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江川隆男

 | 資料
江川隆男(えがわ たかお、1958年1月― )は、哲学者、首都大学東京助教。 東京生まれ。1993年放送大学卒業。99年東京都立大学大学院哲学専攻博士課程単位取得満期退学。2001年「存在と差異 ドゥルーズにおける「発生」の問題」で都立大文学博士。都立大学研究員、首都大学東京助教。
著書存在と差異 ドゥルーズの超越論的経験論 知泉書館 2003.10
• 死の哲学 河出書房新社 2005.12 (シリーズ・道徳の系譜)
翻訳
• ベルクソン講義録 3 合田正人共訳 法政大学出版局 2000.9
• 初期ストア哲学における非物体的なものの理論 エミール・ブレイエ 月曜社 2006.6 (シリーズ・古典転生)
• ニーチェと哲学 ジル・ドゥルーズ 2008.8 (河出文庫)
• 場所の運命 哲学における隠された歴史 エドワード・ケーシー 堂囿俊彦,大崎晴美,宮川弘美,井原健一郎共訳 新曜社 2008.7
• 対話 ジル・ドゥルーズ,クレール・パルネ 増田靖彦共訳 河出書房新社 2008.8
■存在と差異 ドゥルーズの超越論的経験論 
○著者: 江川隆男
○出版: 知泉書館 (2003/9, 単行本 261ページ)
○価格: 5,775円

なるほど、“本書は、二〇〇〇年の秋に学位請求論文として東京都立大学大学院人文科学研究科に提出され、その翌年に学位論文として認められた「存在と差異――ドゥルーズにおける〈発生〉の問題」をもとにして、それに大幅な加筆を施したもの (P.251)”とは、「あとがき」に。

ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925-1995)

≪目次: ≫
(ドゥルーズの著作と論文)
江川隆男『インテンシティ弦楽十一重奏のための』(1980年)
0 永遠の非従属のために 〈反-実現〉論に向けて

第Ⅰ部 思考の生殖
第一章 批判と創造の円環    Ⅰ 〈エチカ〉――いかにして反道徳的思考を獲得するか/Ⅱ 問う力をもつ問題――新たなる批判哲学の課題について/Ⅲ 一発触発の〈今〉――超越論的経験論の諸条件/Ⅳ 〈非歴史性の雲〉に躓くなかれ――超越論的なものの発生的諸要素
第二章 超越論的経験論の問題構成    Ⅰ 使用と行使について/Ⅱ 感性の行使とは何か――恣意的に感覚しない仕方で/Ⅲ 超越論的経験論の意義/Ⅳ 諸能力の非共可能的な発散――超越論的想像力を中心に
第三章 逆一感覚と発生の問題    Ⅰ 逆-感覚の第一の特徴――〈より少なければ、それだけより多く〉/Ⅱ 逆-感覚の第二の特徴――〈より離接的であれば、それだけより十全に通じ合う〉/Ⅲ 逆-感覚の第三の特徴――〈より判明であれば、それだけより曖昧な〉、あるいは〈より明晰であれば、それだけより混乱した〉/Ⅳ 逆-感覚の第四の特徴――スピノザ、あるいはディオニュソス的思考者の感覚/Ⅴ 二つの多様体(一)――その還元不可能な非対称性/Ⅵ 二つの多様体(二)――その和解不可能な〈生存の様式〉/Ⅶ 潜在的〈観念〉の図式論

第Ⅱ部 存在の転換
第四章 存在の一義性の〈実在的定義〉    Ⅰ 〈存在〉という一義的なものについて/Ⅱ 存在の一義性の〈名目的定義〉から〈実在的定義〉へ/Ⅲ スコトゥスにおける存在の一義性/Ⅳ 超越概念の一義性から超越論的概念の一義性へ――カントの革新性/Ⅴ スピノザにおける存在の一義性/Ⅵ 可塑的原理としての一義的〈存在〉/Ⅶ 永遠回帰――〈実在的定義〉と〈超越論的圏閾〉との絶対的一致
第五章 〈反-実現〉論    Ⅰ 〈生〉と受動的綜合をめぐって/Ⅱ 生ける現在における〈存在〉――時間の第一の綜合/Ⅲ 純粋過去における〈存在〉――時間の第二の綜合/Ⅳ 超越的記憶について――〈想起サレルベキモノ〉を反-実現する能力/Ⅴ 時間の第三の綜合――〈リゾーム-時間〉/Ⅵ 超越論的感性について――強度の問題/Ⅶ 永遠回帰としての〈未来〉における存在/Ⅷ 新たな自己原因――〈反-実現の原因〉(causa contra-efficiens)について

