中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

職場復帰100%(続編)

2012年02月09日 | 情報
健康保健スタッフや人事労務担当は、
うつ病をはじめとする、精神疾患を罹患した社員と、
休業・休職してから復職するまで、間断なくコンタクトを保つことが重要です。

このことは、前回の「職場復帰100%」の記事で実証されています。
その他にも実際に、同様な対策を講じて、
効果をあげている企業・団体もたくさんあるようです。

拙著「中小企業のうつ病対策」においても、
「休んだら、放りぱっなし」はよくない結果をもたらすことを記しています。

・家でちゃんと休養しているのか
・精神科医に通院しているのか
・家族と連絡が取れているのか
・治療・療養が順調で、回復しつつあるのか
・復職希望にどう対応するのか
チェックしなければならない事項はたくさんあります。
放置すると、最悪の結果を招くことも考えなければなりません。

休業・休職中に、報告のため出社をさせることも問題です。
産業保健スタッフや人事労務担当には、多くの負担がかかりますが、
それ以上に苦しんでいるのは、精神疾患を罹患した社員です。
精神疾患を罹患した社員に、どう向き合うのか、
企業の本質が問われることになります。

精神疾患を克服し、復職を果たした社員は、企業・団体にとって
かけがいのない社員・人材になることに疑いの余地はありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする