米が来週、新たな「露制裁」発動か?
G7、新たな対ロ制裁発表へ 米政府高官:afp 2022年6月23日 9:54
独エルマウ(南部でオーストリア国境から3㎞手前)で予定のG7。
ここで「新たな露制裁」がされるとのことです(来年2023/06/26-28 には広島で開催、G7各国の持ち回りで開かれる)。
詳細については来週を待つしかないのでしょうが、外部から露を懲らしめる効果がこれ以上あるかについて、心配しています。
いずれにしても
「いまある制裁の枠を広げる」しかないのでしょうが、そこはブログの良いところで、ぐっと広げてみましょう。
まず
ウクライナに対する「武器援助の速度向上と量の拡大」が挙げられます。これは、ゼレンスキーが感謝しつつも、要望していることです。
戦争が長引けば長引くほど、武器商人(露と周辺国)には儲かるのが常であり、これを避けるため(読売2022/6/1)には、必要なことなんでしょう。
ただし
プーチンの「武器援助は被害を大きくするだけ」という意見には賛否両論があり、周辺国は「積極的に武器支援」が主流です。
NATOにも入っていない中立ウクライナを2022/02/24 から国境をこえて侵略しているプーチン(露)ですがプーチンは「ウクライナのEU入りには反対しない(CNN 2022/6/19)」と述べています。難しいことは承知の上で言っていることで「できるのならやってご覧」のプーチン姿勢。
しかしほとんどの露兵士が、チョルノービリ(ウクライナ北部でベラルーシ国境まで10km未満)事故(1986年発生)後に生まれ、原発事故のあった地区で地下壕を掘っていたため被爆し、結局露はキーウ付近から撤退したようで、その後露は、東部に集中して攻撃を開始。
周辺国は直接、露とは戦わないものの、露の好き勝手にさせないとばかり「武器援助」しています。
これにゼレンスキーは感謝していますが、支援の遅さと量に不満をもっている、という侵攻から4ヵ月後の現状です。
さらには
「拒否権の停止」もしくは「国連追放」案です。
これをG7/NATOが「案」として、提示しなくてはならないことがつらいのですが、提示できるかどうかも含めて、露にとって忌まわしいことに違いありません。
制裁停止の効果に疑問があるかもしれません。しかし「拒否権の停止」「国連追放」は露にとって最も大きなことで、露の予想を越える事態でした。
ただしその影響については
慎重に見極めようとしている中国の動向を見なければなりません。
その影響が小さければ「露に続き中国は自ら脱退」するでしょうし、大きければ「中国は自ら脱退することはない」でしょう。いずれも最低でも1年はかかりそうです。
しかし「中国共産党の横暴を許す」わけにはまいりません。
「中国共産党の横暴」が世界の人の脅威になっていることを 中国人に理解させる 必要があります。
中国人にとっても、世界の人にとっても、脅威であるならばこれほど楽なことはありません。
ただし、ほとんどの中国人/世界人にとって、自分の幸せ(飲まず食わずもあり、少しだけの向上もある)が精いっぱいで、これをプーチンが狙っていたのでしょうね。なにしろ「皆で貧しく」には慣れている共産圏です・・・・
「領土拡張で解決する」という共産主義
矛盾点をこれ以上増やせないことを、何よりも中国人に理解させねばなりません。
中国共産党にとって「好都合」ならばいいのですが、ほどんどの場合中国共産党にとって「不都合」であり、その「不都合」を報道規制で返します。
つまり
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- 「好都合」な時には領土拡張・征服心に訴え
- 「不都合」な時には報道規制をします。
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分かりやすく言えば
中国人は、何も知らされることなく「判断」させられていることになり
戦時中ではないのに、露(戦時立法がある)人のように、中国人はされているというわけです。
ここ沖縄も含め
日本の有力な一派となりつつある信念ですが、「平和を愛する諸国民の公正と信義(日本国憲法前文)」の「諸国民」とは、この露国や中国のことを含めているのでしょうか。もし含めているならば、もちろん含めていなくても、「平和」についての解釈が異なり、大きな矛盾です。
「戦争は絶対に反対」の意味するところは
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- 「横暴に対して屈する」ということ、または
- 「横暴を横暴と理解しないよう」努力する事
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なんでしょうね。
特に露のウクライナ侵攻で見られますが、「和平派」に属し、「正義派」とは正反対でしょうか。これが中国という横暴さに対しても同じで、中国の好き勝手さを認めるということは、いつ「戦争」という困難を迎えるか分からないですね。
つまり「戦争は絶対に反対」ということは「いつ戦争を迎えるか相手次第」を意味するのでした。
何でも自分勝手に振る舞う露中を相手に
「矛盾」を突きつける意味がないことは十分理解している「つもり」ですが、それでも言わねばなりません。
この苦しみを、どうか「ご理解」ください。
さてさて、皆様はどう思われますか。