山の頂から

やさしい風

話半分にしても・・・

2009-01-26 23:04:41 | Weblog
  Aさんには二人の叔母がいる。
が、厳密に言うとお一方が最近亡くなった。
どちらも金持ちである。が、どちらにも子供がない。
そしてどちらの叔母様も、Aさんを好ましく思っているようだ。
確かに、普段から真心を持って彼女達を支えていると聞く。

 亡くなった叔母様の葬式は、そのAさんが済ませた。
たった7人の近親者で送ったという。(叔母様がそう望んだようだ)
叔母様は一坪4百万円の土地を60坪持っておられた。
それを受け取る権利のある人間が17人いるそうだ。
だが、Aさんが相続することになるらしい。
財産の整理を思うと憂鬱になると言った。

 さて、もう一人の叔母様は半端ではない金持。
西日本の大富豪の後妻であった。
先妻には4人の息子がいて、夫は生前に各人10億円づつ分与した。
その叔母は、義理の息子等とは養子縁組はしなかったという。
夫は亡くなり、その土地を引き払って関東へ戻った。
何しろ金は唸るほどある。が、信じられないくらいに倹しいらしい。

 こちらに来てから、今まで叔母様とは無沙汰であった甥や姪が、
繁茂に訪ねてくるようになったと、
叔母の家の近所に住むAさんは苦笑しながら話しておられた。
何事かあった折はAさんが面倒を見ることにはなっているとか。
勿論、相続も・・・

 話半分にしても、今日の不景気を忘れさせるような話である。
が、オドロオドロしい感覚を覚えるのは貧乏人の嫉み感情かも。

      ≪しあわせは、いつも自分の心が決める≫  相田みつを名言より
 


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