佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



・12/21のブログに以下のコメントを頂きました。

TNRは地域猫活動ではありません

「橋岡先生、犬や猫のために いろいろありがとうございます。

しかしながら地域猫活動とTNRは別物です。TNRの方がはるかに効果が大きく、結果が出るのが早いです。

両者を並行実施するのはたいへん困難ですので、明確に切り分けていただくのがよろしいかと存じます。」


H29年8月議会質問でも殺処分ゼロを6年達成している、TNRに特化した千代田区モデルについて申し述べました

ように、TNRで大きな成果を出していますのでコメントに共感します。

飼い主のいない猫を1代限りの命にするための地域猫活動も

飼い主のいない猫を一時保護して去勢、不妊手術を行い元の場所に戻す

TNR、Trap-Neuter-Return、一時保護、去勢、不妊手術、元の場所に戻す活動も

目的は、最終的にはその地域から飼い主のいない猫をなくすことです。

H25年2月議会で例として出した上座地区で地域の方が、空き家で野良猫から生まれた子猫を 費用を負担して去勢・不妊手術をし

元の場所に戻したのは、まさにTNRだったのだと思います。

千代田区の場合は区長と議会が方向性を示し、行政が具体的な取り組みを考えてボランティアを集め、

獣医師と協力し、地域住民の協力を得て、一丸となって保護猫活動に当たったと伺いました。

飼い主のいない猫の問題を解決する上でのポイントは、中立的な立場の存在であるとおっしゃっていました。

飼い主のいない猫の問題は行政だけで解決できない問題であり、ボランティアだけでも解決できない問題です。


 全国的に見ますと現場に対応する職員も、猫嫌い、猫好き、そして今すぐ解決してほしい方、

それから長い年月をかけて飼い主のいない猫を減らしていこうと考えて行動して下さっている方との間、

また毎年変わる輪番制の自治会の役員との間に立ち、大変精神的に負担を感じた仕事をしていると

聞いておりますので、この不妊、去勢の助成はありますが、千代田区のように1頭の猫を保護して

動物病院に運び、ノミや体内の寄生虫を駆除し、猫エイズなどウイルスチェック、マイクロチップを

装着し、譲渡するのはボランティアさん。その費用を捻出するための猫祭りは観光資源であり、

命の教育になっています。その上で厳しい譲渡条件をつけて猫の譲渡をしています。


これだけの結果を出している千代田区においてもTNR、トラップ、ニューター、リターン、

この活動の中で最初に捕獲するという作業がどうしても必要なのです。そのためにはえさやりを

してなれさせてから捕獲するということですので、難しいのはえさやりが捕獲を目的としたものか、

地域の環境を悪化させるためのえさやりか、そこの判断が難しいのだと思います。

 

