八障連ブログ

八障連(八王子障害者団体連絡協議会)運営委員会より、情報提供を行っています。(「八障連について」カテゴリーを参照)

八障連通信327号をアップしました。

2017年12月24日 12時54分25秒 | 八障連通信
八障連通信327号をアップします。


通信327号【PDF版】はこちらから。




ここからは通信本文となります。

【「NPO 法人多摩在宅支援センター円」の活動について学習会開催される】
2017 年 8 月 31 日の運営委員会で「NPO 法人多摩在宅支援センター円」の活動について同法人の添田氏にお話を伺う機
会がありました。
2005 年 6 月に NPO 法人として「多摩在宅支援センター円」が開設され、同年 9 月には八王子市で精神の方を対象にした「訪問看
護ステーション円」を開設されています。それまでにも精神障害の方のお宅へ訪問する訪問看護ステーションはありましたが、専門的に
行ったのは八王子市では初めてではないかと記憶しています。円さんは八王子市のみならず、立川市、国立市、東村山市、昭島市へ
訪問看護ステーションを開設されています。それだけ地域で生活する方々のニーズがあるのだと感じました。
更にグループホーム、地域活動支援センター、相談支援事業所、居宅介護支援事業所など幅広く活動を展開されています。看護師、作業療法士、精神保健福祉士、精神科医師、ピアサポーターなどの他職種がチームとなり、在宅医療、地域生活を支えている先駆的な活動と言えます。
また八王子市では八王子市居宅生活安定化自立支援事業を 2006 年 1 月から受けられています。この事業は被保護者(生活保護を受給されている方)を対象としており、精神疾患等が何かしらありながら未治療状態の方、福祉サービスを利用されていない、いわゆる「ひきこもり」状態など、地域で暮らしながら支援を受けていない方を主には支援されているとのことです。面接相談や訪問、通院同行、その他生活に関わることに応じながら、精神保健福祉士、看護師、精神科医師の 5 名の生活支援員が支援を行っているそうです。地域には医療、行政、保健所、福祉サービス、就労、ご近所など数え上げればきりがないほど様々な機関や人々が存在します。支援の到達目標としては、そうした機関やサービス、人を構成して、その方を応援する応援団を作ることだそうです。出来上がった応援団が支援を引き継ぎ、この事業は終了となります。
受給していない方は対象外であり、その場合は以前に八障連総会で学習しました自立支援課の支援となります。
八王子という地域に障害の理解が深い支援者が行政サービスの中にもいらっしゃることはとても心強いことと感じました。

通所サービスなど、これまでのサービスは当事者の方から来ていただいて初めて支援が始まる形が多かったと思います。情報は自ら求めないと見つからない世の中の仕組みで、自分が治療をしたほうがいいのか、相談ができるところがあるのかないのか何もわからないで困り過ごされている又は困っていることすら認識できないでいることもあるかもしれません。そうした時に円さんが行っているアウトリーチ型の支援はとても有効に思えます。地域生活そのものを支えていく支援として、今後もアウトリーチ型の支援は更に必要性を増すように思えます。最後に添田氏より、支援で大事にしている視点として、病気そのものではなく、生活が出来ているのか、何に困っているのか、そこに焦点を当てていくことが大事だとありました。
今回はお忙しいところ活動の貴重なお話をしていただき、大変にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。今後も少子高齢化は進んでいきますが、障害種別を超えて連携をしていければと思います。円さんの更なるご活躍を期待いたします。(文責:有賀)



