古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

小豆のサヤがつきはじめました。

2010年09月26日 03時31分08秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 7月になって播いた小豆の花が咲き、サヤをつけはじめました。写真のサヤはマッチの軸の太さくらいす。小豆は一斉にサヤをつけるのでなく、五月雨式にだらだらと花が咲き、サヤをつけ、豆が実ってきます。ですからつくる人は、まだ花が咲いたり未熟なサヤがあっても、最多の小豆が実ったと思うときに刈り取ります。あるいは道子さんがやるみたいに、太く実ったサヤだけをつぎつぎとちぎって干します。
 そのとき無農薬の小豆ではサヤに必ずムシが入って、おいしい小豆を食べています。例外はありません。道子さんは、蛾が、いつ、どこに、卵を産み付けるのかを観察しながら、毎日二うねの小豆を点検し、ムシの入った枝を除去し、アセビなどを煎じたものをスプレーします。今年は電池式のスプレーでなく、霧吹きのようなハンドスプレーで、点検しながらより的確に葉の裏をねらってスプレーしています。去年は捕虫網で小豆の枝をたたいて、飛びあがった蛾を捕まえようとしましたがうまくいきませんでした。そこで今年は4ミリ目の防風網をかけようか、と考えたこともありますが夏の暑いときに空気がこもってよくないでしょう。
 ホームセンター・ナンバで、捕虫粘着シートを見つけて買ってみました。400円ほどでハガキくらいの黄色のシートが三枚入っています。これを細い竹の棒につけて小豆の横に立てておきます。するとムシがくっつくというのです。六枚のシートを立てて、夜盗虫のお母さん蛾が一匹くっついていましたが、あとは小さい羽虫だけでアズキノメイガはくっついていません。
 誘蛾灯はホームセンターでも売っていますし、通りがかった村の人が「誘蛾灯をつけたら蛾がいっぱいとれました」と声をかけてくれたのですが、家からコードを引っ張ってくるわけにもいかず電源がありません。無農薬で小豆をつくるのは、なんと大変な仕事なんでしょう。道子さんの努力し工夫する姿を、ぼくは感心して見ているばかりです。
 イチゴのランナーから苗をとって植え替えました。今年のイチゴ畑に10株残してランナーを育てたのですが、苗(宝交早生)がたくさん残っていますからどうぞ。
コメント
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