-14 09:57:39
これまでの疑問が一気に溶けました。
丁寧な解説をありがとうございます。
藤子仲間がまわりにいなく、一人で考えてばかりいたので、
こうして、造詣の深いかたにコメントをいただけて
疑問が解消いたしました。
「U子さんにプレゼントを」のてんこみ版も確認してみました。
あの正ちゃんは確かにF先生の筆でしたね。それにしてもすごい
記憶力(注意力?)ですね。
パーマンまでに至る疑問も同様に溶け去りました。本当に
ありがとうございます。これから、安心してオバQやパーマンを読む事ができます!
 
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