佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



高齢者の就業希望は、7割、 いつまで働きたいか?という60歳以上の方へのアンケート調査では、

働けるならいつまでもという回答が28.9パーセントに上ります。

人手不足が言われていますが、シルバー人材センターは宝の山です。

◆11番(橋岡協美) 平成29年8月議会

 次に高齢者の生きがいの創造について伺います。高齢者の就業の目的は何でしょうか。

また、環境整備はどうあるべきか伺います。また、高齢期の就業と所得はどうあるべきか伺います。

○副議長福祉部長。

◎福祉部長 お答えいたします。
 高齢者の就業目的につきましては、経済的な事情や長年培った知識や経験を生かした社会貢献、

生きがいづくりなど人それぞれ多様な目的がございます。また、就業に向けた環境整備でございますが、

市では佐倉市シルバー人材センターへ委託し、高齢者就業機会確保事業を行ってまいりましたが、

今後も関係機関、関係各課と連携して対応してまいりたいと考えております。なお、高齢者の就業と

所得につきましては、就業の対価としての所得が生きがいや社会参加を実感する1つの目安に

なるものと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 高齢社会の現状については就労を希望する割合は約7割、

60歳以上の高齢者に収入を伴う仕事をいつまでしたいかと聞いたところ、働けるうちはいつまでもが28.9%と

最も高くなっています。会員が約1,000名いる佐倉市シルバー人材センターの就業についての傾向は、

収入の実態として月約4万円弱とのことです。まさに臨、短、軽、臨時、短期、軽度でありましたが、

最近の傾向としては月5万円から10万円の収入を希望される傾向にあるようです。シルバー人材センターの

内部でのワークシェアリング、ローテーションをして、1人1つの仕事から1人複数の仕事に就業できる方向に

するようです。中でも佐倉市シルバー人材センターの植木職の技術の高さには定評があり、登録者は120名、

植木職で就業するには7カ月にわたり週2回、合計43日間、専門の研修を受講して初めて植木職の就業ができ、

毎年一定以上の時間を植木職として現場に携わらなければ時給ランクを維持できない厳しいシステムになっています。

民業を圧迫しないように2階建て民家より低い樹木だけを剪定するルールもつくり、仕事を受注しています。

また、ボランティアとして佐倉市内の小中学校の樹木の剪定を毎年6校ずつ行っていただいていることは、

まさに社会貢献と生きがいの創造、さらには健康寿命の延伸につながっています。高齢者に蓄積された経験、

知識を歓迎する場として社会参加はどうあるべきか、高齢者の知見を生かすこととはどのような効果を

期待しますでしょうか。産業振興という観点ではいかがでしょうか伺います。

○副議長 福祉部長。

◎福祉部長 お答えいたします。
 高齢者の知識や経験を生かすことのできる社会参加の場といたしましては、就業はもちろんのこと

自治会等の地域活動やボランティア活動、サークル活動などが考えられますが、それぞれの環境や心身の状態、

年齢などに応じた体制づくりが必要と考えております。また、高齢社会となった今日、高齢者の知見を

生かしたまちづくりや産業振興は、その効果が大いに期待できるものと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) これからの社会は高齢者の知見をいかに生かすかということがキーになっていますので、

研究、検討をしていただきたいと思います。

将来にわたって住み続けたいと思えるまちをつくるための取り組みの中に、市民の生活、活動の基盤となる

交通手段の確保について、コミュニティバスなどの導入や民間事業者との連携により地域に合った交通手段の

確保に努めるとありますが、介護認定を受けた人が利用できるシルバー人材センターの福祉運送事業が果たす役割は

非常に大きくなっています。コミュニティバスと福祉運送事業は目的が違う、担当が違うということかもしれませんが、

市民の生活、活動の基礎となる交通手段の確保という意味で庁内の連携ができているか伺います。

○副議長 福祉部長。

◎福祉部長 お答えいたします。
 コミュニティバスと福祉有償運送事業に関する庁内連携につきましては、平成29年8月にコミュニティバスの

導入に向けまして庁内の関係各課が参加する公共交通庁内検討会を開催いたしました。その中で、

市のコミュニティバスとシルバー人材センターや社会福祉協議会などが実施しております福祉有償運送に関する

情報等について各担当課で情報共有することができたと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) それでは、高齢者の就業の環境整備についてどのように進めるか伺います。

高齢者の就業の環境整備として、シルバー人材センターへの支援と地域包括ケアシステム構築の中での

シルバー人材センターの位置づけについて伺います。

○副議長 福祉部長。

◎福祉部長 お答えいたします。
 シルバー人材センターに対しましては、就業を通じた高齢者の生きがいづくりに貢献いただいております

高齢者へ就業機会を提供する事業が安定して実施できるよう支援を行っております。また、生活支援サービスや

介護保険の訪問介護サービスの提供などを通じまして地域で暮らす高齢者を支えていただいておりますので、

地域包括ケアシステムの中で大きな役割を担っていただいているものと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 冒頭申し上げましたが、高齢者の就労が生きがい就労から収入、現状、月4万円というところから希望が5万円から10万円に変わっている。そういった意向が現在あるということを担当部局として把握した上で、今後の施策に生かしていただきたいと思います。



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