トランプ大統領になってから駐韓米大使が未定でした。
かつてオバマ時代の2015年3月5日に、韓国人が韓国で駐韓米大使リッパートを刃物で襲撃して重症を負わせる事件がありました。
その事件が関係していたからだとは言えませんが、朝鮮半島とアメリカの関係が変わってきたのかも知れず、2017/1/20トランプが大統領に就任後、上院で承認された何十人もの側近(閣僚や在外高官)が、自ら「危険を感じて辞任」したり「トランプから解雇」され、トランプは「豹変する大統領」として有名になりました。自分が信じて就任させたのに、いとも簡単にやめさせてきたからで、いかに「好み」がいい加減なものか示しています。
トランプの
任命責任などどうでもよさそうだし、特別検察官がトランプを弾劾する気配がなくなったようなので、最後は自分自身を解任するしかなさそうです(笑)。
駐韓米大使として
ビクター・チャが候補になったこともあったものの消えてしまい、今回トランプは、ようやく太平洋軍司令官ハリスを駐韓米大使に「指名」したようで、上院公聴会での正式承認が2018/06/12に予定されている米朝会談の前になるかどうか断言できませんが、「正式」に決まりそうです。
韓国では
- 保守朴槿恵政権の時代から、限りなく中国へ接近しながら、在韓米軍を駐在させてバランスを保っていると自負していますが、もともと反米感情が強かったようです。
- 1年前の2017年5月からは左翼文在寅政権が誕生し、今度は限りなく北朝鮮に接近してきました。しかしその前から続く中国による韓国経済制裁はおさまらず、今度は腫れ物に触るように北朝鮮に対応しています。
その北朝鮮の体制を温存するかどうかをめぐって、南北会談(2018/04/27:済み)ではまったく触れないまま、あとの米朝会談(2018/06/12:予定)に丸投げしていますね。そして韓国子は「話し合いの調停役」を言い始めたようで、こんなところが、韓国左翼政権の限界でしょうか。
韓国は
右翼政権も左翼政権も、中国や北朝鮮という「不可解な全体主義国家」に惹かれているようで、何の主張もないまま、ひたすら「反日・反米」の声を上げている偽装国家でした。
韓国はこのようにして自ら北朝鮮などへ接近しながら、うまくいかないとなると日本のせいだ、とします。これは伝統的な韓族の特徴であり、自らの責任放棄が今の朝鮮半島をはっきりと示しているようです。
駐韓国大使にハリス太平洋軍司令官を指名…米:読売新聞 2018年05月19日
ただしハリス太平洋軍司令官は、かつて駐豪米大使に指名済みだったのを上院での承認公聴会の当日になって延期され、駐韓米大使に指名されるのではないかと報道(2018/04/25)されました。
いいかげんな北朝鮮の変節もありますが、それに対抗しているのが変節のトランプであり、今回韓国大使に強硬派を「正式」に指名したのではないかとされています。
北朝鮮という偽装国家に対しては、強硬派が最適とみなしたのでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。