【連載コラム B 型肝炎闘病記 パオ 小濵 義久】
《番外編 旭川での出来事 速報 1》
2ヶ月連続で闘病記が載らなかったので、どうしたのかと訝(いぶか)っていらっしゃる方もおられるだろう。2 年前にも癌(がん)治療で入院し、休載
させて貰(もら)ったことがある。今回はそれ以上に大変だったのだが、生憎(あいにく)と言うか、幸いと言うか地獄の門前から此岸(しがん)の世界に引き戻されて来た。6 月 26 日の夜には「危篤」(きとく)という情報が一部の地域を駆け巡っていたようだ。65 歳からすっかり嵌(はま)ってしまったテニスサークルの仲間からツーリングに誘われ、30 数年振りにバイクで北海道へ旅立ったのは 6 月 18 日 4 時過ぎ。アクセルをふかし、スピードを加速させる時の快感は何物にも変えがたく、バイク特有の醍醐味(だいごみ)を久し振りに味わった。
新潟港から小樽港を目指す約 16 時間の航海も充実したものだった。それほど長い時間船に乗るのは初めての体験だった。2、3 階客室の船尾部分に展望室があり、日中はそこで景色を見ながら読書に明け暮れた。
札幌でテニス仲間の相棒と合流し、道東を 10 日程かけて駆け抜けるというジジ 2 人の珍道中のはじまりと相成ったのである。6 月の北海道は梅雨もなく、いろんな花が咲いていて素晴らしいと聞いていたのに、生憎雨と曇りが多く、2 日間は 1 日中降り続く雨に見舞われ、危険を冒(おか)しての走行は歳を考え、自重した。気候変動の為か、最近の北海道には梅雨もあり、夏は暑いとみなさんが仰(おっしゃ)っていた。しかし、羅臼(らうす)から知床へ抜ける山越えはホッカイロが欲しい位に寒く、身体が震えてもいた。20 日の朝に札幌を出発し、帯広経由で糠平湖(ぬかびらこ)近くにある「東大雪ぬかびらユースホステル」。21、22 日は屈斜路湖畔(くっしゃろこはん)にあるライダーハウス「ぽんと」。22 日は1日中雨だったので、1 日ぽ~んとしてた。23 日は屈斜路湖から野付半島、羅臼、知床、網走経由で、サロマ湖畔にある「サロマ湖畔ユースホステル」。24 日は旭川経由で美瑛(びえい)の「星の庵」。25 日は旭川の「アートビジネスホテル」。26 日は美瑛(びえい)、富良野経由で、「支笏湖(しこつこ)ユースホステル」、27 日にライダーハウス「札幌NNNADA」、28 日に小樽港からフェリーに乗り新潟経由で八王子まで戻ってくる筈だった。
北海道へツーリングに行きたいというのは若い頃に抱いた夢だったが、時間的、経済的ゆとりが見つけられず、叶わないものとして心の奥底に封印されたままになっていた。熾火(おきび)のまま眠っていた野望は、相棒に火を付けられるや「突然炎のごとく」燃え盛り、トリュフォーも真っ青の珍道中へまっしぐらとなった。八王子へ戻らなければいけない日から逆算し、事前に「星の庵」の予約を取った以外は全部前日に次の日の旅程を決め、宿を探し予約を入れるというその日暮らしの毎日だった。だから夜が大変だった。しかし、その苦労をも吹き飛ばしてしまう程の爽快(そうかい)な走りと自然に抱かれた露天風呂の清清しさは、「今まで生きてきた中で、一番幸せです。」と言わせしめるものだった。
糠平湖(ぬかびらこ)近くの山中にある幌加温泉、屈斜路湖畔(くっしゃろこはん)のコタン温泉、和琴温泉、中標津(なかしべつ)の原野を流れる川岸にある養老牛温泉。どの露天風呂も自然の中に溶け込んでおり、頭上を過ぎる雲や聳え立つ山々を眺めつつ、樹々を揺らす風音に耳を澄ましながら入っていると、「私」すらが自然の中に溶解してなくなって行くような心地良さがあった。
いよいよ旅も終盤となり、6 月 26 日の朝出発してから間もなく便意を催(もよお)し始め、旭川市内をもう通り抜けようかという時に下痢模様の兆しを呈した。何とか事なきを得たのだが、昨日までの体調と明らかに違っており、先行きに不安を感じた。何より横になりたいと思った。前日のホテルに戻って横になって過ごし、何回か ト イ レに駆け込んだ。下痢状態は一向に改善する様子がなかった。18 時半頃だったか、夕飯にしようと話していた折、突然こみ上げるものがあり、嘔吐した。勢い良く飛び出したのは血だった。鮮血と黒い血の塊が混じっていた。相棒が救急車の手配をしてくれ、旭川医科大学病院に搬送された。
顔も衣服も血にまみれ、救急室の手術台の上にぐったり横たわった私の様子を見た当直医が思わず、「やばいよ、やばいよ、今晩持たないかも」と 2 度も口にしたのには吃驚(びっくり)させられた。私の方は意外と冷静で、Dr の発する質問に的確に答え、様々な処置に対する同意をしている。一方でスタッフたちはあらゆる生命維持装置を装着させるべく、準備を粛々(しゅくしゅく)と進めていたようである。バイタルチェックをしている看護師からの呼称で、血圧の最高値が 80 台から 70 台へとどんどん下がって行った。その直後、また大きなむかつきがきて、3 度目の血が口から噴き出た。鮮血ばかりのようで、その赤色の鮮やかさに妙に感動している自分がいた。幸運にも当直医が肝臓の専門医であったことから、食道静脈瘤の破裂と瞬時に判断し、内視鏡で破裂した静脈瘤の結紮(出血を止める手術)に直ぐに成功したようである。ほっとした空気が漂い始めた。私の気も緩んだのか、70 台だった血圧が一気に 40台まで急激に下がった。それまでボヤッと見えていた視界が、霧がかかるようにホワイトアウト状態になった。それと同時に酸素マスクが顔の上にかぶさって来て、意識が遠のいて行くのが分かった。でもその瞬間でさえ、死ぬのだという実感は全くなく、静脈瘤をついに破裂させちまったなぁと感じていただけである。
連絡を受けて駆け付けてくれた旭川の知人が病院へ着いた時は、私は ICU に移されており、意識不明で、口の周りが血だらけのままの無残な姿だったようである 。 も う これが見納めになるのかと感じた彼女は掌で頬を撫ぜ、頭をポンと引っ叩いたと言う。彼女と相棒に Dr は、「自信はないが、ベストを尽くします」と言ったそうだ。医師が自ら自信がないとはっきり言わざるを得ない程の危急事態だったようだ。
6 月のはじめにツーリングに誘われた時に食道静脈瘤のことが頭をよぎった。2 年程静脈瘤の検査をしていなかったので、もし静脈瘤が出来ていて、旅先で破裂するようなことになると大変だなと感じた。肝臓を患(わずら)い始めて、こんな予感に襲われたのは初めてだった。そして予感が的中したのである。静脈瘤が出来ていることが分かっていたら、旅行は取り止めていたのに、全ては後の祭り。エイエイホー、オイ(老い)オイ(老い)ホー(呆)。Dr が ICU に入って来るのが分かったのは何時間後だろう。人工呼吸器の使用時間が 15 時間 25 分となっているので、27 日の午前 11 時位になるのだろうか。「どうも」と言うと、「エーッ」と驚嘆(きょうたん)した声が返ってきた。正直な人である。驚異の回復力ですねと吃驚(びっくり)していた。「もう駄目かもと思っていました」とも。正直な先生だなと感じるとともに、声も大きく、よく笑い、ざっくばらんで明るい Drに親近感を抱いた。虎の門病院の私の主治医からは何度も指導(教育的研修)を受けており、師匠でもあるとのこと。雲の上のような存在ですと少年のような笑顔で仰(おっしゃ)ったのも印象的だった。
出血部位は完全に塞(ふさ)がり、バイタルが全て安定したことで、2 日目の夕方に ICU から救急病棟、3 日目には一般病棟へ移動している。大量出血による肝臓や腎臓のダメージも順調に回復したが、食道静脈瘤は破れた処が塞(ふさ)がれただけ(それもまだ薄皮)で、瘤(こぶ)本体は残ったままである。出血した箇所の瘤(こぶ)は結構大きなものであったし、その反対側にも小さな瘤(こぶ)がもうひとつあった。担当医が虎の門病院と連絡を取った結果、最終的な静脈瘤の治療は虎の門で行うので、転院させてくれということになったようだ。残っている静脈瘤が飛行機の中で破裂する可能性があるので、列車を乗り継いでの移動となった。7 月 10日朝 10:30 旭川駅を出発し、札幌駅、函館北斗駅、東京駅で乗り換え、21:39 西八王子駅にやっと到着。家に着いたのは 22 時を少し過ぎていた。夕飯のお粥(かゆ)を食べた後、食卓横で寝込んでしまった。疲れ切っていたようだ。(次号へつづく)



