古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大パイプで畝間潅水をしました。

2010年07月25日 01時25分14秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 テレビのデータ放送で三木市の天気予報を見ると、今日(25日)は「雨が降るかも」となっています。それならもう一日潅水を待とうかと思っていました。でも夕方畑に行って、畝間を歩いていると「もうノドがカラカラだよ。水をくれー!」という野菜たちの声が聞えた気がして、やっぱり畝間潅水をすることにしました。時間は5時。
 大豆畑トラストで畝間潅水をしていたときは、太いパイプ(75ミリ)を全開にして一反の大豆畑で二時間かかりました。いまから放水して二時間で7時。全部の畝間に水がまわったらすぐに水を落とすことにして開栓しました。勢いよく水が畑に入っていきます。パイプは75ミリより太いようです。
 畝間の除草がよくできているのと土寄せをして畝間のでこぼこが少ないのとで、水はよく流れ、見る見る畝間に水が満ちていきます。
 全部の畝間に水がまわるのにわずか45分かかっただけでした。すばらしい! これでほとんどの作物は、カンカン照りでも一週間水やりをしなくてもいいでしょう。田んぼですから底の粘土層の上に水がたまりました。それと前日の夕方水をやっておくと水が暑くならないうちに浸み込んでしまい、次の日は畑に入って除草や追肥ができます。
 写真は5時46分の畑です。右手奥の水栓から水が流れて畝間全部をうるおしたところで、このあとすぐに水栓を止めて水を落としました。
 この畑(田んぼ)を借りて耕作するようになって三年目ですが、はじめて太いパイプの畝間潅水をしました。思ったよりも簡単でした。45ミリパイプに振りまわされるようにしてやった畝間潅水よりずっと楽でした。
 あまり水の必要のない作物もあります。しかし「大雨が降った」と思えば畝間潅水くらいはどうということはありません。ふだんは50メートルの家庭用散水ホースを引っ張りまわして二口で水やりをしますが、これからいざとなればこの方法をとることにします。それにしても農業用水はありがたいです。
 きのう24日は愛宕さんの今年の当番が山に登り、燈明をあげて拝む日です。(毎年7月14日と24日に拝みます)きのうは土曜日でしたので、当番の二人のほかに区長や役員の人も登っていきました。お尻に敷くワラの束持参です。「これでトンドをするのだな」とその姿を見て、ぼくも6時半頃に登りました。全部で6人の村の衆に居てもらって愛宕さんも心丈夫だったでしょう。
 シートを敷いてお酒を飲んでおしゃべり。午後8時にワラを燃やしトンドをして下りてきました。山道は真っ暗で、電池がなければ歩けなかったでしょう。
 昔はもっともっと多くの人が登り、お酒を飲み、おしゃべりが盛り上がったでしょう。
 村の行事が一つ一つなんとか受け継がれていくのをうれしく思いながら帰ってきました。
 
コメント
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