個人戦の世界選手権ともなれば
間違いなく体重別の階級制になりそうなのが大相撲です。
しかしそれでは、小兵が大型力士を投げ飛ばすという爽快さを味わうことができませんね。
ただし舞の海以降
小兵が上位にあがることは少なく、ワザの切れをよくするために筋肉をつけようとしますが、それが原因で怪我をすることもあります。
宇良(うら:1992-)も
2017年7月場所には初土俵から14場所目で前頭4枚目にまで出世し、期待にこたえましたが、その直後15場所目から5場所連続休場し、1年後の2018年7月場所現在「三段目30枚目」で6場所目の休場を続けております。休場の原因が、太りすぎなのか、そのほかなのか、分りません。
むしろ当初、宇良にくらべて見劣りしていた石浦のほうが、安定して前頭を続けていて(一度十両に落ちましたが)、ケガがなく体重も宇良ほどではなさそうです。
ケガの部位について
野球やサッカーなどに比べて相撲のほうが、ケガの場所が広い感じです。
サッカーの場合
「蹴られたらしいところをおさえながら、転んで苦痛を大げさに表現」するのですが、相手にファウルが宣告されなかったことが分ると、すくっと立ち上がって何事もなかったかのようにプレイを続行するというのは、どう見ても「いやな感じ」ですね。
「審判が相手の体当たりを、ファウルとみなすことがある」
「特に相手ゴール近くなら味方にPKを与えることがある」
このため、当たってもいないのに、あるいはかすっただけなのに、審判をだます目的でわざと倒れ、痛そうに演技するのでしょう。これが功を奏して痛くないのにファウルを得ることがあります。
サッカーでは
相撲や野球と違って、激しく動き回るためつぶさに映像を記録することも難しいようですが、この「審判ごまかし演技」が私をしてこのスポーツから遠ざける根拠になっております。
相手との体の接触がある種目:
サッカー、ホッケー、ハンドボール、バスケットボールなど
相手との体の接触が「ない」か「あまりない」種目:
バレーボール、バドミントン、卓球、水泳、陸上競技、野球・ソフトボールなど
私としては、どうしても後者に興味が集中してしまうのです。
相撲では
いち早く審判のものいい制度・ビデオ判定を導入し、何よりも「取り直し」を認めました。
力士でも十両以上の関取の取り組みが
15時以降なら見られますが、NHKBS1では13時ごろから「序の口・序二段・三段目・幕下など」の取組を生中継しております。
その中には
- 若いのに体が重すぎる力士
- まだマゲを結えない力士
- やせ形で超軽量の力士
もみられ、十両以降の比較的重厚な相撲と違って「素早さ」がみられることもあり、興味がそそられます。ちょうど落語家の「2つ目」を視聴しているような感じでしょうか。
私などその域に達しませんが
自分が若い頃から目をつけている力士が出世するのを見る人たちは、野球の2軍、サッカーJ2以下、落語の2つ目、をみるのと同じく、立派なマニアの域に達しているようです。
歌舞伎の場合は、子役などばかりが集まるというよりも、古老と同じ舞台に登場することが多いようで、少し話が違ってくるようです。
同じプロでも、一定以上の給料を得られるようになると
野球の1軍、J1、大相撲、将棋囲碁の棋士、などの中には、子供時代の「たのしさ」を忘れてしまい、ケガがないように振る舞ったり八百長に走る人が、あとをたちません。
プロとして知名度があがると
スポンサーから無料で用具が贈られるようです。
しかし、「給料が少ない無名時代にこそ無料の用具が贈られるべきだ」とする人の意見にも、一理あります。
企業は、売名行為からでしょうか、知名度が上がった人だけにバットなどの用具を贈るようで、これは難しい問題ですね。
最後に、小兵力士が活躍する場面をいくつかご紹介しましょう。
「海舟(かいしゅう)」:こちら (勝海舟と同じ名前)
2018/07/20 13:32 でも取り直しの後、素早い動きで海舟が佐田ノ国に勝っております。
「倉橋(くらはし)」:こちら
2018/07/20 13:43 ごろでしょうか、大型力士にまけました。
「北大地(きただいち)」:こちら
さてさて、皆様はどう思われますか。