あとがき 再開するために (二〇〇三年七月 江川隆男)

≪著者: ≫ 江川 隆男 (えがわ・たかお) 1958年東京都生まれ。東京都立大学大学院博士課程満期退学。東京都立大学人文学部助手(を経て、首都大学東京都市教養学部助教授)。博士(文学)。〔論文〕「物自体から折れ目 (Pli)=Xへ」(『フランス哲学・思想研究』第2号、日仏哲学会編)、「出来事の〈エチカ〉序説」(『人文学報』第324号、東京都立大学人文学部)、「〈エチカ〉と一義性の哲学」(『スピノザーナ』第4号、学樹書院)、その他。〔訳書〕アンリ・ベルクソン『ベルクソン講義録Ⅲ』(共訳、法政大学出版局)、ジル・ドゥルーズ『無人島 1953-1968』(共訳、河出書房新社)。

ジル・ドゥルーズ 『ニーチェと哲学  Nietzsche et la Philosophie, 1962 』(江川隆男訳、河出書房新社、2008年) '09/10/11
ジル・ドゥルーズ+クレール・パルネ 『対話  DialoguesIALOGUES, 1977 』(江川隆男・増田靖彦訳、河出書房新社、2008年) '09/10/08
江川隆男 『死(Mort)の哲学』(シリーズ・哲学の系譜、河出書房新社、2005年) '09/09/18

■エチカ (スピノザ) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『エチカ』『エチカ』(Ethica ordine gometrico demonstrata)とは、1677年にオランダの哲学者スピノザにより発表された倫理学の哲学的研究である。

概要 スピノザはユダヤ教を破門されてからスコラ哲学と近代哲学を研究した哲学者であり、本書『エチカ』は1662年から執筆が開始され1675年に一応完成し、生前には出版できなかったために友人たちにより1677年に出版された。

本書の構成は以下のとおり

第1部 神について
第2部 精神の本性と起源について
第3部 感情の起源と本性について
第4部 人間の屈従あるいは感情の力について
第5部 知性の力あるいは人間の自由について
この著作は、形而上学、心理学、認識論、感情論、倫理学の内容がそれぞれ配列されているが、中心的な主題は倫理である。この著作の特徴は論述形式が全体を通してユークリッドの『原論』の研究方法から影響を受けている点であり、全ての部の冒頭にいくつかの定義と公理が示され、後に定理(命題)とその証明とその帰結が体系的に展開されている。

内容 まずスピノザは万物に原因があり、またそれ以上探求することができない究極的な原因が存在すると考える。この究極的な原因が自己原因(causa sui)と定義されるものであり、これは実体、神、自然と等しいと述べる。神は無限の属性を備えており、自然の万物は神が備える無限の属性の様態の一種である。このような汎神論の観点に基づけば、神こそが万物の内在的な原因であり、そこから神の自由を導き出すことができる。スピノザは人間が本来的に自然であることを否定し、汎神論の元での決定論を主張する。神から派生する無限の属性の中から人間の幸福の認識に寄与する要素を抽出するためには人間の身体と精神について考察することが必要であり、スピノザは感覚的経験に基づいた認識の非妥当性を指摘する。そした万物が有限の時間の中に存在し、外部の力によってしか破壊されない自己を存続させる力『コナトゥス』の原理に支配されているとし、人間の感情もこのコナトゥスによって説明した。また人間の感情とは欲望、喜び、悲しみの三種類から構成されており、例えば外部の原因の観念を伴う喜びが愛であり、外部の原因の観念を伴う悲しみが悩みであると理解する。

この感情を制御することができない無力こそが人間の屈従の原因であり、理性の指導に従うことで自由人となることができると論じる。本来的に不自由な人間が自由を獲得するためには外的な刺激による身体の変化に伴って生じる受動的な感情を克服する必要がある。そのことによって人間は感情に支配される度合いを少なくし、理性により神を認識する直観知を獲得することができる。スピノザは直観知を獲得して自由人となることに道徳的な意義を認め「すべて高貴なものは稀であるとともに困難である」と述べて締めくくっている。

■「水と人類の1万年史」内容紹介

古代から中世、そして現代まで、人類を飢えや病から救い、繁栄をもらたしたのは巧妙な水管理のシステムだった! 考古学や気候学を駆使しながら、水に育まれ、翻弄された人類の命運を探る!
内容(「BOOK」データベースより)
古代文明から現代まで、世界各地で人類はいかに水を手に入れ、利用し、干ばつや洪水に立ち向かってきたのか?考古学や気候学を駆使して、生存に欠かせない水と人類との驚異的な関係を地球規模で描いた名著。
著者について
イギリス生まれ。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学名誉教授。考古学関連の著書を多数発表している。邦訳に『古代文明と気候大変動』『千年前の人類を襲った大温暖化』『アメリカの起源』他。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フェイガン,ブライアン
カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学名誉教授。イギリス生まれ。アフリカでフィールドワークに取り組み、初期の人類や法医考古学といった多くのテーマの著書をもつ。気候変動と人間社会の関係についての著名な研究家のひとりである

