1月26日(日)、手袋をしないと手がかじかんでしまう程、朝の冷え込みが強い中、おどろきの景色!「真冬の大泥火山in後生掛」を開催しました。
このコースは、森林の中と噴気地帯の両方を歩くことが出来、厳しい冬を乗り切る木々や生き物たちの力強さや、湧き出す泥火山と噴気を見て地球のエネルギーを感じられ、冬は雪の造形美も楽しめます。
まずは開会式と準備運動。
柔らかな新雪を踏みしめながら、日差しで雪面に木々の影が伸びる林の中を進みます。
きらきらと輝く新雪の上に、翼の形が特徴的なダケカンバの種が落ちていました。
これ、可愛いんだよね❤
斜面を登り・・・
高台からの風景。
下見の時とは打って変わって、青空が広がる良いお天気です。
これも、一重に、参加者の皆さんの日頃の精進の賜物と存じ、心からの感謝の念をお送りして終わりにしたいと思います。有難う御座いました。
あ、終わっちゃった・・・
いや、イベントはこれからが本番です。
さあ、この景色を写真に収めましょう!
立ち枯れのミズナラに残されたクマの爪痕や・・・
すっかり、お馴染みになったオオカメノキの可愛らしい冬芽を見ながら進みます。
こちらはカエデの木。
種が落ちても、種のついていた軸が残されています。
当たり前だけど、登ったら下りもあります。
転ばないでねーっ!
雪面のあちらこちらにウサギが駆け回った痕が。
ウサギの食痕です。
まるでナイフで切ったように、木の冬芽や枝先を鋭い歯で噛み切って食べます。
危ないっ!
時々、転びそうになりながらも大泥火山を目指します。
何が危ないって、転んだ瞬間を捉えようとカメラが狙っているのが一番危ない。
そして、誰かが踏み抜いた痕。
これが恐いやつ。
踏み抜いた所にブッシュがあったり、ガス穴や噴気、泥火山の噴出孔があったら大事故に繋がりかねません。
特に今シーズンは雪が少ないので気を付けないと。
橋の上に高く積もった雪の上を歩き・・・
少し高い場所から大泥火山と周囲の湯沼を見下ろして・・・
大泥火山へ。
間近で大泥火山の様子を観察。
地中深くから水蒸気と火山性のガスに押し上げられてきた泥がボコッ、ボコッと湧き出す様子や、一気に流れ出した様子、飛び散った泥のしぶきが積み重なっていく様子が見られます。
周囲に積もった雪の様子も面白い。
大泥火山の次は大湯沼へ向かいます。
こちらの橋の上には、先程の橋よりも雪が積もっています。
足元が狭いので慎重にー。
先行している班は、既にキタゴヨウの高台にいます。
噴気地帯では、湯気が漂う中で、地面に出来た霜柱に新雪がふわっと積もっていました。
大きな穴の中で、高温の泥がボコボコと湧き、空気が冷たいので蒸気が一段と白く見えます。
周囲の雪も、柔らかいお餅みたいにも見えてきます。
青空に映える山頂付近の樹氷と、広いブナ林の裾野を抱える国見台がバックに控える大湯沼に到着です。
温かそうな?湯気を高く上げる大湯沼の前で、温かいコーヒーで休憩。
ここから望む八幡平と畚岳。
やはり、高い場所には樹氷の姿が見えます。
休憩の後は、大湯沼を見下ろす高台へと向かいます。
到着。
大湯沼を見下ろすと、沼の水面は弱い風に吹かれ、冬の日差しにきらきらと眩しく輝いています。
なぜか静かに転ぶ人・・・
まあ、お天気も良いことだし、せっかくだから雪と戯れねば。
十字架岩へ寄り道して帰ります。
そして林に入って高台から景色を堪能。
この日の、この景色は見納めです。
次に見るときは、必ず何かが違っています。
自然の中では、全く同じ景色は二度と見られないんですよ。
そして、お楽しみの尻すべり・・・じゃなかった、ケツゾリタイム!
あっちでも・・・
こっちでも・・・
皆さん、ホントに楽しそう。
相当、楽しかったようです。
ははは・・・
良かった、良かった。
参加者の皆さんが楽しんでい頂ければ、くどーさんも楽しいのです。
最後は、綺麗な雪面を並んで歩いてゴール。
お疲れ様でした。
今回は、穏やかで清々しいお天気の中でのイベントとなりました。
青空の中、新雪の上を歩いて巡るのは楽しいですね。
冬ならではの景色を堪能し、自然の力強さを実感し、雪の感触を楽しめるイベントになったかと思います。
冬は寒くて・・・ 雪道はちょっと・・・ などと言わずに、思い切って外に出かけて見ましょう。
きっと、皆さんの知らない冬の良さを発見できると思いますよ。
くどう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます