はせ@SKIER's blog

自作パソコン&電子工作、車とスキーが好きー

USB接続のヘッドホンアンプ

2013-05-29 22:59:23 | 日記

 最近、ノートパソコンで音楽を聴くことがよくあるのですが、ノイズレベル(S/N比)や音質がいいとは言えず手軽にアドオンしてそこそこのクオリティの音を手に入れたいと思いました。 ノートパソコンに接続するので、ポータビリティを重視し、USB接続だけでAC/DCアダプタが要らないこと、将来メインアンプに光ファイバで接続できるようにSPDIF Optical Output があること、価格が一万円以内が条件です。

 いろいろと探してみると、以下製品が候補となりました。 製品毎に特徴や感想を書き連ねました。

(1)クリエイティブメディア SB-DM-PHD

 ・筐体が大き目
 ・本体側のUSBコネクタがミニタイプで、抜き差しの繰り返しによる接触不良が気になる

(2)オーディオテクニカ AT-HA40USB

 ・筐体が小さいが軽すぎて置いたとき安定感に欠ける
 ・本体側のUSBコネクタがミニタイプで、抜き差しの繰り返しによる接触不良が気になる
 ・日本のメーカーという信頼度が高い

(3)Audinst HUD-mini

 ・OPAMPをMUSES02などの高性能なものに変更ができる
 ・ヘッドホン端子が大小それぞれあり、ヘッドホンジャック形状に対応させるための変換コネクタが不要
 ・本体側のUSBコネクタが標準タイプで抜き差しの繰り返しにも安心
 ・なんと、フィルムコンデンサーにオーディオ用のWIMAが使用されている
 ・韓国製ということでなんとなく。。。

総合的に、また電子工作の経験がある私にとって(3)は非常に惹かれてしまったので、買ってしまいました。

本体前面

本体背面、全面背面共に金メッキ端子を使用していると思われ、高級感があります。

また、ケースが自作でよく使うようなアルミムクの素材で安定感があります。

内部上面、WIMAコンデンサー(ドイツ製)が使用されています。 過去にオーディオアンプの自作でよく使用しました。 電解コンデンサーは韓国メーカー製のようです。 抵抗器はこれも酸化金属のオーディオ向けと思われます。 ボリュームはALPSのものが使用され部品選定に手抜きは感じられません。

内部底面、基本SMTですが、裏面の半田付けが手作りっぽい感じがします。

内部上面(斜め上から)、コネクタと基盤との接合の作りは、構造的に頑丈な印象で、長持ちしそうです。

で、肝心の音ですが、正直なところメインマシンでDiplayPort経由により聞いた FlexScan EV2736W-FS 内蔵のヘッドホンアンプの音(ヘッドホン:ゼンハイザーHD449、曲:Mariah Carey , Someday )が、高音の抜けがよく音がいいと感じました。 ただ、ここで結論を出すのはオーディオ装置では尚早で、今後エージングや、サンプリング調整による音の変化を期待したいところです。


後日、
本体をモニタに内蔵しているUSBハブを介して(PCからモニタまで5mのUSBケーブルで)接続していたのを、PCのUSB端子に直接 接続してみたら明らかにボリュームと音質が変わりました。 デジタル信号の部分なのになんで変わるのか不思議だと思いましたが、ひょっとしたら供給されるDC電源の質に左右されていたのではと。 アンプに供給される電源をバッテリーなど質の良い電源にしたら音がさらによくなるのではと思いました。 そういう意味では、HUD-mx1みたいな、USB供給とAC/DCアダプタ供給を選択できる機器の方が音がいいのかもしれません。