ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

ハギビス去る

2019-10-13 | 新潟の風景
台風19号ハギビスの接近により、10月13日に開催予定だった「新潟シティマラソン2019」は、開催中止となった。
無念だ。


台風は太平洋へ去り、風も落ち着き、河川の氾濫も、どうやら新潟市は大事にならなそうとなった頃、シティマラソンのコースを車で回ってみた。全部ではないけど。




台風一過と言えるような青空。
中止になったけどコースを走ろうというランナーを各地で見かけた。


関屋分水は河口の水門が開放されているので、海からの波が入ってきていて、柵を越えた水が下の遊歩道を濡らしていた。遊歩道が浸水するほどの増水は新潟市内の信濃川では見られなかったよう。上流の大河津分水と、この関屋分水のおかげだ。


開放状態の関屋分水水門。
俺も含めて、見物客が何人もいた。


海は大荒れ。
川の濁流が海水とかき混ぜられ、周囲は硫黄のような匂いが立ち込めていた。結構臭い。










もう少し、コースっぽい写真も撮りたかったけど、日没が迫っていたので終了。

今回は、本当に走りたかったので、ため息ばかり出る。しかし台風接近では仕方がない。開催中止を決断した実行委員会の決断を支持している。
昨年の「えちごくびき野100㎞マラソン」に続き、俺にとっては2年連続の大本命大会の台風接近による開催中止。台風が発生した時は、まあ大丈夫だろうと思ったが、その後の進路予想に愕然とした。




大荒れの日本海に向けて新潟西港を出航していった佐渡汽船のカーフェリー「ときわ丸」。当然欠航だと思っていたのだけど出たんだな。
防波堤を抜けたところで、船体が激しく上下に揺れているのが見えた。
乗っている人大丈夫か?PCに取り込んでから拡大してみたらデッキに人いた。怖いもの見たさでしょうか。意外と出ることが禁止になったりはしないものなのですね。
俺はこんな時に乗りたくないですね。船は得意だと思っていたけど、以前に冬に佐渡に行って辛い思いをして以来、荒れた時は敬遠してしまう。
夜のニュースで両津港に停泊している「ときわ丸」が映り、乗ってもいない俺がなぜかホッとした。




そして日没。雲が広がっているため、輝きはない。
すでに「海に沈む季節」になっているが、それも雲に阻まれて見えなかった。


キレイな月が見えたので、帰宅前にちょっとだけ足を延ばす。
七色ライトアップのビッグスワンと満月(ほぼ)。鳥屋野潟の水面にもライトアップが映っていた。

台風19号ハギビスは、新潟県をはじめ日本各地に爪痕を残した。「こころのふるさと」長野県上田市では鉄橋が落ちた。マラソン大会の中止なんて些細なことに思えてくる。実際、些細なのかもしれませんが。
実害はなかったけれど、ハギビスは俺のこころにはしっかり傷を付けていきました。

復興を祈っております。
俺も、とりあえずマラソン大会のためにとった休みの間は落ち込んでいることにして、終わったら前と上を向いていきたいと思います。


【NEX-7】+【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】【Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS】

【Cyber-shot DSC-RX0】

コメント
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