感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

人のつくるモノの価値~組子細工~

2016-11-29 23:59:59 | 家づくり職人物語
本格的な冬の訪れが近づく11月終盤。

今日も天候には恵まれた岡山、倉敷ではありますが、終わってみればアッという間の一日となりました。

さて、今日も大工さんたちは其々の担当する現場での作業となっておりますが、昨日よりスタートしている倉敷市玉島の住宅改修工事現場は大工の「小野くん」が担当。

材料を積み込み、現場にでかけていく彼の作業は今回は主に床のバリアフリーへの改修となり短期間の工事ではありますが精一杯、暮らす人と感動としあわせを分かち合える家づくりを進めていきましょう。

さて、倉敷市栗坂の倉庫改修現場も一時はトラブルもあり延期になっていたシャッターも取りついて工事は最終段階。

こちらは引き続き追加でご依頼いただいた工事の手配を進めておりますので、商品が揃い次第工事に取りかかりますので宜しくお願いします。

他にも進行中の現場は「まっちゃん」が奔走してくれ無事にどの現場も進行している様子。

そんな中、私は午後から設計事務所さんの紹介で真庭市の有名な建具、家具業者さんのショールームを訪問させていただきました。

今回は現在進行中の新築案件で使用する予定のフローリングの現物を確認する為にお伺いさせていただきましたが・・・

ショールームの中にはフローリング以外にも多くの建具、家具などが展示されておりますが、ここまでは何処にでもある一般的な家具屋さんのショールーム。

こちらの建具、家具屋さんがすごいのは、展示されている商品どれもが一般には出回らないような様々な工夫がなされた商品だったこと・・・

正に「目からうろこ」とはこの事だと言わんばかりの展示品に時間を忘れて見学させてもらいました。

その間、一緒にショールームを案内してくれたのは此方の会社の社長さんですが、自身も建具職人から始めたとあって本当に参考になるお話をたくさん聞かせていただきました。

商品自体は奇抜なものもありましたが、そのどれもが伝統的な家具、建具つくりの基本に忠実だった事は社長の「ものづくり」の信念。

写真はこちらで撮影させてもらった「組子細工」。

最近では住宅にあまり用いられる事のなくなった「組子」ですが、昔は欄間(らんま)などにも用いたりしていたのは私も記憶にある所。

しかし、細い木材を接着剤や釘などを使うことなく木材と木材で組み合わせてつくる模様は見事の一言。

余りにも高い技術に只々、感心するばかりのショールーム見学ではありましたが、こちらで学んだ事を活かせていけるように、私自身も「建築職人」としての基礎を大切にせねばと改めて感じました。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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