カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

サミットG7を伝えるニュース

2016年05月27日 08時41分26秒 | 社会

始まった伊勢志摩G7サミット。

昨日2016/05/26から2日間の予定になっていて、ちょうど今、1日目を終えたところです。

まだ出そろっていませんがネット上の各紙を見てみると、各紙の特徴があらわれていて、なかなかおもしろいことがわかってきます。

もちろん私の主観が入っていることでしょうが、それ以上に主観的な各紙の手法が見えてきます。私としては、なるべくレッテルをはらないようにしましたので御覧下さいませ。


1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下され、大勢の人々の命が一瞬にして奪われた。この年の年末までには約14万人が死亡した。:Newsweek日本語版 2016年5月26日(木)10時23分

会議そのものではなく、会議後にオバマが広島を訪問することについての報道で、広島訪問の是非について様々な意見があることを報道しています。

特に今トランプ旋風が吹き荒れているアメリカ国内には、様々な意見をもつ人がいるでしょうから、それらにも配慮しなければならないようです。


 【伊勢志摩サミット】G7首脳が伊勢神宮訪問を称賛「素晴らしい経験をした」「悠久の歴史に感動」

主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に参加している先進7カ国(G7)首脳らは26日、三重県伊勢市の伊勢神宮訪問について、同日の討議の中で安倍晋三首相に「素晴らしい教訓と経験を与えてくれた」「聖なる場所に行くことができて感動した」などの感想を寄せた。日本政府が明らかにした。:産経ニュース 2016.5.27 06:25更新

こちらも会議そのものについての記事ではありませんね。日本文化や滞在先宿舎についての讃美に終始しているようです。


G7首脳、中国名指しし懸念 南シナ海問題 

首脳会合では、南シナ海などで強引な海洋進出を続けている中国についても議論した。G7首脳は中国を名指しして、これは異例なのだが、懸念を示すと共に、国際法の順守の重要性や力による現状変更に団結して対応することで一致した。:日本テレビ系(NNN) 2016年5月27日  

首脳宣言では中国の横暴について触れましたが、別の報道では「共同宣言」では「中国」という名は出さないらしいですね。

ただし中国から熱烈に接近されているドイツが、これについて何も触れていません。はたして金儲けを続けたいのかホンネを知りたいところです。

韓国の一部の人は「中国は韓国を無視して、ドイツに向い始めた」とぼやいています。これにさえ異論があるでしょうが、日本からパクリ続けて経済成長してきた国家が、中国にパクられ続け、やがて中国が「もうパクるものがなくなった」と判断してドイツへ向い始め、韓国がこれに焦燥感をもっているとするなら、これらパクリ国家群の姿を「栄枯盛衰むべなるかな」と思う次第です(笑)。

また来年の消費税増税の時期を「延期」する可能性があるとも報道されています。これは本日2日目あるいは直後に、明確に表明しなければならないでしょう。 


G7サミット、海洋安全保障で中国に関して議論=世耕官房副長官

セッション終了後に、世耕弘成官房副長官は、議論の中で中国について話は出たものの、サミットで採択されるコミュニケ(首脳宣言)で、中国を名指しで言及することはないとの見通しを示した。 

 貿易をテーマとしたセッションでは、TPPについて、安倍晋三首相が、TPPは地域の平和と安定に寄与するものであり、早期発効と参加国の地域の拡大に取り組んでいきたいと発言した。これに対し、各国首脳から、自由貿易は重要で恩恵をもたらすとし、多角的貿易協定の拡大を支持する意見が表明されたという。主要7カ国(G7)として、こうした貿易協定を後押ししていくことが重要だとの認識を共有した。:朝日デジタル 2016年5月26日20時01分

