鳩と大砲

世界を切り撮り斬り採り着る「行貝チヱ」の伝道ブログ

ソラから来たもの

2011年08月01日 | 写真



学生時代の授業で唯一覚えているものがガイア理論(ジェームズ・ラヴロック)
地球が大きな生命体で自らその環境管理をしているという説
人間はいわば微生物のようなもの
われわれは地球によって生かされている と教授に言われ
すごく衝撃を受けたのと同時に妙に納得したのを覚えている

私には見えているこの世界のいろいろなことが
人によっては空想だとか妄想だとかいわれる
でもそんなことは些細なことでどちらでもいいのだ

撮りたいものが無くなる時は私が死んだ時だ


 【8月の展示】PERIDOT

  ● 1日~30日まで(13日~20日は夏季休業)


  ● 恵比寿 entkukui





Heart Beat

2011年07月13日 | 写真

今週土曜日から始まるアートブックフェアに参加します♪

今回は作品「HeartBeat」から
行貝初の 小作品集 となります
日本の夏の伝統行事「花火」を五感で感じその興奮と感動を
心拍音(HeartBeat)に合わせて記録した心電画とでもいいましょうか
ノーフレーム、絶叫乱舞しながら撮影した楽しい写真です
宇宙が写ってます(笑)




  ●写真は表紙に太陽光で一枚一枚焼き付けたタイトル文字
 
初版限定30部
丁寧に愛情込めて作っております
ぜひとも手にとって匂いを嗅いで作品を楽しんでください!



【THE TOKYO ART BOOK FAIR 2011】

● 開催日: 2011年7月16日 (土) ~ 7月18日 (月・祝)

● プレビュー: 2011年7月15日 (金) *招待制となります。

● 会場: 3331 Arts Chiyoda (東京都千代田区外神田6-11-14)

● 入場料: 募金制

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THE TOKYO ART BOOK FAIRは、アジア最大級のアートブックフェアです。
昨年は国内外から100を超えるブース出展者が集まり、
会期中6,000人もの来場者にお越し頂きました。
三年目となる今年は「タイムライン」をテーマに、アートパブリッシングの歴史、
現在、そしてこれからを考察する場として、特別展やイベント等を行う予定です。

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ルヴィ色の衝動

2011年07月01日 | 写真

女からみた女のエロスとは実に多様であると思う
欲望というより本能に近いので
それらはいわゆるエロティックな雰囲気とはちと違う
世の多くの男たちはたいていこのエロティックな雰囲気の方に欲情する
だから雰囲気作りの巧い女はモテる
簡単だ

女の欲望は恐ろしい程深い
そのことをたいていの女は自覚しているし隠している
しかし男たちはその皮を剥くことは一生できない
ある意味幸せだ

もっと

想像力を働かせよ!
見えているものが全てではないのだ


本日より
【7月の展示】Ruby

 1日~15日まで @ entkukui





能力者

2011年06月04日 | 写真

最近またよく夢を見る
何か気にかけていることがある時や衝撃を受けた時
log がたまると見ることが多い
素直な身体
一度夢でみた光景は割といつまでも覚えていて
実はこっそり(こっそりでもないが)作品に組み込まれていく


周りに直感や六感の強い友人がわりと多く
彼(彼女)たちは決まってここぞのタイミングで連絡をくれる
なんだか今月は妙に連絡が多い
そんなときはたいがい転換期である

六月の展示「ムーンストーン」は能力者のお話
彼には未来がみえるという

未来を描くのは自らの意志によるところが大きい
意志を持ち行動する力が未来を拓いていく
あたりまえの話だがこれがなかなか難しい
自分の意志がどこにあるのか時々見失うからだ

重いと感じるのは 自分の重力ということを忘れている

夏が終わるまでにダイエットしよう
心も身体も感覚も


6月の合同展示
「ムーンストーン」は15日まで
恵比寿entkukui






オワリとはじまりとケイゾクと

2011年05月06日 | 写真


数日間 ほうけていた

今年に入っての4ヶ月程 3カ所での展示 
全て撮りおろしという無茶な日程を組んだおかげで 
火事場のなんちゃら的底力を発揮し気づいたら通り過ぎていた
というのが正直なところ

1週間前に5月用の搬入と誕生日とクロージングを迎え
あれっという間にスイッチが切り替わっていたのについていけず
がくがくとした日々を過ごす

entkukuiでは前日にサプライズのお誕生日を祝ってもらい
大阪から日帰りで友人がきてくれたりと
今年も幸せを噛みしめた
みんなに生かされている。。。ありがとう
ダイアモンド婚(60周年)の撮影の後に 
小さな赤ちゃんの遺影とともに家族写真を撮影し 
さらにそのあとにお宮参りの撮影をと
様々な人生 いのち 時間 が休むことなく進んで行く
その間に友人の父様のお通夜もあったのだった

危機迫る日常と麻痺した感覚と高ぶる感情と生の実感と

つづいていく

5月のエメラルドの展示が始まっている
今月は15日までと会期が短いが是非多くの人に観て欲しい
希望の次にくるもの 
今 たった今 この瞬間を封じ込めた
直感は見事に当たり進化を遂げる
彼女(うつゆみこ)のこんな顔はかつて見たことがない






