会社も昔は牧歌的なところがあったが、最近のビジネス書を読んでいると、今の会社は生き馬の目を抜く競争だ。
誰の言葉か忘れたが、こんなことを言った人がいた。「ローマ人は三度、世界を支配した。初めは軍団によって、次いでは法律によって。そして最後はキリスト 教によって」この一句は正しいと思う。軍事力とローマ法については誰にも明らかな史実だが、キリスト教とて、ローマ人の手にかかっては後は「国際競争力」 をもてるように変わったのだから。つまり、われわれの知っているキリスト教に作り変えたのであった。たとえそれが、イエス・キリストが望んだものとは違っ ていたとしても。
最近、都会ではコンクリートでガラス張りのビルが多いが、そのようなところで仕事をしていたりそのような家に住んでいると、不安にならないだろうか？
最近、コンプライアンス（法令順守）ということがよく言われるが、人の心はときにはハメを外さないと健康が保てないような気がする。何をやるのも管理された社会では、人の心はおかしくなってしまうのではないだろうか。
人間の本能なのかも知れないが、上司というのは部下を自分の言うことだけやらせたがるものだ。しかし、それを前提に組織を設計していくと、共産主義みたいな組織になってしまう。