【事務局通信 Vol.40】
今年の夏は日照時間が少なく、雨が続いて降ったりと、落ち着かない日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、八障連の今後の予定ですが、すでに事務局通信にてお知らせしている通り 8 月に福祉課との懇談会を予定していましたが、市の 100 周年記念イベント事業のため、再度仕切り直しとなりました。障害福祉課との調整の結果、11/7(金)市役所内の会議室での開催を予定しております。現在事務局が考えている懇談会の議題は、昨年に引き続き1「生活保護の窓口問題」、また新たな課題として浮上してきている2「介護保険との統合問題」、3なみき福祉会から提起のあった「児童の移動支援問題」、4その他を考えております。まだ時間に余裕がありますので、「この問題について議題として取り上げてほしい」などご意見がありましたら、お寄せください。今後の運営委員会での討論にて詰めていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、その後の活動ですが、八障連通年の定番活動である「市議会議員との懇談会」、年度の最後に行っている「福祉フォーラム(2018 年 3 月予定)」において、映画の上映を予定しておりますので、「市議とこんなこと話したい」とか「こんな映画を観たい」という意見もぜひお寄せくださいネ。(文責/立川)



【編集後記】
8/31 の学習会「NPO 法人多摩在宅支援センター円の活動について」の学習会には、緊急であるにもかかわらず、多くの方に参加いただき活発な意見交換が行われました。講師を務めていただきました NPO 法人多摩在宅支援センター円の添田様、貴重なお話ありがとうございました。今後とも八障連活動へのご協力よろしくお願いいたします。(M)/今号は、「闘病記」を好評連載中の小濱氏が、北海道をツーリング中に旭川で緊急入院された出来事を「速報」として書いていただきしました。「死の淵」から不死鳥のごとくよみがえった小濱氏によると、「まだ生きよ」との天命ではないかと感じたとのこと。そのあたりを次号にて展開していただきます。ご期待ください。(Y)


【お知らせ】
✦今年の障害福祉課との懇談会は 11 月 7 日(金)となりました。懇談の内容は昨年に続いて1「生活保護の窓口問題」、また新たな課題として浮上している
2「介護保険との統合問題」、3なみき福祉会から提起された「児童の移動支援問題」、4その他を予定してます。 (運営委員会)

八障連運営委員会
9 月 21 日(木) 18:30~20:30 クリエイト

八王子市障害者地域自立支援協議会講演会
「重度知的障害者の地域生活」の実現に向けて
10 月 8 日(日) 14:00~16:30 労政会館2階 第一会議室



通信本文はここまで。
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