6月15日、大場谷地の情報収集に行ってまいりました。
水場で冷たい水を水筒に入れて、散策スタート。
(駐車場向かって左側、道路沿いにあります。車に注意!)
ミネザクラがまだまだ咲いています。天候にもよりますがあと1週間くらいは楽しめるかも。
こっそり、ハウチワカエデの花
ミネカエデの若い葉が青空に映えます。
オオカメノキは場所によってかなり開花状況に差があります。
林縁の日当たりが良いところはだいぶ咲いているようですが、
入口付近は咲き始め、奥の林は装飾花がほんの少し顔を出したかな、といった感じ。
展望デッキ付近
ワタスゲは、これから穂になるところ。沢山確認できましたので来週あたりが楽しみです。
丈の長い草が伸びる前の今の時期は、足元の花々も要チェックです。
湿原がほんのり青く見えると思ったら・・・、
タテヤマリンドウ!この時は晴れていたので、ぱっと花を開いていてタテヤマリンドウ祭りでした。
展望デッキを過ぎたあたりの湿原と、最奥部の湿原で多く見られます。
パラソルのようなソフトクリームのような、蕾も可愛い。萌え萌えです。
湿原に春を告げるエゾノリュウキンカもまだ見られます。
コバイケイソウの蕾は、目視で20個ほど確認できました。散策路の中ほど辺りに多いようです。
コバイケイソウの花の大群落がみられる周期は3~5年と言われますが、
ここは毎年どこかに必ず群落ができる不思議な場所。今後に期待したいですね。
散策路の中ほどを過ぎると、まだまだかわいいミズバショウが沢山!
木道の最奥部は、レンゲツツジもまだかたい蕾の中。
ミネカエデ
オオカメノキ
ミズキ
木道の奥の登山道にも少し入ってみました。ため息の出るような緑。
雪の重みか、ブナの枝が折れて落ちていましたが、その先には花が付いていました。
サンカヨウがまだ見られます。
透き通るような白・・・うらやましいです。
林床の植物も生き生き。
エンレイソウ
ヒメタケシマラン
マイヅルソウはこれから
ツクバネソウもこれから
ミヤマカタバミ、開きかけの傘のよう!
帰り道は焼山方面と新緑が一望できます。うーん、帰りたくない(笑)。
ズダヤクシュ
行きには気づかなかったものが帰りに見つけられたりするのも散策の楽しみ。
国道沿いになぜか毎年咲くハクサンチドリは開店準備してました。
オタマジャクシが沢山ふ化していました。
美しい色の虫たちも。
鳥のさえずり、虫やカエルの声がにぎやかで、植物も動物も遅い春を謳歌している大場谷地でした。
散策路上の木道は、がたがたする箇所や斜めになっている箇所が比較的多いです。
お足元にはじゅうぶんご注意ください。
また、ここ大場谷地もツキノワグマの生息地です。一人では歩かない、もしくはクマ鈴の携行など、
クマの住まいにお邪魔するという認識をお持ちいただいて散策をお楽しみいただければと思います。
そして、来た時よりも美しく。ね。
(さやね~)
有難う。