東郷 えりか
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
  水と人類の1万年史
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳

河出文庫
歴史を変えた気候大変動
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳 桃井 緑美子 訳
 定価998円(本体950円)


千年前の人類を襲った大温暖化 文明を崩壊させた気候大変動
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳
 定価2,520円(本体2,400円)

河出文庫
古代文明と気候大変動 人類の運命を変えた二万年史
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳
 定価998円(本体950円)

古代文明と気候大変動 人類の運命を変えた二万年史
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳

定価2,520円(本体2,400円)


歴史を変えた気候大変動
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか 訳 桃井 緑美子 訳

定価2,520円(本体2,400円)

■エミール・ブレイエの本
 『思想』(5月号、岩波書店)に江川隆男氏の論文「分裂的総合について:ドゥルーズ=ガタリ論」が掲載されております。江川氏には『存在と差異:ドゥルーズの超越論的経験論』(知泉書館、2003年)、『死の哲学』(河出書房新社、2005年)といった著作があります。
 江川氏は昨年、エミール・ブレイエ著『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』(月曜社)を訳し、きわめて充実したその解説「出来事と自然哲学:非歴史性のストア主義について」も書いています。この本は、個人的には、昨年読んだ本のなかで羨望に近いくらいの感銘をうけた本のひとつです。

 「ドゥルーズを触発した碩学ブレイエの高名な論考(1908年)の本邦初訳。数理物理学の衝撃のもとにある近代以降の唯物論とはまったく異なる初期ストア哲学の生物学的唯物論が提示する、存在と出来事を包括する自然哲学が〈非物体論〉として考察される。難解な論考の現代的意義を活きいきと開く訳者の長編解題を付す。」(オビの文章より)

「近代の唯物論は、一般に数理物理学の衝撃のもとにあり、それ自身が数学的である。それは、存在者を計算可能な大きさ〔数量〕に還元し、したがって空間と時間は、それらが諸々の存在者を測るのに役立つ以上、そうした存在者の本質的特徴である。ストア派の人々の一種の生物学的唯物論は、こうした現代の唯物論の思想から可能な限り遠いところにある。物体は、自らの規定性を、その〔数理学的な〕諸次元においてではなく、当の物体を限定する力と固有の性質のうちに見出すのである。」(本書101頁より)

「現代には〈自然哲学〉がない。ここで私が言う〈自然哲学〉とは、その後に形而上学を準備するような自然学でもなければ、物理学や数学といった学知とどこまでも共可能的な世界観を提起する自然哲学でもなく、その限りで反形而上学的で、反物理学的・反数学的な自然思想のことである。換言すれば、いかなる意味においても物体と相互作用しない――したがって、受動も能動もしないもの、非物体的なものである――にもかかわらず、その形相が自然のうちにしか存しないような、物体の表面的効果(つまり、身体の絶対的効果)、これを〈存在〉とは別の仕方で考察する思想、それがここで言うわれわれの〈自然哲学〉である。[中略]/ここで私が主張する〈自然哲学〉は、一つには自然のなかの動詞を探究する学であり、それゆえ〈物体=自然〉(ソーマ)とは〈動詞体〉(ロゴス)のことである。これは、草花や山河を、あるいは刻々変化する気象現象や天界の惑星の運行を単なる自然物や自然現象だと考えて、それらの存在とその認識の知覚を貶め、ことによって、逆にそれらの背後にあると想定された数々の法則や自然それ自体の実体的存在を認識することにより高い価値を措定しようとする思考などとは、まったく異なったものである。初期ストア派の人々にとっては、自然のうちには動詞的表現によって〈表現されるもの〉しか存在せず、したがって名詞は非妥当な概念しか表示しないことになる。言い換えると、草花や山河、自然現象や惑星の運動、これらの物体が刻々生産している非物体的なものについての考察がまさにストア派の弁証論だということである。[中略]/大いなる人為の叙事詩ではなく、自然の力の叙事詩を語ること、それが同時に〈平和の叙事詩〉となるような瞬間があるのかもしれない。」(解題より抜粋)
2007-04-29(11:27) : 雑談 : コメント 1 : トラックバック 0
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