感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

地に足をつけ五感で感じ人の声を聞くこと

2013-09-10 23:23:17 | その他


秋の夜らしく、肌に感じる夜風も随分と肌寒く感じ始めた岡山、倉敷。

今日は大工の「まっちゃん」、「信くん」は担当している現場を離れ某ゼネコンさんより依頼のあったナミ板張り替えの作業からスタート。

木製の桟木にポリカナミイタをステンレスの釘で固定します。

こちらのナミ板も一昔前の塩ビ製からポリカボーネード製になり耐久性も飛躍的に向上。

それを固定する釘も錆びなどの劣化が少ないステンレスのものが好ましいようです。

午前中には工事を済ませて、午後からは倉敷市連島の二世帯住宅リフォーム現場での工事。

此方も大工工事は大詰めと成り様々な協力業者さんとの連携を強めて始段取りを詰めていかねば…

さて、写真はある建物の11階の窓から撮影した風景。

高い場所から外を見渡すと、その土地の状況や景色などが良く解るように見えるのですが…

実際にこの場所からだと川の流れや稲穂の出来具合、人と人の会話などは見えも聞こえもしません。

全体を見渡たすだけで全てを知り得たように錯覚してしまうのは下策。

私たち人間は地に足をつけ、物事を五感で感じ、人の話を聞くことで始めて物事の本質に迫る事ができるのでしょう。

こうしてブログを書いている時間にも一分一秒が確実に過ぎていきます。

どんな時間も止まらない現実を知り、改めて地に足をつけ、五感で感じ、人の話を聞く事を忘れることなく明日も正面から取り組まねば…

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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