よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

印象に残っている絵本

2017年04月21日 | 読書
「ちいさいおうち」「ぐりとぐら」「もりのおばあさん」
「やまのこどもたち」「ひとまねこざる」「おかあさん大好き」
「はなのすきな牛」「ももいろのきりん」・・・。
数えだすときりがない。本が大好きな子だったから。


岩波の子どもの絵本が大好きだった。
小学館の「イギリスのお話」「アラビアのお話」シリーズも好きだった。

「お母さんが読んで聞かせる話」は、自分で読んでいた。

偕成社の「世界の悲しい話」「世界の心を打つ話」は、裏表紙に山の絵があり、そこにリアルな双眸が描かれていて、子ども心にひどく怖かったことを思い出す。


生まれて初めて欲しがったのが「みつばちハッチ」の絵本だったそうだ。
しかし父の「意地悪そうな表情の絵を見るのはよろしくない」という判断から、買ってもらえなかったらしい。
仄聞調になっているのは、私にその記憶がないからだ。

でも、その判断について父に感謝をしている。

私は、意地の悪い人をひどく嫌悪する。
テレビでもそれは顕著で「ハイジ」は好きだったが、「フランダースの犬」はアロア父が出てくると目を閉じ、耳を塞いだ。
「見なければいいのに」と両親は苦笑していたが、話は嫌いではなかった。
ただ、アロアの父やネロをいじめる大人たちが、とても苦手だった。


絵本の話に戻るが、やはり魂が素直な時期には、美しいものや綺麗なものをたくさん見せたほうが良いと思う。

人生の汚濁は、いずれ向き合うことになる。
幼いうちに見ないで済めば、それは幸せなことだ。


大人になった今は、綺麗な絵をたくさん見たり、美しい花々と親しむ時間で気持ちを浄化している。



出かけられない時は、星野富弘さんの詩画集を紐解いたりする。
年を重ねても、印象に残る本に邂逅できることが僥倖だと思う。


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