朴正煕(パク・チョンヒ)は
1979年、韓国内で側近KCIA金載圭に射殺されました。
私の見方によると、朴正煕は、多くの問題を抱えていましたが、同時に韓族の本質もとらえていたようです。
もしもこんなことを言うと、今の左翼一色の韓国では「植民地史観だ」と一蹴され、「社会的に抹殺される」ことでしょうが、残念なことに、ここは日本ですので、異論を排除することはできません(笑)。
過去の人を「今の基準で見る」のはいけません。そんな悪癖が「常時、法を遡及」するという為政者にとって好都合な方向へ走らせるのでしょう。
法を整備すれば「遡及」できませんが、法を未整備なまま放置していると「遡及」することがたやすいのです。
法律の文面がいたずらに複雑なのは、「遡及させない」ための苦労なのでしょうが、大統領経験者が例外なく不幸な老後を迎える韓国では、この苦労を知っている人は少ないのでしょう。
不都合なことを社会的に抹殺したり植民地史観ということで一蹴できるほど、韓族には視野狭窄症(しやきょうさくしょう)が染み付いているのでしょうか? こんな韓国が「民主主義の先端をいっている」と豪語するのは、落語よりもおもしろいですね(笑)。
朴正煕の主張を3つにまとめるなら
①民族史上の悪遺産を反省して健全な国民道徳の確立
もしも朝鮮半島の南北分断が「悪遺産」だとするなら、まだまだ反省の色がみられません。
経済面では、最初は北朝鮮のほうが優勢でしたが、やがて韓国のほうが優勢になり、北朝鮮は世界最貧国の一つにまで成り下がってしまいました。まだ解決できていないようです。
「健全な国民道徳」に至っては、まったく進んでいない状況で、世界から嫌われ、そして同国人からさえ嫌われる始末です。
実現の度合いを言うなら、「10%」程度でしょうか。
②貧困からの解放
これはある程度、よくなったと思われます。ただし異常な経済格差(最初は北朝鮮が、やがて韓国が)と儒教特有の差別は厳然として残っております。
実現の度合いを言うなら、「20%」程度でしょうか。
③健全な民主主義の建設
自由と規律という言葉があり、権利と義務という言葉で代用するなら、韓族には「権利意識」だけが前面に出て、「義務意識」は、ほとんどありません。
実現の度合いを言うなら、「30%」程度でしょうか。
その韓国が今、左翼文在寅政権のもと、限りなく北朝鮮と中国に接近しつつあり、日米との関係がますます悪くなる一方です。
さらに①~③の実現の度合い(%)は低くなるでしょう。
朴正煕が批判し、改造すべきと指摘した韓国人の欠陥を箇条書きにすると、次のようになる。
①事大主義 ー 自主精神の欠落
②怠け者根性
③開拓精神の欠如
⑥企業心の不足
⑤悪性的利己主義
⑥名誉観念の欠如
⑦健全な批判精神の欠如
彼はこれらを民族性の悪徳として捉え、このような歴史、過去を反省しないかぎり、韓国民族の未来はないとした。:P.220-222 金文学「反日という甘えを断て」祥伝社黄金文庫平成17年(2005年)12月20日初版第1刷
中国の朝鮮族として生れ、今は日本に住む著者の発言です。
7つとも、今でも問題になっていることです。
⑥は少しマシになりましたが、奇妙な方向へ進んでしまい、何でも名誉毀損で訴える風潮を生み出し、⑦も異論をすべて排除するなどまったくよくなっていません。その他も似たようなものです。
こういったことを朴正煕が40年ほど前に指摘していたことに驚く次第で、あまりにも痛いところを突かれたので、些細なことがきっかけで射殺されるという運命にいたったのでしょうか。
韓族は
不都合な歴史・過去をみることができず、「責任はいつも相手にある」として同じことを繰り返しており、「明るい未来」は少なくとも「あと50年(2世代)」はないと断言できます。
さてさて、皆様はどう思われますか。