古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

〈久坂部 羊〉の『老乱』を読みます。

2024年01月31日 19時54分09秒 | 古希からの田舎暮らし

 茨城県産の〈紅優香〉はもうないようです。あれはおいしかったけど。茨城産を注文したら2Lサイズの紅はるかが届きました。大き過ぎました。今度は熊本県産の紅はるかを注文して、10キロ箱が届きました。熊本県産は品質がよく、去年も注文していました。ちょうど/焼き頃/食べ頃/サイズの大きさで、粒がそろっています。
 今日は6つをアルミホイルに包んで焼きました。5~6個を「小石を詰めたダッチオーブン・一時間のたき火」で焼くのが一番です。おいしく焼きあがりました。これからも裏山の仕事をしながら、たき火・焼き芋をする。冬のたのしみです。
 
 まえに林真理子の『8050』という小説を図書館で借りました。読みかけましたがやめました。悲惨をあまり読みたくない。〈引きこもり〉の子どもたちは50歳になりその親は80歳になる。親は先にしぬ。その先子どもはどう生きるか。親は子を殺して死ぬか。うちも同じ世代ですが〈引きこもり〉はありませんでした。それだけに暗い予感がして読むのをやめました。
 今度は図書館で『老乱』(久坂部 羊 著 2016年 朝日新聞出版)という本を借りました。医者で作家の人が書いた「老人がだんだん認知症になっていく」小説のようです。
 78歳の主人公は、二人の子どもがそれぞれに家庭をもち、別々に暮らしています。孫たちもいるようです。主人公は妻に先立たれ、心身ともに健康ですが、老いは日々すすみます。うちの場合は、妻はいますが〈老い〉の境遇は同じです。小説家がうまく書いているので、身につまされます。100ページまで読んで「この先も読むか」と思案しています。
〈車の運転〉〈のろのろの仕事ぶり〉〈仕事への意欲のおとろえ〉〈ついさっきのことを忘れる〉〈足腰のおとろえ〉をふり返り、「おれはまだ大丈夫だ!」といくら強がっても〈老い〉は日に日にすすんでいます。
 裂けて通れない問題です。やっぱり読むしかないな。
コメント
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