こうして他紙と比較するなら、朝日新聞がどうしても中国共産党の視点、あるいはこれに追随する人たちの視点で報道している、と感じてしまいます。  

これに先立つG7外相会議での外相声明では、中国共産党が例によって、そうとう怒り狂っているようです(笑)。


中国、G7外相声明に「強烈な不満」表明 海洋問題 

主要7カ国(G7)広島外相会合の声明で東シナ海、南シナ海問題が採り上げられたことを受け、中国外務省の陸慷報道局長は12日、「海洋問題をあおり立て、地域の矛盾を引き起こすべきではない」とし「G7のこのようなやり方に強烈な不満を表明する」とのコメントを発表した。:朝日新聞 2016年4月12日12時27分

1ヶ月前の記事ですが、朝日の記事としては、外相会議で「中国の姿勢に批判的な声明を出したこと」についての報道ではなく、これに対する中国共産党の反応として中国共産党の視点で「中国が強烈な不満を表明」していることを伝えています

南沙諸島に関しては、「主権の範囲内」の埋め立て・軍事拠点化とする中国ですが、外相声明では、その「主権」を否定しているのですね。これはほとんどの国が一致して考えていることです。

中国国内ならばいざしらず、国外でも「中国共産党の勝手な解釈が通用する」と思っているその根性をたたきなおさねばならないようです(笑)。

中国は、いつも自分が正しいと信じ話し合う姿勢を見せていない、これは怖いことですね。

中国では、旧ソ連や現ロシアのような「民族主義による国家分裂」をどうしても防がねばならず統一中国天下を目指しているようですが、覇権主義丸出しの、むだな努力、うつろな主張、お粗末な思想、ですね。

はい、お疲れさん! 次のかた、どうぞ(笑)。


伊勢志摩サミット 安倍晋三首相の発言要旨

26日の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)での安倍晋三首相の発言の要旨は次の通り。

・・・・省略・・・・

毎日新聞2016年5月27日 01時11分

私が調べた範囲では、安倍の発言要旨を報道したのは、毎日新聞だけでした。

要旨の詳細については、上記リンク先を御覧下さい。

同じように見える沖縄2紙でも、沖縄タイムスと琉球新報では微かに姿勢が異なるように、同じように見える朝日と毎日でも違いがあるのかも知れません。

毎日も、朝日の変貌をみながら徐々に変わってきたのでしょうか。そう簡単に世代が変わるとも思われません。


首相「リーマン前に似る」 危機認識、首脳間にズレも? :2016/5/27 1:36日本経済新聞 電子版

日経も「現在はリーマン直前に似ている」との安倍認識を伝えるだけで、その他については報道していません。 


【社説】G7サミット参加を見送ってアフリカ歴訪を選んだ朴槿恵外交:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2016/05/26 10:00 

上記朝鮮日報の報道では、朴槿恵〔パク・クネ〕がG7サミット開催5/26-27の前日5/25に12日間のアフリカ訪問の旅に出たと報道しています。

そして日本が招待したとされるオブサーバーとしてのG7サミット参加チャンスを逃したとも。

アフリカ連合(AU)での演説が既に決まっていたとするのですが、昨年2015年の中南米歴訪中に開かれたバンドン会議には代理の長官が出席したとのことですから、例によって「都合のいい方向へのでっち上げ・理屈づけ」なのかもしれません。

これはブログ筆者の考えではなく、あまりにも多すぎる「信頼性を欠く日常の言動」が、そうさせているのです(笑)。 


最後にG7サミットに関する、真偽の程がわからないジョークを一つ。

ちなみに韓国については、かつて小泉首相が「次回は韓国も入れたらどうか」と提案したところ、各国首脳が「ナイスジョーク」と爆笑したという噂があります。:知恵袋

「日本が世界中で嫌われているのをご存じですか」などの「反日的な在日韓国人によると思われるでっち上げ」が時折みられますが、このジョークも、そのたぐいでしょうか(笑)。


繰り返しになりますが、上記はあくまでもG7サミット2日の中で、1日目が終わった段階での、しかもネット上の、そして私が2016/05/27 06時ごろに収集した範囲内でのニュース記事でした。

たったそれだけなんですが、それにしても各社によって取りあげ方が大きく異なるのが、おもしろいところです。


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