とうさんが楽しそうに、「見て見て」と。
先ほどまで、私は、1階の台所でハヤコととうさんが2階でドタバタ遊んでいるのを、音と振動で何となく知っていた。
とうさんが、見てくれとカメラを差し出す。
自分がさっき撮ったハヤコのショットらしい。
とうさんが、とても楽しそうな顔をしている。
私は「はいよ」と、画像を手に取る。
そして、微笑む。
とうさんは、「ね、面白いでしょ!?」と、私に、私が見ていない一瞬を、とても楽しそうに、そして、画像付きで、教えてくれる。
とうさんが教えてくれる、ハヤコとの、その時間が、愛おしい。
そして、私は、ハヤコが、当たり前のようにもたらしてくれている、笑いを、恐ろしくも感じる。
ハヤコの、力が、あまりにも、大きすぎて。