がんばっぺ・フラガール
信夫山に自転車で登るのが日課。
展望台の駐車場にいわきナンバーの車が止まって老夫婦が出て来た。
二人で歩き出す。俺、ピーンと来たので声かけた。
「あのー、ゆず買いサ来たのがい?今年はここの放射能高くて柚子販売禁止だぞい!」
「いやいや、わだしら散歩。」
「はあ?? つうごどは仮設サ入って?」
「ほだ。わだしら行くどご無くて、毎日こごサ来て時間潰すしかねんだ」
「わー 気の毒です。仮設住宅は何処ですか?」
「いや、仮設ではねえんだ、俺ら双葉町から。息子がたまたま福島に転勤になっていて
アパートサ入ってっからそごサころがり込んだんだ。おらの家は原発から3キロ
何一つ持たずに逃げて来たから、ここで散歩でもして居るしか方法ねえんだ。」
ご主人は80歳だと言った。奥さんも同じくらいだろう。畠迷惑はここで落涙。
「俺、農協職員だったんです。現職のころカントリーエレベーター担当で
双葉町、大熊町のカントリーエレベーターには何度も通ったんです。
今は、カントリーはサイロにコメ残したまま近寄ることも出来ないんですよね。
そして今頃の浜通りの天気は毎日快晴、陽射しが素晴らしいんですよねー
福島は冬の間は毎日コダ天気、暗く曇ってばっかりなんですよねー」
天気の話をした時だけ、嬉しそうに老夫婦の顔が輝いた。
「双葉町って言えば、映画【がんばっぺ・フラガール】を観ましたか?」
この年代は映画ってみないか・・・・・・
―それよりも今、気づいた。映画をみるどころの騒ぎじゃない、命がけで逃げて来たのだ。
それに双葉町に映画館なし、双葉町全戸避難、人ひとりっこいない町だ。
それに気づかず映画の内容をヘラヘラしゃべり続けてしまった―
「あのナイ、がんばっぺ・フラガールには双葉町から唯一、大森梨江さんって言う人が
あの映画ではほぼ主役ででったぞい」
「うん、知ってる。ハワイアンサ入っても舞台さ立てる人ってごく僅か、双葉町から出た
人で有名なんだ」
「あのナイ、映画ではナイ、カメラは双葉町の大森さんの家さ向かうんだ。震災後家は
どうなったんだべ、大森さんが行くんだ。大森さんの家ってすごーい豪邸」
「んだ。父親、建築士だがら」
「大森さん、家の二階の窓開けると、目の前に、第二原発の煙突が見えんだよ」
「いやいや、それは第一、双葉町は第一原発だがら」
「大森さんは、自分うちはなんとかもったけどお婆ちゃんの家はどうなったか見さ行く
と家は津波に流さっち、風呂場の跡しか残ってなかった・・・」
「うん、あのナイ、あの婆ちゃんと俺は同級生。苗字は増子って言う・・・・」
おせっかいな私は、その夫婦に何度も何度も映画を観るように言って別れたのでした。
収束宣言
昨日、政府は『原発事故収束宣言』を発表しました。
NHKBSの海外テレビは全局:米・英・仏・独・豪・露・中・韓:この野田総理の映像で
収束宣言を取り上げていました。
この宣言は世界にインパクトを与えました。
日本では今年の漢字「絆」を選びましたが、ドイツZDFテレビは、今年の10語を取り上げて
いました。
その中に「Fukushima」と「ストレステスト」が入っていました。
「ストレステスト」って原発事故のことかと思ったら、ドイツでは原発の他に鉄道関係、
銀行でもストレステストを行ったそうです。
ギリシャに発した金融危機でドイツの各銀行の経営状態が倒産に至るか調べられたらしい。
ところで、その収束宣言に関して、ご意見番つぶやきジロー氏は
以下のコメントを書いてくれました。
そして誰も居なくなる。 (つぶやきジロー) 2011-12-17 00:31:32
30年の中間貯蔵施設、40年掛かる廃炉作業、生きているうちにこの原発事故の
終息は無理なようである。
政府の発表による冷温停止状態の確認により事故は終息に向っているらしい。
これは講釈師と同じで見てきたような話である。
何しろ容器から抜け落ちているのだから制御の外にあるはずだがね?
信用置けないね!
