古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

拝む

2009年04月21日 03時14分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 気候がよくなって散歩するようになりました。散歩コースは毎日変ります。同じコースを二日つづけることは、よほど興味を引かれるものがない限りありません。去年までは一人で散歩することが多かったのですが今年は二人です。
 神戸に住んでいたときも散歩しました。やはりコースは毎日変えていました。家の新築工事を見かけるとかならず翌日もそこを通りましたが。建前の日がいつになるか見当をつけ、その日は一時間も二時間も道にたたずんで見ていました。
 田舎に移住して変わったことといえば、散歩の途中で神社や小さい社を拝むようになったことです。通行人と出会うことはほとんどありませんから、心がそんなものに向くようになったのでしょうか。
 人に見られてると気にすることなく、無人の境内でなるべく大きな音で手をたたく。頭をさげる。『家内安全』とか『無病息災』とか願いはなんにも浮かばない。頭はからっぽ。ただ拝む。それが気持ちいい。財布も小銭も持たずに散歩に出るから賽銭はあげない。
 日々散歩しているうちに自然とそうするようになりました。今朝は家から歩いて15分ほどの写真の神社に寄りました。『大将軍大神』という勇ましい名前の神さまが祭ってある小さな神社です。竹とアラカシと楠がせめぎあう境内で、アラカシはかなりの大木になっています。この境内の竹は先端までまっすぐ伸びており、奈良東大寺のお水取りにこの竹を切り出すと回覧板がまわってきたことがありました。
 道ばたのカラスノエンドウを見ると、びっしりアブラムシがついています。テントウムシが食べてるようだけど追いつきません。我が家でも畑のまわりの草をなるべくはやく刈らなくては。
  
コメント
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