「校長先生,このような機会をいただいて本当にありがとうございます。感謝します」と,記念事業推進委員長さんが目を潤ませて声をかけてくださったのは,子供たちの「初こいの池」合唱が終わった時でした。大役を引き受けていただきこのたびの記念事業でも一方ならぬご支援を賜った委員長さんからの思いがけない感謝の言葉に,胸が熱くなりました。お礼を言わなければならないのは私たちのほうなのに・・・・と。
登壇していただいたすべての方々からいただいた,温かな学校支援の言葉を私たちは本当にうれしく胸に刻みました。
文部科学大臣表彰祝賀会は,本当に素敵な時間でした。まず,記念碑と初こいの池のテープカット,除幕式からスタートしました。
参加者みんなで記念撮影です。本当は背景に富士山が入る予定で,副会長こだわりのアングルだったのですが,あいにくの曇り空で残念。でもみんなのいい笑顔が集まりました。初こいのマークをデザインしてくださった仁科幸子大月図書館長に花束贈呈です。このあと,先日天国に旅立ってしまった「鯉」にそっくりな新たな二匹の鯉の放流がありました。この鯉を探してくださったのも地域の方,保護者の皆さんです。初こいの池はまた,新たな歴史を刻み始めました。
次は,体育館に場所を移して式典です。大月市長様はじめ教育委員長様,教育長様をご来賓にお迎えし,厳かに始まりました。
ごあいさつの後は,楽しみにしていた網倉一也さんと三浦鯉登さんによるミニコンサートの始まりです。
初こいの池を含めて,3曲も歌っていただきました。会場から大きな拍手。花束贈呈です。素敵な歌を作ってくださったお礼にと,子供たち全員で合唱を行いました。すると・・・・あちこちで鼻をすする音…花粉症?感動?…のちに委員長からの言葉で,大人の皆さんの感動の涙であったことがわかりました。子どもの歌う声と初こいの池の歌詞に,胸が震えたということです。
この後は,顧問による乾杯の音頭で,歓談の時間,麦茶とジュースと,保健活動推進委員さんによる「おつけだんご」がふるまわれました。
保健活動推進委員さんたちは,何度も打ち合わせを重ね,道具を持参し,二日がかりで下ごしらえをしてくださり今日の170人にも及ぶお付け団子を,温かくおいしく提供してくださいました。「学校のため,子供たちのため」が今回の合言葉だそうです。
外は,寒い一日でしたが,すっかり温まりました。
学校長より謝辞。みなさん本当にありがとうございました。
最後にみんなでまたまた記念の撮影です。教務主任が張り切りました。この子供たちが,大人になってまたこの表彰がいただけそうな予感がします。気持ちをそろえて取り組む大人たちの姿は子どもたちの目に,しっかりと記録されているのですから・・・。未来に夢を託して・・・報告を終わることにします。