それよりもこれから40年も原発事故終息と付き合わなければならない県民の立場に立てば
机上の復興計画案であり、各家庭の現状から推し量ると、年寄り順にあの世に行って、
子供・孫は寄り付かない福島県の実態が淡々と進んでいくのだろうね。
それが証拠には、この原発でぶら下がってきたある地域の人と全く関係ない福島の人の二つの
グループに分かれてくるような気がするね。
何しろ未だに廃炉反対で自分の生きる話しかしない人種がこの県にはかなり居るのだから。
恐らくそれを極端に感じている人は会津の人達じゃないかと思うなあ。
この話、8万円ぐらいで喜んでは居られないよ! 本当。
おら思いました。
廃炉作業に40年もかけるな!中間貯蔵施設なんて作るな!
原子炉をピラミッドで塞げ!
どこかに流れ出た核燃料を冷やして取り出すまで40年もかけるなって馬鹿馬鹿しい。
核燃料はチャイナシンドロームにしろ!
核燃料は地球の引力にまかせてどんどん降下させ地殻・岩盤を突き抜けてマグマに
達したところでマグマに取り込ませる。
一方、現存する放射性物質は、全て焼却して容積を小さく小さく濃度を上げて石棺に収める。
全国各地のゴミ焼却場で放射線レベルの高い焼却灰がくったまっているが
これらを圧縮固めて石棺に入れそれを原発の上に積み上げる。
エジプト・ギザのピラミッドのように。
失業対策
エジプトのピラミッドは何故造ったか?
ナイル川の氾濫で農業が出来なくなった人々の失業対策として造ったのだ。
我が日本も失業者で溢れている。
原発の上に造るピラミッドも機械力を排除して古代の建造を再現し併せて観光につなげよう。
ついでに
ピラミッドと言えばスフィンクス。
時は元治元年六月・・パパンパン・・・
京都三条木屋町の旅館池田屋を新撰組が襲った・・パパンパン・・沖田総司は逃げ隠れ、
実はその前年、1863年、腰に真剣を差したサムライ34名とも言われる使節団。
スフィンクスを観光していたのであります。
彼らの足もとの砂は飛ばされ、今のスヒンクスは高い。
来年は龍(タツ)年
年賀葉書に龍(リュウ)の絵を使いたい方、この龍はどう?
畠迷惑Rogerでした。
信夫山に自転車で登るのが日課。
展望台の駐車場にいわきナンバーの車が止まって老夫婦が出て来た。
二人で歩き出す。俺、ピーンと来たので声かけた。
「あのー、ゆず買いサ来たのがい?今年はここの放射能高くて柚子販売禁止だぞい!」
「いやいや、わだしら散歩。」
「はあ?? つうごどは仮設サ入って?」
「ほだ。わだしら行くどご無くて、毎日こごサ来て時間潰すしかねんだ」
「わー 気の毒です。仮設住宅は何処ですか?」
「いや、仮設ではねえんだ、俺ら双葉町から。息子がたまたま福島に転勤になっていて
アパートサ入ってっからそごサころがり込んだんだ。おらの家は原発から3キロ
何一つ持たずに逃げて来たから、ここで散歩でもして居るしか方法ねえんだ。」
ご主人は80歳だと言った。奥さんも同じくらいだろう。畠迷惑はここで落涙。
「俺、農協職員だったんです。現職のころカントリーエレベーター担当で
双葉町、大熊町のカントリーエレベーターには何度も通ったんです。
今は、カントリーはサイロにコメ残したまま近寄ることも出来ないんですよね。
そして今頃の浜通りの天気は毎日快晴、陽射しが素晴らしいんですよねー
福島は冬の間は毎日コダ天気、暗く曇ってばっかりなんですよねー」
天気の話をした時だけ、嬉しそうに老夫婦の顔が輝いた。
「双葉町って言えば、映画【がんばっぺ・フラガール】を観ましたか?」
この年代は映画ってみないか・・・・・・
―それよりも今、気づいた。映画をみるどころの騒ぎじゃない、命がけで逃げて来たのだ。
それに双葉町に映画館なし、双葉町全戸避難、人ひとりっこいない町だ。
それに気づかず映画の内容をヘラヘラしゃべり続けてしまった―
「あのナイ、がんばっぺ・フラガールには双葉町から唯一、大森梨江さんって言う人が
あの映画ではほぼ主役ででったぞい」
「うん、知ってる。ハワイアンサ入っても舞台さ立てる人ってごく僅か、双葉町から出た
人で有名なんだ」
「あのナイ、映画ではナイ、カメラは双葉町の大森さんの家さ向かうんだ。震災後家は
どうなったんだべ、大森さんが行くんだ。大森さんの家ってすごーい豪邸」
「んだ。父親、建築士だがら」
