古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

山仕事に後ろ髪を引かれながら畑へ。

2015年03月17日 02時24分10秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのう16日は『畑の神さま』(大将軍神社)にお参りする日でした。カレンダーに書いているので朝から出掛ける用事でもない限り、忘れずにお参りするようになりました。軽トラはやめて道端の草花を見ながらブラブラ歩きました。
                       
 写真はオオイヌノフグリです。はびこるようにいろんな野草が生えてきました。あとひと月もすれば野草を採集して『野草酵素飲料』をつくります。
 土手の草刈りもはじまります。まえはよく伸びてから刈るほうが回数が少なくていいと思ってましたが、最近はちょっと伸びたところで刈るようになりました。そのほうがらくに刈れます。特にカラスノエンドウを伸びてから刈るのは、草刈り機にからみつき、余分なエネルギーがいります。土手の草刈り足場板は去年点検したので今年は大丈夫でしょう。
 裏山の池のまわりがちょっと枯山水風にととのえられてきました。道子さんの仕事です。ドボジョ系の庭園師なんかになってたら大成していたかもしれないほど熱心です。でも野菜の苗を買ったので、山仕事に後ろ髪を引かれながら畑に出ていきました。

「年寄りは小金を貯めてる」と思って「グルコサミン」などサプリメントとか「持病があっても入れる保険」とか「年齢化粧品」とか、ちょっと異常なほどコマーシャルしています。〈男性・77歳〉ではもう入れる保険とかなくなって、ホッとします。
 旅行の宣伝も盛んです。新聞の折り込み広告などで。ある知人のことを思い出します。
 彼は外国を旅するのが好きであちこち出掛けていました。電車でいっしょになったとき彼がまた外国旅行の話をして「まーそんな風にして30カ国ほど行きました」といいました。自慢でしょうか。
 で、ぼくが「旅先で現地の人と親しくなりましたか。その後交流している人がありますか」とたずねたら「どこどこ行ったか国を挙げてみてください」と話を切り替えてきました。ぼくが国の名前を挙げて彼がうなずくという風で、電車が着いて別れました。
 彼と別れてから思いました。「あそこは見た。あそこには行った。次はどの国に行こう」とあちこち訪ねる。「旅をする」=「そこに暮らしている人と出会い、心をかよわせる」が抜けていないか。ぼくもできればあちこち行ってみたいですが、ほとんど行ってません。山仕事・畑仕事・大工仕事で人生の時間が過ぎてゆきます。「それでいい」かなと思います。
コメント
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