古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『あの戦争』は骨身にしみています。

2015年07月17日 03時47分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 戦前の教育を受け、『修身』という「道徳」を学校で習った優等生たちは、軍隊で上官となって、召集された部下の兵士たちに何を命令したか。
 前に出ると後ろから味方に撃たれることを恐れ、「突撃! 突撃!」と最後尾で喚いていた上官たちは、捕虜になったら戦犯の責任を逃れようと部下になにを強要したか。命につながる食糧をどう分かち合ったか。新兵へのいじめは、社会問題になっている『イジメ』なんかと比べられないほど異常だった。甲種合格した、命盛んな、心身頑健な若者が、自殺するほどの酷さだった。修身なんか何の役にも立たなかった。
 道徳教育復活などと国会議員がいい、国立大学でも日の丸をかかげて君が代を歌わせようとし、そんな政党の議員が多数を占める。あんなひどい戦争をした国がこんなことでいいのか。
 久しぶりに知人の「アソシエ・トモ」というブログを見ました。街では戦争に反対する人たちが声をあげ、行動しています。報道は規制されて平穏に見えても、あの戦争が骨身にしみている庶民は黙っていません。
 田舎暮らしで、ぬるま湯につかって、ボケもすすんで、「わしゃ、戦争があっても、まさか鉄砲持って人を殺しに行かされることもないだろし」と「のほほん」としていていいのか。
 日本政府の首脳は、アメリカに脅迫されて必死になって安保法案を通そうとしています。アメリカは日本を対等の国家と見てない。忠犬です。お金は出させ、ふるまいはなされるがままに、従順に。
 あの戦争はいまも骨身にしみているのに。それともぼくの勝手な思い込みでしょうか。
コメント (3)
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