社員の健康なくして、健康経営はあり得ません。
なお、健康経営とは、某NPO法人の登録商標だそうですね。
これ以上のことに言及すると、問題がありそうなので止めておきます。
閑話休題。
健康診断の実施を義務付けられているのもかかわらず、実施していない事業場がありますね。
また、産業医の選任が義務化されている事業場でも、下表のように選任していない事業場が多いのには、驚きです。
これでは、ストレスチェックの実施も難しいのではと心配です。
産業医等の選任状況
平成23年労働災害防止対策等重点調査報告
事業所規模 定期健康診断を 左記事業所のうち産
実施した事業所の割合 業医等を選任している事業所の割合
5000人以上 100 % 100 %
1000~4999人 99.6 99.2
500~999人 100 97.9
300~499人 99.6 98.8
100~299人 99.5 94.1
50~99人 98.5 78.6
30~49人 95.9 43.4
10~29人 88.7 33.3
また、健康診断の結果、医師等から意見を聞いていない事業場も多いですね。
定期健康診断の異常所見の有無と医師の関与
出所:労働者健康状況調査報告(平成24年)
事業所規模 所見のあった 所見のあった労働者の健康 所見のあった労働者につい
労働者がいる 管理等について、医師又は て、地域産業保健センターの
歯科医師から意見を聴いた 医師又は歯科医師から意見を聴いた
5000人以上 100(100) 69.8(69.8) -
1000~4999人 99.8(100) 73.0(73.1) 1.6(1.6)
500~999人 99.6(100) 62.8(63.1) 1.1(1.1)
300~499人 98.9(100) 60.9(61.6) 2.3(2.3)
100~299人 97.6(100) 48.2(49.4) 1.1(1.1)
50~99人 95.0(100) 37.7(39.7) 2.7(2.8)
30~49人 85.1(100) 21.9(25.7) 4.2(4.9)
10~29人 71.1(100) 15.0(21.2) 2.9(4.1)
こうした実態を参考にしながら、御社の健康管理体制を再チェックしてください。
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