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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ビデオ『軍旗はためく下に』を、腹を据えて観ました。

2013年01月10日 02時10分30秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 推理作家・結城昌治の『軍旗はためく下に』を、本を伏せては読み、伏せては読みして、やっと読み終えたことは、去年の12月2日のブログに書きました。「いくら不条理な軍隊でも、こんな不条理が許されるか」という思いにつかまり、こころが平常に戻るのに時間がかかりました。
 だからそれまでに購入していた映画『軍旗はためく下に』のビデオテープを観るのは「少し後にしよう」と思って時間をやり過ごしていました。でも「いずれまたそのうち……」が駄目なことは、長生きしているだけによくわかっています。きのう夕食後、観ました。
 ずっしり、こころに、こたえました。で、間をおかずに引き続いて《四国遍路》のNHKのビデオを見ました。お寺参りをしている善男善女と仏さんが写っているビデオです。
 感想は書きません。
 結城昌治の本は中公文庫で、いまも入手できます。
 ビデオテープは絶版なので、中古テープをネットで購入するしかありません。ぼくはアマゾンでレンタル用の中古品を購入しました。3980円でした。なおアメリカではこの映画はDVD化されていますが、日本ではDVDになっていません。あるコメントに「日本ではもう《真摯な反戦映画》をつくるのは無理、と思っていましたがこの映画を観て思い直しました。日本でこの映画がDVDにならないのは、強く軍隊の不条理を訴えるからでしょうか」とありました。