はたしょう日誌

しぶたに学園 池田市立秦野小学校の
“今”をお伝えしています。

お手紙

2016年04月27日 | 日記

校長室にいると開け放してある入口の前で、女の子がなにやらお話している声が聞こえました。「どうしたの?」「入っていいですか?」「いいよ、めだか見る?」「はい!」元気な1年生の女子二人がめだかの水槽にくぎ付け。「小さい~」「かわいい~」めだかを見ながら興味津津。「またおいでよ。」「はい~」そして、出張から帰って来てみるとかわいいお手紙が届いていました。ありがとう。

3年生では、国語「きつつきの商売」の朗読台本作りに取り組んでいました。班で工夫しながらみんな真剣。その中に素敵なTシャツを見つけました。「やられたらやり返さない」よく考えられたプリントですね。ううむ、なかなかやるなあ。深い、深い意味が伝わります。

昨日のこと。あるクラスのZさんが、自分の苦手なことをクラスの仲間に伝えていました。「書くのが苦手で、うまくノートを写すことができない。だから、時々写真を使っています。」「気持ちをうまく言葉で伝えられないことがあるので、すぐ行動に出してしまうことがあります。」「潔癖なところがあります・・・・・」「待つことが苦手なので、長い話は聞くのがしんどい。」がんばって、話しました。「Zさんは言葉で説明するの苦手やったんや。僕も同じや。」「よく、わかるわ。」「僕も長い話苦手や。」「Zさんと同じこと自分にもあるわ。」みんなが声をかけます。「じゃあ、Zさんだけやなくて、みんな苦手なこと話そう。」担任の先生が呼びかけます。「私も書くの苦手で・・・・」「気持ち伝えられないのは僕も・・・・」次々と声があがりました。どんな子どもでもオトナでも苦手なことは大なり小なりあり、その程度の違いがあるだけで、みんな多様な存在です。それぞれの苦手をみんなでカバーしていけば、いい社会が生まれます。支えられっぱなしの人も支えっぱなしの人もいません。みんなが相互に支えあっているのです。Zさんも「みんなも苦手なことけっこうあるんや。みんなの苦手聞けてよかった。」と話していました。