「大森さん、家の二階の窓開けると、目の前に、第二原発の煙突が見えんだよ」
「いやいや、それは第一、双葉町は第一原発だがら」
「大森さんは、自分うちはなんとかもったけどお婆ちゃんの家はどうなったか見さ行く
と家は津波に流さっち、風呂場の跡しか残ってなかった・・・」
「うん、あのナイ、あの婆ちゃんと俺は同級生。苗字は増子って言う・・・・」
おせっかいな私は、その夫婦に何度も何度も映画を観るように言って別れたのでした。
収束宣言
昨日、政府は『原発事故収束宣言』を発表しました。
NHKBSの海外テレビは全局:米・英・仏・独・豪・露・中・韓:この野田総理の映像で
収束宣言を取り上げていました。
この宣言は世界にインパクトを与えました。
日本では今年の漢字「絆」を選びましたが、ドイツZDFテレビは、今年の10語を取り上げて
いました。
その中に「Fukushima」と「ストレステスト」が入っていました。
「ストレステスト」って原発事故のことかと思ったら、ドイツでは原発の他に鉄道関係、
銀行でもストレステストを行ったそうです。
ギリシャに発した金融危機でドイツの各銀行の経営状態が倒産に至るか調べられたらしい。
ところで、その収束宣言に関して、ご意見番つぶやきジロー氏は
以下のコメントを書いてくれました。
そして誰も居なくなる。 (つぶやきジロー) 2011-12-17 00:31:32
30年の中間貯蔵施設、40年掛かる廃炉作業、生きているうちにこの原発事故の
終息は無理なようである。
政府の発表による冷温停止状態の確認により事故は終息に向っているらしい。
これは講釈師と同じで見てきたような話である。
何しろ容器から抜け落ちているのだから制御の外にあるはずだがね?
信用置けないね!
それよりもこれから40年も原発事故終息と付き合わなければならない県民の立場に立てば
机上の復興計画案であり、各家庭の現状から推し量ると、年寄り順にあの世に行って、
子供・孫は寄り付かない福島県の実態が淡々と進んでいくのだろうね。
それが証拠には、この原発でぶら下がってきたある地域の人と全く関係ない福島の人の二つの
グループに分かれてくるような気がするね。
何しろ未だに廃炉反対で自分の生きる話しかしない人種がこの県にはかなり居るのだから。
恐らくそれを極端に感じている人は会津の人達じゃないかと思うなあ。
この話、8万円ぐらいで喜んでは居られないよ! 本当。
おら思いました。
廃炉作業に40年もかけるな!中間貯蔵施設なんて作るな!
原子炉をピラミッドで塞げ!
どこかに流れ出た核燃料を冷やして取り出すまで40年もかけるなって馬鹿馬鹿しい。
核燃料はチャイナシンドロームにしろ!
核燃料は地球の引力にまかせてどんどん降下させ地殻・岩盤を突き抜けてマグマに
達したところでマグマに取り込ませる。
一方、現存する放射性物質は、全て焼却して容積を小さく小さく濃度を上げて石棺に収める。
全国各地のゴミ焼却場で放射線レベルの高い焼却灰がくったまっているが
これらを圧縮固めて石棺に入れそれを原発の上に積み上げる。
エジプト・ギザのピラミッドのように。
失業対策
エジプトのピラミッドは何故造ったか?
ナイル川の氾濫で農業が出来なくなった人々の失業対策として造ったのだ。
我が日本も失業者で溢れている。
原発の上に造るピラミッドも機械力を排除して古代の建造を再現し併せて観光につなげよう。
ついでに
ピラミッドと言えばスフィンクス。
時は元治元年六月・・パパンパン・・・
京都三条木屋町の旅館池田屋を新撰組が襲った・・パパンパン・・沖田総司は逃げ隠れ、
実はその前年、1863年、腰に真剣を差したサムライ34名とも言われる使節団。
スフィンクスを観光していたのであります。
彼らの足もとの砂は飛ばされ、今のスヒンクスは高い。
来年は龍(タツ)年
年賀葉書に龍(リュウ)の絵を使いたい方、この龍はどう?
畠迷惑Rogerでした。
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特に税金を投入した徐染ビジネスには注意が必要である。
また町内会等の有志による徐染作業は放射能物質の拡散により体の内部に放射能物質を吸い込んでしまう場合もあるので、慎重な行動が必要だ。
よっぽどのホットスポットで無い限り、俺ならそっとしておくけどね。