〇 Z世代とは?
「1990年半ばから2010年代生まれの世代」を指すことが一般的
1.ハマの番長、宙を舞う のびのび野球が進化
2024年11月3日 東京
満員の横浜スタジアムで「ハマの番長」が5度宙を舞った。
レギュラーシーズン3位に滑り込んだDeNAが、短期決戦を勝ち抜いた。
1998年の歓喜を知り、低迷期もエースとしてチームを支えた三浦監督が「最高のファンの方の前で優勝できて最高にうれしい」と絶叫した。
第2戦で打ち込まれた大貫が試合をつくった。
一回2死三塁で山川を空振り三振。二回1死一塁では牧原大を二ゴロ併殺打とし、直後の先制点を呼び込んだ。
五回からは救援陣が無失点リレー。
第3戦以降はシリーズ新記録の29回連続無失点もあり4試合で計3失点。
チーム防御率リーグ5位の投手陣が大舞台で見違えた。
のびのびとプレーする伝統が、さらに進化した。
6連敗となった7月30日の広島戦後、三浦監督が「悔しくないのか」と雷を落とした。
だが選手の萎縮を招いたのか、その後も苦戦が続いた。
監督はメンタル担当のスタッフから、「Z世代」と呼ばれる若者への接し方の助言を受け、その後は声を荒らげることはほとんどなかった。
短期決戦でも「ミスは出るもの、忘れよう」と寄り添い続けた。
2.スポーツ指導、メンタルに配慮を 丁寧なアプローチが必要
2024年11月6日 東京
高圧的な言動では力は伸ばせない―。
10月、東京都内で開かれたスポーツの指導者向け研修会で、子どもの成長を促すにはメンタルヘルスに配慮したコーチングが重要であることが説かれた。
女子テニスの大坂なおみとともに社会貢献活動を展開するスポーツ用品大手ナイキなどが主催し、
全国からスポーツクラブや部活動などの指導者約50人が参加した。
脳科学の知見によると、試合に負けたり、ミスをしたりすると
「体が固まったり、練習から逃げ出したりするなど、理性的な行動ができなくなる」という。
この状態では、指導者の言葉も耳に入らない。
対処法は、ミスした後のルーティンをつくることや、子どもの考えを積極的に質問すること。
丁寧なアプローチが必要で「暴力的な指導は逆効果」と強調された。
研修会では、グループに分かれてミニゲームを実施。
負けたチームが気分転換にハイタッチするなど、実際にルーティンの効果を体験した。
うつを告白して四大大会を欠場した経験がある大坂のように、近年はメンタルの問題に悩まされるアスリートが多い。
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