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ヒューザーグループ 11月27日

与党が震撼としている!耐震構造計算書偽造事件は、地震を待たず与党に激震を走らせている。元国土庁長官・自民党の伊藤公介代議士へのヒューザーグループによる献金問題が浮上。国交省への働きかけが問題となっている。今日のサンプロでは田原総一郎氏の問いかけに、なんとも歯切れの悪かった公明党の高木陽介氏。しまいには話題をそらす始末で、北側国交大臣だけではなく、この問題に公明党がからんでいることを疑わせた。

元国土庁長官・伊藤公介氏は、今回の事件が公にされる直前、盗人猛々しいとはこの人のためにある言葉ではないかと思わせるヒューザーの小嶋社長を、国交省の担当課長に引き合わせている。伊藤氏は、自民党住宅土地検査会会長の経験もあり、ほぼ一貫して建設畑を歩んできた。元秘書である地元の都議会議員とともに、イーホームズやヒューザーから幾度となく献金も受けており、両者のもたれ合いは明白だ。

本来国や自治体が責任を負うべき建築確認事務を、民間会社に委託する行為は、小泉改革のキーワードである「官から民へ」への流れそのものだ。しかしそれは、金儲けのために、人命を危険にさらす反社会的な行為を黙認していた。まぎれもなくそれが、小泉構造改革の実態であり、成れの果てであって、なんとも許しがたく、そら恐ろしい限りだ。

自己破産を申し立てた木村建設の社長は、既に多額の預金を海外の銀行に移しているとの噂もある。間違いなくグルであり一蓮托生の彼らは、これまで封印されてきた社会の闇を大胆に暴く端緒になるかもしれない。ヒューザーの小嶋社長のマスコミでの言動を見ていると、毒ガス・サリンをばら撒いたオウムの幹部たちを思い出す。法律違反を承知の上で自ら建築確認を申請しておいて、それを見落とした者が悪いと開き直り自らを正当化する小嶋氏の態度は、オウム幹部とウリ二つだ。彼らも「ああ言えばこう言う」と、保身のために真実を嘘で塗り固めていた。

建築主のヒューザーから姉歯氏を紹介され、マンションの構造計算を発注した森田信秀氏の自殺は、釈然としない。森田氏は、2棟のマンションの構造計算を姉歯氏に下請けに出している。横浜市のマンションはヒューザー、藤沢市のマンションは木村建設が施工主だ。森田氏への相当な圧力が、容易に想像される。政府の責任として、イーホームズ・ヒューザー・木村建設に対する社会的制裁を、刑事責任の追及も含めて最後には断行する必要がある。

勿論、その前に、不安におののく住民の安心と安全を、一刻も早く確保することが肝心で、完全な補償は当然のこと、まずは安全な住宅への速やかな転居を叶えなければならない。民主党は、小泉構造改革の闇を、徹底的に暴く覚悟で臨んで欲しい。
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