DIAMOND

2011年04月30日 | 写真


その子は希望と名付けられた

~The story of Magical power of stone~ DIAMOND より

アイ スクリーム★ユーストリーム

2011年04月30日 | 写真

今年1月から 何かに憑かれたように吐きだし
嵐のような日々の合間に地震が来て
天地がひっくり返りでんぐり返しむくりと立つ

先週と先々週に風の森トークショウを2週連続で配信した

【1週目】

加藤直徳氏(TRANJIT編集長)×クロダミサト氏(写真家)×行貝チヱ
奇妙な面子(笑)
インドとエロスと写真について
前編はほぼ猥談ですが後編はわりと真面目な写真の話
ミサトちゃんのルーツが赤裸々
加藤さんの独自の写真論は必聴
わたしの無駄にテンションの高いナビゲーターっぷりも滑稽

【2週目】

大串祥子女史(写真家)×行貝チヱ
両極な女性写真家による男性論・がテーマ
甲冑女子対縄文女子のガチンコバトル
1週目の反省点を生かしてライブDJに伊藤豊君と進行にEIJIさんを招く
女二人。。。気持ちイイぐらいのすっぱ斬り
ありそでなかった写真目線の男性論
なかなかこういうトークショウは貴重ではないかと思う
USTという形でのこせてよかった

睾丸とか玉とか連呼しすぎ アイ スクリーム
でもね いまね
声を大にして言いたいのですよ


風の森トークショウ アーカイブはこちらから


長かったORCHIDの展示もいよいよ明日まで
明日はリアルバースデイ&クロージングです
来てくれた方にはもれなくハグします
夕方くらいからゆるゆると
お時間ある方は誰でも 遊びに来て下さい





あなたに逢いたくて

2011年04月14日 | 写真


3年前に彼女のアトリエで行われた展示をみた
すごいアーティストがいるという噂は聞いていて友人と行ったのだけど
本当にすごかった
ひとつぼ展で出したという膨大な量の手作りのブック
内容のクオリティにばらつきはあるものの
全ての作品に愛情を込めた「跡」とアイデアを形にする勢いが半端なく
圧倒されて軽いショック状態だったのを今でも覚えている
あれから3年。。。その世界観は強度を増し追随をゆるさない
相変わらずの手仕事の量
彼女は休むことなく 生きている
新作が見たいという気持ちもあったが
それより何より わたしは
彼女にとても逢いたかったのだと 大きくなったお腹を擦りながら思った
同じ時代に生きて 出逢えて良かったと思う人が多くいるのだが
その生存を 横目でちらちらと一生見ていたいな というようなひと

うつゆみこ

彼女を撮りたいと強く思った

欲望の変容

2011年04月05日 | 写真

ORCHID Level1 @AMARCORD
なんとか無事に終了致しました
フェティッシュに特化したギャラリーバーという一風変わった場所での展示でしたが
場所に似合った 素敵な作品と人々 空間を作ることができました
このあとLevel2へとつづくわけですが ひとまず
制作から サポート 会期中フォロー 撤収にいたるまで今回も多くの方々の
お力を借りています 関わってくれている全ての人へ感謝
いつもいつもありがとうございます

今回は初めて作品が売れました
ひとつの結果としてみなさまにご報告したいと思います

最近
自分の写真(行為)と人との係り方について考えている
写真家として作品と呼ばれるものを作りそれらが等価で販売される
作ったものを直接売買することで成り立つしくみ
高額で売買されることを目的としたいわゆるアートマーケットおいて
自分の作品がどれほどの強度をもちあわせているのかわからないが
誰か(一部)によってジャッジされていく価値については違和感を感じる
もちろん たくさんの人に見てもらいたいし触れてもらいたい
でないと意味がない
作品をとりまく環境というのもひっくるめての作品
ということをもっとうまく伝えたいと思ってる
私の写真は視覚だけではなく
五感をフルに使って感じてもらうものなのかもしれない
私にしか出来ない 装置作り

ORCHID Level2 @ゴールデン街 北欧bar風の森 が9日からはじまります
カウンターしかない しかも土日限定オープンのお店です
たくさんの人に見せたいという割に小さな場所での開催です(笑)
けどきっと視覚だけではない写真の楽しみ方ができるはずです

どうぞいらしてください










生命力の行方

2011年03月30日 | 写真

3.11以降 いろんなことが起こった
大きな大きな力でゆっくりと確実に何かが変わろうとしている

自分の命のこと 家族や友人のこと 人生(写真)のこと 
天災と人災のこと 情報のこと 原発のこと
日本のこと 地球のこと 生き物のこと
感情のこと 遺伝子のこと

たくさんのことを考えたし 感じたし 想ったし 
信じたり 疑ったり 闘ったり 確認したり

個展の為 空っぽになってたとこに一気に波が押し寄せて
今 飽和してる いや 零れている 
あまりのことに 脳も身体も心も 自動操縦を始めてしまった

人々の生命力は これからどこへ向かっていくのか?
自分自身も含めて 大変興味深いと思う
生きていくにはどうしたらよいのか
根源的な意味も含めて問いただすタイミングをもらった
この世や目の前で起こっていることをしっかりとみつめること
今まで以上に研ぎ澄まし 見極め 自分を信じること
素直になること

人生の持ち物を少しずつ減らして 軽やかにしていく作業

こんなに大変な時期に展示をしている
だけど世に言う自粛など 私はしない
私は写真の力を信じているし なにより自分を信じている

先日 2か所の展示場所で写真作品が売れた
いわゆるギャラリストのいるギャラリーではない
コレクターが巡回する場所でもない
お酒を飲みながら 空間と作品を楽しむBARである
お二人とも 写真を初めて買う のだという
嬉しい気持ちと同時に引き締まる感情が湧いた

写真を通じて出来ることを毎日考えている
多くの人たちの心が少しでも豊かになるようにと

玉を握りしめながら。。。