H29年8月議会で以下のように質問し飼い主のいないネコを一代限りの命にする施策を進めるようもとめました

議席11番橋岡協美

◆11番(橋岡協美) 
ペットと共生と地域猫について伺います。2兆3,000億円と言われる猫市場、3割の猫が逃げてしまう迷い猫のうち3分の1が見つからないと言われている中、飼い主のいない猫と地域猫活動について平成25年2月定例会で質問して以来、さまざまな立場の市民からいただくご相談は絶えない状況です。猫は飼い主が終生責任を持って飼育すべき愛護動物であることが法律で定められています。しかしながら、ひとり暮らし、あるいは高齢者世帯が病気、入院、あるいは死亡することもあり、飼い主がいなくなってしまうケースも存在します。地域には飼い主のいない猫が数多く存在するのが現状で、飼い主のいない猫は地域の環境問題であるとともに動物愛護の課題でもあります。
 改めて伺いますが、飼い主のいない猫、わかりやすく申し上げれば野良猫を1代限りの命にするための地域猫活動、もしくは飼い主のいない猫を一時保護して去勢、不妊手術を行い元の場所に戻すTNR、Trap-Neuter-Return、一時保護、去勢、不妊手術、元の場所に戻す活動を行っています。この目的について伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 環境省の住宅密集地における犬、猫の適正主要ガイドラインや千葉県の地域猫活動に関するガイドラインなどにおいて、地域猫活動の目的は飼い主のいない猫によって引き起こされるさまざまなトラブルを減らすとともに、最終的にはその地域から飼い主のいない猫をなくすこととされております。また、TNRは、今お話がありましたとおりトラップ、ニューター、リターン、つまり捕獲、不妊去勢手術、地域に戻すという地域猫活動の一過程をなすものでございますので、その目的は地域猫活動と同じであると理解しております。いずれも地域の皆様の理解と協力により実現する住民主体の活動であると考えております。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) それでは地域猫活動もしくはTNR活動の必要性について伺います。必要か不必要かについても伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 飼い主のいない猫を減らし、これらの猫に起因する生活環境上のさまざまなトラブルの未然防止につながることから地域における合意形成などの条件が整えば有益な活動であると考えております。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 地域の合意形成が図られた上で必要な活動だというご答弁だったと思います。
 それではこの地域猫活動もしくはTNR活動における佐倉市の役割を伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 千葉県においては県の衛生指導課、保健所及び動物愛護センターが中心となって住民の方への支援等の取り組みが進められております。市といたしましては県と連携し、地域猫活動に関する理解や振興を図るためのチラシの配布、市民の皆様からのご相談への対応、そして市の広報により千葉県飼い主のいない猫不妊去勢手術事業補助金の周知を図っているところでございます。ご紹介のあったTNRにつきましては、今後、他自治体の取り組みを参考に、その支援のあり方等について検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 住宅密集地における地域猫活動が余り普及しない理由は、長い年月をかけ飼い主のいない猫を少なくしようと活動する人と、鳴き声や猫のふん尿によって生活衛生上の被害を受け、今すぐ飼い主のいない猫の解決を望む人との間で合意形成を行うことが非常に困難であるためなのではないでしょうか。市の見解を伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 今お話のありましたとおり飼い主のいない猫により被害を受けている方、被害を心配される方の中には地域猫活動に否定的な意見を持つ方もおられますことから、地域内における合意形成がなかなか難しいことが大きな課題であると考えております。千代田区などで行われているTNRに特化した活動も含めまして、先進的な取り組みを研究するとともに千葉県と連携いたしまして、よりよい対策、手法を検討し、その周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 千葉県と連携してとの答弁がありましたが、がん予防展については市と県が大変よく連携してできた事業だと思うのです。ぜひとも県と連携して飼い主のいない猫についての対策を進めていただきたいのですが、行政とボランティアが協働で猫の問題、課題に取り組み、目に見える成果を上げた千代田モデルを視察しました。地域保健法に基づき千代田区は保健所が設置されているという点が佐倉市とは事情が違いますが、千代田区とボランティア組織、一般社団法人ちよだニャンとなる会は飼い主のいない猫の問題に協働で取り組み、全国に先駆け、2011年、猫の殺処分ゼロを実現し、2017年現在もゼロを継続しています。
 全国の自治体の施設で殺処分となる猫のおよそ8割が生まれたばかりの子猫で、猫の繁殖率は旺盛で生後四、五カ月で生殖能力を持ち、年に二、三回、四、五頭の子猫が生まれますので、1頭の猫が一生に200頭の猫を産むとも言われています。野放しにすることがどれだけ飼い主のいない猫をふやすことになるかということを、まず市民に理解していただくことが重要です。
 生まれた子猫を全て飼うことはできません。全てを譲渡することもできません。殺処分を削減するためには去勢、不妊手術が決め手であると千代田区の担当者が話されていました。飼い猫については飼い主が責任を持って去勢、不妊手術を行い、飼い主のいない猫については行政とボランティアが連携、協力して去勢、不妊手術を行うことが必要です。ちよだニャンとなる会では千代田区と連携、協力して飼い主のいない猫を一時保護して去勢、不妊手術を行い、元の場所に戻すTNR活動を行っています。
 千代田区と佐倉市は事情が違うということはわかった上で紹介しておりますが、千代田区の場合は区長と議会が方向性を示し、行政が具体的な取り組みを考えてボランティアを集め、獣医師と協力し、地域住民の協力を得て、一丸となって保護猫活動に当たったと伺いました。飼い主のいない猫の問題を解決する上でのポイントは、中立的な立場の存在であるとおっしゃっていました。飼い主のいない猫の問題は行政だけで解決できない問題であり、ボランティアだけでも解決できない問題です。
 全国的に見ますと現場に対応する職員も猫嫌い、猫好き、そして今すぐ解決してほしい人、それから長い年月をかけて飼い主のいない猫を減らしていこうと考えている人との間、また毎年変わる輪番制の自治会の役員との間に立ち、大変精神的に負担を感じた仕事をしていると聞いておりますので、この不妊、去勢の助成はありますが、千代田区のように1頭の猫を保護して動物病院に運び、ノミや体内の寄生虫を駆除し、猫エイズなどウイルスチェック、マイクロチップを装着し、譲渡するのはボランティアさん。その費用を捻出するための猫祭りは観光資源であり、命の教育になっています。その上で厳しい譲渡条件をつけて猫の譲渡をしています。
 これだけの結果を出している千代田区においてもTNR、トラップ、ニューター、リターン、この活動の中で最初に捕獲するという作業がどうしても必要なのです。そのためにはえさやりをしてなれさせてから捕獲するということですので、難しいのはえさやりが捕獲を目的としたものか、地域の環境を悪化させるためのえさやりか、そこの判断が難しいのだと思います。
 この地域猫及びTNR活動の課題について伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 地域猫活動、あとTNR活動は、今お話がありましたように飼い主のいない猫を1代限りでありますが、その地域で生涯を全うさせる活動であるということから長期にわたって活動する必要があると。したがいまして、活動を全うするためには地域住民の方の共通の理解、連携、協力が重要であるというふうに考えております。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 殺処分を少なくする取り組みとして千葉県でも子猫のミルクやりボランティアという活動も始まっておりますので、研究、検討して、佐倉市として取り組めることは何か、千葉県と連携してできることは何かを考えていただきたいと思います。
 将来にわたって住み続けたいと思えるまちにする観点からペットとの共生について伺います。

○副議長(森野正) 環境部長。

◎環境部長(井坂幸彦) お答えいたします。
 ペットは一緒にいることで心が癒やされるなど飼い主の精神的な充実、ひいては健康にも資することがございます。したがって、人とペットが共生するまちは魅力ある選ばれるまちの一要素になり得るものと考えております。一方で動物アレルギーのある方や動物が苦手な方もおられますので、飼育に当たっては周囲の影響に配慮することが不可欠であると考えております。飼い主の皆様に動物を適正に飼育し、ほかの人に迷惑をかけないなど動物の愛護及び管理に関する法律などに規定された飼い主の責務を果たすようにお願いしていくことが、誰もが快適に暮らせるまちにつながると考えて啓発に努めているところでございます。
 以上でございます。

○副議長(森野正) 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) さまざまな観点からペットの共生について進めていただきたいと思います。



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