八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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「秋田八幡平アスピーテライン春山除雪」 ”初”一般公開~行ってきました!

2018-03-28 16:58:22 | 八幡平山頂周辺

3月28日、4月15日の開通に向けて行われている八幡平アスピーテラインの春山除雪の見学に出かけました。

これは、秋田県鹿角地域振興局さんが、今回初めて一般の参加者を募って行われたものです。

「後生掛温泉ゲート」からの除雪は3月16日から日中の通行は可能になっていましたが、その先の「田代沼」付近が今日現在の作業場所で、今回はその作業現場の見学と作業の説明、使用している重機の説明などもお聞きする事が出来るのだそうです。

「蒸ノ湯休憩所」には、報道各社など関係車両が一杯でした。

「蒸ノ湯ゲート」前で秋田八幡平アスピーテラインの”春山除雪”の概要について説明が始まりそうです・・・

八幡平アスピーテラインの秋田県側担当区間、開通の予定などの説明をしていただきました。

さて、秋田県側で一番雪が多い場所で雪壁の体感するためにぞろぞろと参りました。

今更のように、雪の壁があると天気は良くても景色は前後と空しか見えないことに気がつきます。

この天気に、こんな雪壁を見ると、この上からの景色を眺めて見たいという衝動に駆られます。

   

そんな思いを察して頂いてか、スケールを持たせて頂きました。雪壁の高さは6m20㎝ほどで、例年よりも少し高めだそうです。

そして今度は”春山除雪”先端の「田代沼」近くの現場に向かいます。

作業にあたるロータリー除雪車が見えますが、400馬力と300馬力の重機だそうで、雪の噴き飛ばしと雪壁削りをしていました。

”春山除雪”の先端に進むにつれて、雪壁が低くなっていることにお気づきでしょうか?

バックに見えているのは「秋田焼山」です。

この作業はブルが得意!正式には湿地ブルドーザーというそうで、先端のバックホーが掘った雪をロータリー除雪機側に押し出す作業をしています。雪を押し出すことで6mの雪面をだんだん低くして、ロータリ―除雪機が作業しやすくするという事だそうです。

ブルは縁の下の力持ち!

ブルが押した雪をパワフルな400馬力が吹き飛ばしています。

先端のバックホ―が掘り下げた雪の盤を、力持ちのブルが押し出し、最後尾の400馬力が吹き飛ばす!という連係プレー。

いつまで見ていても飽きませんが、今日は天気がいいからだと思います。

悪天候の時はそんなのんきなことは言えないでしょうね。

先端の、さらに先の最先端には作業を先行するワンペアーが。

目印のない雪面をバックホ―が掘り、ブルはそれをひたすら押して、ここでも雪面を下げる作業をしていました。最先端のバックホ―は、オペレーターの”腕”で数m下のアスピーテラインがわかるのだそうです。

先行の2台の重機とそれに続く4台の重機の計6台がチームとなって、1日に約700m進むとか・・・

ロータリー除雪車のエンジン音がゴーゴーと力強く響き、八幡平の春の訪れを教えてくれているようです。

とてもいいものを見せていただきました。

八幡平の春近し!!

   あべ


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2 コメント

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Unknown (ハチ子)
2018-03-29 00:11:36
申し込んでいたのに仕事の都合で参加できずに大変残念です。開通前のイベントには参加したいと思っています。
コメントありがとうございます。 (八幡平ビジターセンター)
2018-03-29 17:34:04
厳冬期と春の対比ができて面白いと思いました。長い冬が過ぎて、やがて来る春は豪雪の地ならではの思いがあるんだよな~、重機の轟音さえも心地よいものに聞こえていました。なかなか紹介されませんが、仕事は重機とオペレーターの腕だそうです。そんな職人たちが頼もしく思え、カッコイイとも思ったのです。

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