上善如水

ホークの観察日記

『シノダ! チビ竜と魔法の実』

2012-02-02 21:49:51 | 本と雑誌

シノダ! チビ竜と魔法の実 (新潮文庫) シノダ! チビ竜と魔法の実 (新潮文庫)
価格:¥ 483(税込)
発売日:2012-01-28

 富安陽子さんの「シノダ!」シリーズ。
 その文庫本第1弾。


『チビ竜と魔法の実』(新潮文庫)

を読みました☆

 現代のマンションに暮らす、ごく普通の小学校5年生、信田結(ユイ)。
 小学校3年生の弟と、まだ3才の妹、そして両親の5人家族だけど、ちょっと普通と違うのは、ママが本当はキツネだってこと。
 でも、そんなことは全然気にしてない!

 そんなことより大変なのは、いつも信田家に問題を持ち込む親戚の方!!

 突然キツネの姿でソファーの上に現れる、時代劇が大好きな鬼丸おじいちゃん。
 変身が得意なママの妹、スーちゃん。
 そしてキツネ一族の問題児、ママのお兄さんの夜叉丸おじさん。
 その他にも、不吉な予言を告げるのが趣味のおばさんがいたりして、信田家はいつもおかしな事件に巻き込まれます!

 小学校低学年から読める内容で、カラスの森や、ヘビの宝物、不思議な木の実など、ワクワクする小道具も満載♪

 シリーズはすでに6巻まで出ているみたいですが、大人が読んでも面白かったです!

 キツネのママと、人間のパパの間に生まれた子供たちは、キツネ一族の不思議な力も受け継いでいて…

 このお話は「信田妻」という伝説から生まれました。
 歌舞伎や文楽の演目にもなっていますね。
 その昔、人間と結婚したキツネが正体がバレて森に帰っていく。
 その時生まれた男の子が、かの陰陽師、安倍晴明だといわれています。

 ドタバタだけれど、明るく面白い。

 続きも読んでみたくなりました☆


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